真っ暗で
何も見えない
車窓
冬の寒さの中で
電車は北へ向かう
犬山
降りると
イワナの塩焼き
それと
親子どんぶり
寒い道を歩いてゆく
交差点の地名を確かめて
城下町は
閑散として
灯りも制限されている
のだという
店の名前を見つけて
中に入ると
小さな暖
大広間への入口の
扉を開けると
暖かく
すでに30人ものひとだち
知っている顔を探しては
挨拶しては
うしろの残った席に座り
ずっと静かの中にいた
歌は人によって
歌われ
それを見聞きしては
思いを重ね
歳月の流れを感じて
帰路をゆく
今年最後は
歌いの大気
の
中にいた
何も見えない
車窓
冬の寒さの中で
電車は北へ向かう
犬山
降りると
イワナの塩焼き
それと
親子どんぶり
寒い道を歩いてゆく
交差点の地名を確かめて
城下町は
閑散として
灯りも制限されている
のだという
店の名前を見つけて
中に入ると
小さな暖
大広間への入口の
扉を開けると
暖かく
すでに30人ものひとだち
知っている顔を探しては
挨拶しては
うしろの残った席に座り
ずっと静かの中にいた
歌は人によって
歌われ
それを見聞きしては
思いを重ね
歳月の流れを感じて
帰路をゆく
今年最後は
歌いの大気
の
中にいた