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靖国神社にどうしても参拝したい安倍総理は、中・韓の非難も何のその。果して大丈夫か?

2013年12月26日 18時18分59秒 | 日記
 今日突然、安倍総理は靖国神社に参拝した。

 もっともマスメディアの記事によると、国会も終了し、沖縄の仲井間知事の普天間から辺野古への基地移転にも同意を得た、このタイミングを見計らって、安倍政権を支持する保守層の不満を和らげるためと言う。

 参拝後の会見内容は、相変わらずいつもと一緒だ。

 「日本のために尊い命を犠牲にした英霊に尊崇の念を表し、御霊(みたま)安らかなれと手を合わせた。鎮霊社にも参った。鎮霊社はすべての戦場に倒れた人々、日本人だけでなく諸外国の人々も含めた慰霊のための社だ。すべての戦争で命を落とされた人々のために手を合わせ、冥福を祈り、二度と再び戦争の惨禍で人々の苦しむことのない時代を作るとの決意を込めて、不戦の誓いをした」

 靖国神社参拝に中国・韓国が強く反発するのは、第2次大戦のA級戦犯が合祀されているからだ。

 米国が非難するのはアジアの近隣国間で、これ以上緊張状況を起こして欲しくないと言う事もあるが、中・韓両国が日本の侵略戦争の遂行者であった戦争犯罪人であるA級戦犯の合祀に非難している事に、米国も明確に同意している。

 事実として、米国アーリントン墓地に外国高官が慰霊の参拝をする事は非常に多いが、靖国神社に慰霊の訪問をした米国高官は一人もいない。その理由は言うまでもなくA級戦犯が合祀されているからである。

 今回の安倍総理の言葉には相変わらず、A級戦犯合祀の問題は完全にスルーしている。 そして不戦の誓いを何故靖国神社で行うのだろう。 果して国民が本当に安倍総理の靖国参拝を支持していると思っているのだろうか?

 消費増税も来春実施され、中国、韓国との貿易額は今後いっそう減少するであろう。 来春以降の日本経済は、かなり不安要素が増えてしまった。 筆者には安倍総理の頭の中は全く理解できない。

(日本経済新聞 電子版を以下に貼り付け)

首相靖国参拝、日米同盟への影響焦点 米国は「失望」

2013/12/26 16:00 情報元 日本経済新聞 電子版

 安倍晋三首相が靖国神社を参拝した。「首相の年内参拝はあり得る」と秋からみてきた外交当局が注視するのは日米同盟への影響だ。駐日米大使館は26日、首相の靖国参拝について「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに、米国政府は失望している」との声明を出した。

 11月、バイデン副大統領のアジア訪問を前に、政府高官は「もし今、首相が靖国を参拝すれば、バイデン氏は日本訪問を取りやめるだろう」と懸念していた。10月の秋季例大祭の時も、首相は靖国参拝を模索していたためだ。

 先に閉幕した臨時国会は結果的に短期間、延長されたが、首相官邸は「会期通りにとじる」を基本方針にしていた。予算編成に影響が出ることもあったが「靖国を年内に参拝する機会を探るためではないか」と観測する関係者もいた。

 第1次内閣で訪問しなかったことを「痛恨の極みだ」と表した首相は、自らの言葉にこだわっていたとされる。中韓両国との関係悪化は、小泉純一郎元首相が「外国首脳で靖国参拝を批判するのは中国、韓国だけだ」と指摘するように、外務省も覚悟のうえだ。問題は米国の反応にある。

 今年秋、首相側近の衛藤征士郎氏がひそかに米国を訪問し、ホワイトハウスや国務省の関係者と懇談を重ねた。首相が靖国を参拝した場合の反応を探る狙いだった。日本政府筋は「米側は総じて『中韓との緊張をもたらすのは好ましくない』との態度だった」と明かす。キャロライン・ケネディ駐日米大使の赴任前に探ったのも、首相が靖国を参拝した場合の反応だった。

 それでも首相は靖国を参拝した。同じく靖国を参拝した小泉氏は当時のブッシュ大統領と強い絆があった。米国大使館は靖国参拝の直後、声明を出した。米国はいま、クリスマス休暇の最中でもある。オバマ政権の本格的な反応は、年明けになるとみられる。

(貼り付け終わり)