ハムの日と言うよりは

　　８月６日は、ハムの日らしい。けれど広島に原爆が落ちた日の方が強烈である。茸〔きのこ〕雲の下で亡くなられた方々の無念を思うと頭が自然と下がる。やはり、戦争は怖い。醜い。敵も味方も人が人でなくなるから。攻める方は鬼になり、守る方は虫けらや血の通わないものになる。命を取り合い、傷つけあうということは人間の持つ情を失くすことなのだ。お国のため、天皇のため、家族のため、と名目をつけられても、戦争に行くことは御免こうむりたい。それは人間でありたいから。人間として死にたいから。戦争で亡くなられた方の無念はそこにあるのではないか。先の戦争で充分反省し分かっていたはずなのに集団的自衛権行使の法律でまた戦争に巻き込まれようとしている。悲しい。法律が成立しても次回選挙でそれを反故〔ほご〕にさせねばならないと強く思う。夜遅く姫路・娘宅から戻って来ました。