goo blog サービス終了のお知らせ 

kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

文学と自然

2016年10月23日 | 生活
天ぷらや
味噌煮込みうどん
を食べながら
海馬が一日に
記憶する数の話
捨てる記憶と
残す記憶
大脳皮質へ

交差点を渡り
通ったことのない
道を選び
階段をあがり
ドアを開ける

窓際の席で
コーヒーを
飲みながら
漱石の写生文について
1972年の柄谷行人の本を探すと言う
大岡昇平も
「漱石には写生文がある」
と書いてあると言う
そこに
ぶつかっているのだという

帰り道
ハーブの葉の脇を通って
また
金木犀の香りに
ぶつかる
「あれ、こんなところにも」

オレンジ色の
金木犀の花を
見あげて

---

笑の四人は
いつもの
店で
いつになく
大笑いして
センチメンタルになり
情熱と分析と思惟を
繰り広げては
時は経つ

---

夜半
紅葉

見ていた

文学と自然
文学と
自然