kotoba日記                     小久保圭介

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草に水をやる人

2009年12月08日 | 生活
信号が青の時は、
進めます。
赤の時は、
建物や空や時計台を見ます。
今朝は、赤だったので、
緑がたくさんの外堀を見ていました。
「ミヨリの森」と映画を見ていないのに、
どうしてだか、僕はこの外堀の景を、
そう呼んでいます。大抵は、声に出さずに、
脳で「ミヨリの森」と言葉にして。
「ミヨリの森」の最下部、
夏は草が高くなり、
今時は背の低い植物の緑です。
その葉面に、
肉眼でもはっきり判る程、
白く霜がおりていました。
気温によって、
僕らの体は大きく左右されて、
寒さは体にとってたいへんなのですけれど、
霜の白を今朝に見た時、
ああ、冬なんだ、
と思いました。

日中になると、
太陽のおかげで、
たくさんの緑は、
ちゃんと生きていて、
道ばたの草を見ていると、
「こんにちは」、
と言われました。
道ばたの草に、
水をやる人がそう言いました。
「こんにちは」と僕も言いました。
水をやる人は、
街路灯の真下にある、
人が「雑草」と呼ぶ草に、
水をやります。
民がこの人をどう言おうと、
僕はこの人を信じていますし、正しいと思います。
これほど、
緑を愛しているのが判りやすい人もそうはいません。
草もそれを判っていて、
目が見る草は、
水と愛情で、
きれいを、
陽光の中で、
発していました。

今日も歩いて労働場まで行ってみました。

  
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