トランプ大統領がイランのロウハニ大統領と無条件で会談に応じる考えを表明したという。
北朝鮮と同じトランプの手法に筆者には思えた。
突然のイランの核開発を抑える合意からの離脱表明や、イランに対する経済制裁などを矢継ぎ早に発動し、イランとの対決姿勢を示していたが、トランプ大統領が両国の首脳会談を提案するところなど、北朝鮮に対する対応と全く同じといえる。
いわゆるトランプ流の外交手法なのだろう。 相手国と一戦交える直前まで緊張を高めながら、トランプ氏は軍産複合勢力の力を削ぎたいという本音も強いだけに、絶対に戦争状態は避けようとするかの如く、対話路線を選ぶのだ。
米国の軍産勢力も、本音では戦争状態になることを望んでいないが、軍事予算を拡大獲得したいために、緊張状態の激化には大いに賛同する。 そして同盟国に対しても、抜かりなく米国製の軍事装備を売りつける。
トランプは一度は彼らに喜ばせて、一挙に和平を前提とした首脳会談で緊張状態を緩和し、最終的に米国内の軍事予算の削減を狙うのだ。そのうえ、ちゃっかりと米国の同盟国に軍事装備のカネを出させる。
今回、日本の防衛省がイージスアショアのレーダー装備を買わされるようだが、肝心の仮想敵国である北朝鮮は、緊張緩和の方向に舵を切り替えているようだし、本当にこんな装備が必要なのか? 価格もどんどん上昇して1千3百億円以上になり、価格交渉もできない。米国の言い値で買うらしい。
しかも正式に納入されるのは5年以上も先のことになるという。そのころには北朝鮮は復興や開発需要の増大で、経済最優先の国になっている可能性も大いにあるというのに。。
トランプ大統領の米国だ。所詮は百戦錬磨のビジネスマン相手だ。このあたりで日本の対応もビジネス流に切り替えたらどうだ。 アメリカ様の言うとおりに付き従うのは、余りにも惨めだぞ。
(日本経済新聞 電子版より貼り付け)
トランプ氏、イランと首脳会談に意欲「いつでも会う」
2018/7/31
【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は30日、緊張が高まっているイランとの関係について「もし彼らが会いたいのであれば、いつでも会う用意がある」と述べ、ロウハニ大統領と無条件で会談に応じる考えを表明した。トランプ政権はイラン核合意から離脱して制裁の再開を決めるなど圧力を強めてきたが、対話による緊張緩和の道を排除しないことを示した。
ホワイトハウスでイタリアのコンテ首相と会談した後の共同記者会見で述べた。トランプ氏は対話について「イラン、米国、世界のいずれにもいいことだ」と指摘した。緊張が高まる中で首脳会談を開くことには「全く問題ない」と強調。「彼らも最後には(私と)会いたくなるだろう」と語った。
イランは現時点で米国との対話に否定的とみられている。ただ、米国の圧力によりイランの経済難は深まっており、穏健派とされるロウハニ大統領がトランプ氏の発言にどのように反応するか注目される。
親イスラエルを鮮明にするトランプ政権は5月、オバマ前政権時に欧米などとイランが2015年に結んだ核開発を抑える合意からの離脱を表明。8月上旬にはイランへの経済制裁を再開する。イランは猛反発し、両国の対立は先鋭化していた。
ポンペオ国務長官はトランプ氏の発言後に米CNBCテレビのインタビューに応じ「イランが核開発を実際にやめる合意を結ぶなどの条件が整えば、トランプ大統領はイランと対話する用意がある」と補足した。
(貼り付け終わり)
北朝鮮と同じトランプの手法に筆者には思えた。
突然のイランの核開発を抑える合意からの離脱表明や、イランに対する経済制裁などを矢継ぎ早に発動し、イランとの対決姿勢を示していたが、トランプ大統領が両国の首脳会談を提案するところなど、北朝鮮に対する対応と全く同じといえる。
いわゆるトランプ流の外交手法なのだろう。 相手国と一戦交える直前まで緊張を高めながら、トランプ氏は軍産複合勢力の力を削ぎたいという本音も強いだけに、絶対に戦争状態は避けようとするかの如く、対話路線を選ぶのだ。
米国の軍産勢力も、本音では戦争状態になることを望んでいないが、軍事予算を拡大獲得したいために、緊張状態の激化には大いに賛同する。 そして同盟国に対しても、抜かりなく米国製の軍事装備を売りつける。
トランプは一度は彼らに喜ばせて、一挙に和平を前提とした首脳会談で緊張状態を緩和し、最終的に米国内の軍事予算の削減を狙うのだ。そのうえ、ちゃっかりと米国の同盟国に軍事装備のカネを出させる。
今回、日本の防衛省がイージスアショアのレーダー装備を買わされるようだが、肝心の仮想敵国である北朝鮮は、緊張緩和の方向に舵を切り替えているようだし、本当にこんな装備が必要なのか? 価格もどんどん上昇して1千3百億円以上になり、価格交渉もできない。米国の言い値で買うらしい。
しかも正式に納入されるのは5年以上も先のことになるという。そのころには北朝鮮は復興や開発需要の増大で、経済最優先の国になっている可能性も大いにあるというのに。。
トランプ大統領の米国だ。所詮は百戦錬磨のビジネスマン相手だ。このあたりで日本の対応もビジネス流に切り替えたらどうだ。 アメリカ様の言うとおりに付き従うのは、余りにも惨めだぞ。
(日本経済新聞 電子版より貼り付け)
トランプ氏、イランと首脳会談に意欲「いつでも会う」
2018/7/31
【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は30日、緊張が高まっているイランとの関係について「もし彼らが会いたいのであれば、いつでも会う用意がある」と述べ、ロウハニ大統領と無条件で会談に応じる考えを表明した。トランプ政権はイラン核合意から離脱して制裁の再開を決めるなど圧力を強めてきたが、対話による緊張緩和の道を排除しないことを示した。
ホワイトハウスでイタリアのコンテ首相と会談した後の共同記者会見で述べた。トランプ氏は対話について「イラン、米国、世界のいずれにもいいことだ」と指摘した。緊張が高まる中で首脳会談を開くことには「全く問題ない」と強調。「彼らも最後には(私と)会いたくなるだろう」と語った。
イランは現時点で米国との対話に否定的とみられている。ただ、米国の圧力によりイランの経済難は深まっており、穏健派とされるロウハニ大統領がトランプ氏の発言にどのように反応するか注目される。
親イスラエルを鮮明にするトランプ政権は5月、オバマ前政権時に欧米などとイランが2015年に結んだ核開発を抑える合意からの離脱を表明。8月上旬にはイランへの経済制裁を再開する。イランは猛反発し、両国の対立は先鋭化していた。
ポンペオ国務長官はトランプ氏の発言後に米CNBCテレビのインタビューに応じ「イランが核開発を実際にやめる合意を結ぶなどの条件が整えば、トランプ大統領はイランと対話する用意がある」と補足した。
(貼り付け終わり)