kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

心の竪琴

2020年06月10日 | 生活
  

雨が降る

湯屋に向かう
バスは
西に向かって
走って




橋を渡り
信号で止まり
川の堤防を
バスは
走って
ゆく

しまや
に寄ると
あった
薄手の
靴下
あった
靴下
「福助ですから、ものは良いですよ」

しまやに行くと
腹巻きもあった
福助の靴下も
あった
パンツもあった

しまやに行けば
生活に必要なものが
ある

八百屋に向かって
自転車を走らせている
くもり空
梅雨入り

八百屋で
久しぶりに
バナナを
買った
バナナは90円で
売っていたから
買った
食べた

梅雨入り
睡眠


LINEで
歌が届いた
きれいな声の
歌だった

この世で
この歌を
聞いて
いる
この世で
この声を
聞いて
いる

生まれてきた
死んでゆく
その
途上で
この声を
聞いて
いる

瞬間の連続
とまることなき
束の間の
中で
あらゆるものと
連なって
この声が
耳から

に振動して
頭蓋骨を鳴らし
脳の聴覚分野で
聞いて
いる

人は
歌うことができます
楽器を弾くことも
できます

宇宙は鳴る
心の竪琴に
手で触り
弾く
鳴る

宇宙は
鳴る
響く

紫色の
実からでも
宇宙へ行ける
人の歌声からでも
宇宙に行ける

ここは
宇宙ですから









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする