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kotoba日記                     小久保圭介

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寒い冬の道行き

2017年12月30日 | 生活
真っ暗で
何も見えない
車窓
冬の寒さの中で
電車は北へ向かう

犬山
降りると
イワナの塩焼き
それと
親子どんぶり

寒い道を歩いてゆく
交差点の地名を確かめて
城下町は
閑散として
灯りも制限されている
のだという
店の名前を見つけて
中に入ると
小さな暖

大広間への入口の
扉を開けると
暖かく
すでに30人ものひとだち
知っている顔を探しては
挨拶しては
うしろの残った席に座り
ずっと静かの中にいた

歌は人によって
歌われ
それを見聞きしては
思いを重ね
歳月の流れを感じて
帰路をゆく

今年最後は
歌いの大気

中にいた



まるで聖書の中を歩いている

2017年12月30日 | 生活
お坊さんの説話みたいに

ペケの歌は緑色
ペケが歌った加川良さんの歌詞は
赤茶色

人生と寄りそっている人の


背筋を伸ばしている

水を飲む人

闇の中で
薄暗がりの中で
文字を書いている
文字が見えないけれど
それでも2017の手帳の最後に
書き連ねている

ココアを飲んで
行燈
古民家の窓の
向こう

静かな人々は
座って聞いている

「これが宝と」
「太陽のふきだまり」
「青い田んぼ」
「みつばちたちの起こす風」

ジェット気流の
もっと上から
来た人の歌

静か過ぎて
雨に当たって
べりべりになった紙の音
手帖をめくる音が
響いてしまう
ペンを走らす音も

「なむきっだるま」
「ハレルヤ」

やはり
ここは
聖書の中だ
そこを歩いている

宇宙に向かって
屁を吹いて

女性の声が加わる
小学校の
音楽の先生のような
そんなきれいな声

歌詞カードなしの
生歌

「何もなかった始まりで 耳を澄ませて待ってます」

口笛のまわり

「まだ誰も月にたどりつけなかったころ」

「光の中を歩く」

水入り

         

   犬山ふう にて

  「」内の言葉は、いとうたかおさんの歌詞を引用。         



ペケ 犬山ふう

2017年12月30日 | 生活




今日はここに行ってきました。
まるで聖書の中を歩いているような気分でした。
思えばたくさんの場所で、
ペケのライブを聞いてきたなあ、
と思いました。
からだひとつが、
とかboyとか、
もう35年の歳月を経て、
未だ、
この場所で聞くという、
歌がずっと褪せることなく聞こえてくるということ。

わたしが16歳くらいからだから、
思いつく限り、
聞きにいった場所を書いてみます。

名古屋市旧中区役所ホール、
愛知県森林公園野外音楽堂、
今池yucca、
大阪天王寺野外音楽堂、
大須ELL,
愛知工業大学学園祭での教室、
京都グライダー、
岡崎八曜舎、
一社キャラバンサライ、
今池得三、
東別院の東方にある二階のお店、
栄lovely、
伝馬町あたりの囲炉裏のある喫茶店での生歌ライブ、
エコストック2006庄内川河川敷、
鶴舞KDハャ刀A
川名ぶらすわん、
今池アャXトロフィーⅡ、
大阪服部緑地公園野外音楽堂、
新栄きてみてや、
そして犬山ふう。

40年ぐらい、
ずっとペケの歌と一緒に、
生きてきた。
30代の時は、
「時間の花の咲く丘で こころの波に揺られてる すべてはひとつね それだけと ただ在ることと遊んでる」
という歌詞の、
ただ在ることと遊んでる、
という歌詞に、救われた。
涙を流して、
録音したテープを何度も何度も、
聞いた。
「もう何も恐れることはない 泣きたい時に泣き 笑いたい時に笑う」そんな言葉が。
もっと古くは
「流れる大気がお前を守る」
それから「光の中を歩けよ」「どんどんどんどん行けばいいのさ」、
「続けようぜ続けようぜ たった一度きりの旅さ」
その他、
列挙するには無理な数多の歌詞とともに、
ペケの歌とともに、
支えられて生きてきたように思う。
自然観もペケからの影響だ。
そして明日からも、
「からだ一つが頼りのわたしは太陽見あげて今日も笑って」
いたいし、
「道をはずれ おりてゆこう 川の流れを聞きにゆこう 言葉はもう見つからない 魂だけが浮かんでる」ように、
生活できればいいな、
と思います。


言葉と一緒に歩いてゆく

2017年12月30日 | 生活
昨夜は
6時半には
眠ってしまった

今朝早く起きて
また寝た

起きて
カーテンに陽がさす時
階下におりて
ソファに寝そべる

さえない時は
言葉を書く
すると
元気になってくる
不思議なものだ
いつもそう
疲れていても
一行だけと
奮起して
ワードプロセッサーに向かう
一行だけ
と言い聞かせ
初めの一歩を踏み出せば
どんどん言葉と一緒に歩いてゆく
目が見たことを
書き連ね
今年も
ようよう
終わってゆく