裸木を見ている
春を思う
裸木に
陽
当たる
---
かばんから
ラジオをテーブルに置き
イヤホーンをしてラジオを聞く
---
背中に
311が突き刺さったまま
もうすぐ7年
あの日わたしは
と記憶は未だ鮮明だ
あの日の朝
道路で鳥の屍があった
車に飛ばされたのだろう
その鳥の屍を
ほうきでちり取りに乗せ
植え込みの中に入れた
思えば
アレは不吉な予兆だったと
おそらく
一生忘れることはないだろう
2011年3月11日は
金曜だった
---
マンホールの中から
流水の音が聞こえる
と思っていたら
ちがった
流水の音は
店頭にある
マーライオンからの音だった
春を思う
裸木に
陽
当たる
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かばんから
ラジオをテーブルに置き
イヤホーンをしてラジオを聞く
---
背中に
311が突き刺さったまま
もうすぐ7年
あの日わたしは
と記憶は未だ鮮明だ
あの日の朝
道路で鳥の屍があった
車に飛ばされたのだろう
その鳥の屍を
ほうきでちり取りに乗せ
植え込みの中に入れた
思えば
アレは不吉な予兆だったと
おそらく
一生忘れることはないだろう
2011年3月11日は
金曜だった
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マンホールの中から
流水の音が聞こえる
と思っていたら
ちがった
流水の音は
店頭にある
マーライオンからの音だった