蝉とキリギリス

　朝、蝉が鳴き始めた。遠くから聞こえてきたように思ったが近くの公園で鳴いていた。多分、クマゼミだと思う。足下に目をやるとキリギリスが居た。キリギリスの範疇は広く、クサキリとかカヤキリとか呼ばれているものであろうか。梅雨の晴れ間だけれどもう夏だと言える。今年は家の百日紅の花がもう咲いた。いつも夏の終わりにかけて咲いているのに異常である。何か良いことか、悪いことかが起きるのではないかと疑心暗鬼になる。くじで言えば「平」が一番よい。何もないことを望みながら、同時に心の奥底では感動を求めている。蝉の鳴き声を聞けたこと、緑色のキリギリスを見たこと、ピンク色の百日紅の花が咲き出したこと。これらにただ感動するだけで、余計なことを考えないようにした。

　今日の夕食は、


　◆鮪のやまかけ　◆肉じゃが　◆もやしの胡麻酢和え　◆もずくの味噌汁　◆ご飯
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