kotoba日記                     小久保圭介

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言葉のグルメ

2021年09月30日 | 生活
  
  


彼岸花と
カメムシ
通称
屁こき虫

けれど
嗅覚と味覚が
おそらく昔から
人より鈍感なので
屁こき虫を
臭いと思ったことがない

ひでえ名前だよな
と同情する

味覚が敏感でないから
何でもおいしいし
グルメになりようがない
「これこれが獅「んだ」
と言われても
実は判らない
上トロを食べさせてもらった時も
まあこんなもんか
と思うし
ハンバーグは
マルシンのハンバーグが一番おいしい

よって
高級レストランや
和食どころとか
好んで高いものを食べたくない
おなかが一杯になれば
それでいい
グルメの人には悪いけれど
おそらく
谷川俊太郎が言っていたことで
「詩というのは言葉の最高のグルメなんです」
は凄く判る

よって
ひどい言葉を読む時
えーって思う

けれど
「ああ自分だったらこうするなあ」
と読みながら
推敲していくことで
さらに自身が
磨かれる

これは北野武監督の言葉の受け売りで、得た知識。

「映画を見て、『ああひでえな』と思うのは簡単で『ああ、おいらだったらこうするな』と思うね」

北野武が粋なのは

「それが勉強になるから」

なんて補足しないところ

それが
言葉の本当に
おいしいところね

説明しないの

事実だけ言うの

これって
最高の言葉のグルメでもあるわけですね
北野監督の映画も
セリフないし
絵だけで見せる
映画について
「理想はどのカットを見ても、絵になっていることだね」
と言う

素敵ね、やっぱり。

だから北野監督でも中上健次でもそうだけど

内容で見たり
読んだりしてはあかんの

そういうことなの


しなやかな言葉が
まろやかでおいしい
ぶっ飛んだ言葉が
激辛でたまらない

旬の野菜の如く
初々しい言葉が
たまらない

起立した言葉群は
香ばしく
歯ごたえがあって
素敵

少ない言葉は
シンプルで
かつ奥深い

大盛りの長編は
食べ放題みたいに
「食った食った」
になる

いずれも
良い音楽や
良い言葉が
大好きで
たまらん

体は食べものでできている
それは食品だけじゃない
比喩でも同じ

だから
上質な音楽を聴けば
耳が肥える
上質な言葉を読めば
あれ?
何が肥えるんだろう??
言語感覚とか違うし
脳が肥えるも違うし
あれれ??

明日
考えよう

---

今日は兄の誕生日
こないだ作った詩を送る


陽子さんと

ナマステ先生に
お菓子をいただく
ありがとうございました
陽子さんからも
飴をいただく
ありがとうございました

10時まで我慢のブルース

---

左足は細い義足
右足にタトゥー男
西へ向かった








コメント
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