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北朝鮮・金正恩政権には中国も頭痛の種。北の挑発には強力制裁

2013年12月21日 15時19分41秒 | 日記
 北朝鮮 金正恩政権によるナンバー2張成沢(チャン・ソンテク)の判決後の即日処刑は、日本でも大きく報じられた。

 今後の北朝鮮の動静をどう判断するのか、日本国内の評論家などのいろんな立場からの観測も出されていたが、北朝鮮と一番近い関係にある中国の考え方が、日本政府と中国の間の冷たい関係から、正確な情報が入っていなかった。

 今日21日の韓国・中央日報が、中国国務院(行政府)外交戦略諮問役(参事)の時殷弘人民大国際関係学院教授(62)にインタビューして報じている。

 ズバリ。  中国にとっては「北朝鮮の動きは頭痛だ 」と一言で表現している。

 北朝鮮は王朝独裁政権であると評している。いわゆる本来の王朝国家ではなく、独裁者の国家だと断じているのだ。

 「外部から見るよりも北朝鮮政権ははるかに不安定だ。特に金正恩があまりにも傲慢で即興的だ。米国・韓国にだけ傲慢なのではなく、中国にも傲慢だ」と教授は述べる。

 少々の事がらでは、中国の北朝鮮への基本的姿勢は変わらないかもしれないが、中国 習近平主席も頭痛の種だろうと、この教授は見ている。

 隣国である韓国は、いざ北朝鮮から多数の陸軍兵士に侵入されたり、首都に多量のミサイル攻撃をされたら、防ぎようがないのが現実らしく、本当に金正恩政権の動きには気が気でないようである。

 米中韓露日と北朝鮮の6カ国協議は、拉致問題等で日本が北朝鮮と独自交渉などする事なく、ここは慎重に5か国の協調路線を組まないと、思わぬ弊害が生じるように筆者は思う。

(以下に中央日報を貼り付け)

「北が挑発すれば中国も強力制裁へ」
2013年12月21日09時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

北朝鮮=頭痛。張成沢(チャン・ソンテク)処刑後の中国指導者の対北朝鮮観だ。そして北朝鮮が挑発すれば、その頭痛は強力な対北朝鮮制裁に変わるだろう。中国国務院(行政府)外交戦略諮問役(参事)の時殷弘人民大国際関係学院教授(62)の確信だ。

時教授は中国最高の国際戦略家の一人と評価される。特に米国の世界戦略と北東アジア政策の専門家として知られる。16日、時教授にインタビューした。

--張成沢処刑の背景は。

「権力闘争などの言葉があるが、北朝鮮の本質を見る必要がある。北朝鮮は王朝政権ではなく王朝独裁政権だ。王朝は世襲をするが、第2人者、第3人者のための権力配分を容認する。しかし王朝独裁政権は、いかなる形態であれ権力を持てば除去する。張成沢処刑は金正恩の権力に対する自信の欠如と王朝独裁権力の本質的な残忍性を意味する。今後、第2、第3の犠牲者が出てくるだろう」

--誰のことか。

「端的に話すのは難しい。朴奉珠(パク・ボンジュ、内閣総理)ともいわれるが、彼は第2、第3の権力を持つ人物ではない。崔竜海(チェ・ヨンヘ、人民軍総政治局長)はすでに行動に注意している。しかし李英鎬(リ・ヨンホ、北朝鮮軍総参謀長)と張成沢除去で功績があるため、派閥が作られるはずだ。その場合、崔竜海も(粛清の)例外ではない」

--金正恩の権力は固まっているのか。

「金正恩政権に入った頃、当時の胡錦濤中国国家主席が(党と内閣・軍に)北朝鮮の安定のためにあらゆる支援をするよう指示した。それでも張成沢に対する粛清が進められた。 外部から見るよりも北朝鮮政権ははるかに不安定という証拠だ。特に金正恩があまりにも傲慢で即興的だ。米国・韓国にだけ傲慢なのではなく、中国にも傲慢だ」

--習近平主席らも憤りを感じそうだ。

「習主席と直接話していないので分からない。しかしはっきりしているのは、北朝鮮が中国の指導者にとって“頭痛”という事実だ。中国指導者の間ではまだ北朝鮮問題をめぐり若干の見方の違いがあるようだ。(戦略的な価値として)伝統的な意味の北朝鮮と(韓半島の不安を助長する)現実的な意味の北朝鮮の間での悩みだろう」

--張成沢事件で中国の対北朝鮮政策に調整があるのか。

「対北朝鮮政策など敏感な対外政策は、国務院でなく習近平主席が管理する。一つはっきりしているのは、韓半島(朝鮮半島)の安定と平和発展を望む中国の外交政策は一つや二つ事件で変わるものではないという点だ」

--今後、北朝鮮が挑発し、地域の安定を脅かしてもそうだろうか。

「そうなれば中国もがまんしないだろう。すぐに国連・米国・韓国と協力し、対北朝鮮制裁を強化するのは明らかだ。(韓半島の)安定と平和のための状況論理だ」

(貼り付け終わり)