gostop

朝、食事を作る元気がないので、
喫茶店ですませました。
そこは、時々、
絵の個展をやっています。
ジャコメッティの画集が本棚にあり、
細長い絵を見ていました。
南を向いて、
窓の外を眺めました。
遠く離れた椅子で、
老婆が咳を続けました。
店主が老婆に気遣いの言葉を、
かけていました。
老婆はなんでもない、
という返事をして、
新聞を読み続けていました。
ほどなく、サラリーマンがたくさん入ってきて、
商談を始めました。
しずかは、やぶれ。
店を出ました。
来たとき、降ってきた小雨は、
あがっていました。

神社までナントカ歩き、
お祈りをしました。
神社の中の石に、
座りました。

家に帰って、
今日の予定を書きました。
朝は曇っていて、
西の空は雨雲がどんどん多くなってきていました。
でも、洗濯物がたまっていたので、
洗濯をしました。
干したと同時に、
雨が降ってきました。
でも、洗濯物はそのままにしておいています。
いつか乾くから。
雨の臭いなんて判らないし。

午後からひどく降りました。
外へ行く用事がいくつかありましたけれど、
しょうがないです。

行き交う人に、
goと言われ、
stopと言われ、
どちらだと考え、
どちらも正しい。
答えは、
体が言いました。
stopと、はっきり、迷いなく。