元気な高齢者こそ使いたい電子機器

80歳を過ぎても、日々の生活を楽しく豊かにする電子機器を使いこなそう

毎日JPから橋下徹氏への誤報反論が出た。

2013年05月30日 14時36分11秒 | 日記
 30日に毎日JPに下記のような橋下氏への反論が若狭編集局長の署名入りで掲載された。
 責任あるジャーナリストなら当然の反論である。朝日はどうなのであろうか?朝日デジタル版は有料なので筆者はビンボーなため読んでおりません。(笑)

以下に毎日JP5月30日版を貼り付けます。

 慰安婦発言「誤報」の主張:橋下氏に反論する=大阪本社編集局長 若菜英晴

 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が、従軍慰安婦を巡る発言の報道に対し、「誤報だ」と繰り返し主張している。本紙に関しては、具体的にどの記事を指しているのか定かでないが、「自分の真意を伝えないメディアの報道がおかしい」という趣旨のようだ。

【橋下氏慰安婦発言】記者団との一問一答(筆者注 ここは本編ではクリックすると読めるようになっています。)

 経過を振り返る。今月13日に問題の発言があり、本紙は同日夕刊最終版(大阪発行)から報道した。大阪発行の14日朝刊では、沖縄の米軍に「風俗業活用を」と話したことも含めて記者団との一問一答を掲載し、ネットでも公開した(毎日jpに一問一答記事を掲載)。橋下氏は14日、自身のツイッターで「かなりフェアに発言要旨を出している。毎日の一問一答がある意味全て」と書き込んだ。しかし、17日の囲み取材で「大誤報をやられた」と語り、メディア批判をさかんに展開し始めた。

 橋下氏は「メディアは一文だけ聞いてそこだけ取る」「文脈をきちっと取って報道すべきだ」と言う。では、14日の一問一答全体や文脈から何が伝わったのか。沖縄の地方紙、琉球新報の18日社説はこう書いている。

 「『海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロール』するはけ口として、生身の女性をあてがおうとする発想そのものがおぞましいのだ」「(戦時中)『慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる』と述べたが、『分かる』はずがない」「沖縄の代弁者であるかのように装うのはやめてもらいたい」。同感である。

 橋下氏は後に「風俗業発言」は撤回したが、文脈から伝わったのは、従軍慰安婦問題の見解や歴史認識以前の、橋下氏の人権感覚、人間観ではないだろうか。国内外に批判が広がったのもこの点にある。「報道で正反対の人物像・政治家像が流布してしまった」と橋下氏は言う。しかし、流布した原因は橋下氏の発言、言葉そのものにある。報道批判は責任転嫁だ。ましてや、「日本人の読解力不足」との指摘はあたらないし、「他国も同じようなことをした」との主張は論点のすりかえと映る。

 「バカ」「頭が悪い」……。橋下氏はツイッターで毎日新聞や批判的なメディアに対してこのような言葉を繰り返しぶつける。これにはいちいち反論もしないが、政治家であるならば、冷静で吟味された言葉で語るべきだ。荒っぽい言葉を「本音」ともてはやすことは、人を傷つけるだけでなく、国益も損なうことを今回の問題は示している。
 以上 貼り付け終わり。

 筆者は橋下氏の今回の発言に政治家の人格、品格の欠落を前の日記で指摘したが、まさに若狭編集局長も指摘されている。

 大阪市議会で橋下市長への問責決議案が出されるようだが、大阪市民の皆さんもこういう人格の市長をそのまま追認する気なのか?

 筆者は元大阪市民として本当に恥ずかしい思いがする。

橋下氏の外国特派員協会の会見質疑応答を見ました。あー疲れた。

2013年05月29日 15時57分37秒 | 日記
 橋下氏の27日に行われた外国特派員協会での2時間30分以上にわたる会見ビデオが、ネット上にアップロードされていたので筆者は苦痛を感じながら視聴しました。

 日本語と英語の翻訳が入るため、実質は1時間程度の内容でした。

 旧日本軍が国家または軍部が強制連行して慰安婦の施設を設けたのか河野談話でもあいまいな表現になっており、韓国側は強制連行を行った、日本側は業者が入って強制ではなかったという、本来なら安倍政府見解を聞きたい内容がかなり長い間質疑された。

橋下氏は両国でもっと意見を交わし見解の統一を図るべきだと言う、良い子ぶり回答で終始していた。

 筆者が聞いたところによれば、慰安所の設立は戦前でも女性の人権を守るという見解から禁止の条約があり、日本もその条約に署名していたらしい。

 その為、軍部としても当然直接慰安婦や慰安所の設置には関わる事が出来ず、民間業者に委託下請けさして、軍部としては文書にも残らないようにしていた事は当然察しがつく話だ。

 だから右翼の自民党議員連中が言うように、軍部の直接介入はなかったし証拠も見つからないのであろう。

 しかし考えてみると、福島原発の除染作業でもすべてそうであるように、実際の作業は民間の下請け、孫請けに任されているのである。

 何か問題が表面化した時は、政府も役人も関与していない事にして知らぬ存ぜぬになるのだ。

 昨日のマスコミによる誤報が橋下氏の発言が誤って拡散したという問題は、自分の発言の主語をカットして誤報されたとスルーと逃げていたが、誤報されるような要旨に記者が書いてしまうような印象を橋下氏が与えたのだと思わざるを得ない。

 まあ、どっちにしても彼の発言によって外国特派員がどこまで発言内容を正確に理解出来たか、筆者には疑問であった。

 最新のニュースでは橋下氏の米国訪問は中止になったとのこと。恥の上塗りは止めたほうが良い。

 戦争に参加する軍人と性処理の問題は正直のところベストの解決策など見出せないし、それよりもベトナム、イラク等に参戦した帰還米軍兵士の自殺問題など、もっと深刻な問題もアメリカは抱えている。

 日本の自衛隊のイラク後方支援で参加した隊員にも自殺者が出ているのだ。

 国防軍の拡充などと威勢の良い安倍右翼内閣の発言ばかりが目立つが、実際に軍に参加している兵士の深刻な苦悩にも、我々は真剣に配慮するべきである。

橋下徹氏に誤報と言われたマスコミは反論しないのか?

2013年05月28日 16時23分54秒 | 日記
 27日に橋下徹日本維新の会共同代表の外国人特派員協会での会見が終わった。

 事前にかなりの分量のペーパーも配られていたようだが、今朝の東京新聞「こちら特報部」でかなり詳細な批判記事が出稿されていた。

 ほんの5~6分で読める、しかし的を得た批判をした記事であったと筆者は思いました。

 筆者は改めて東京新聞のジャーナリスト精神に、読者として満足を覚えた次第です。

 橋下氏の昨日の会見でもマスコミが自分の発言を切り取って誤報を伝えたと、今回の責任はマスコミにもあると非難している。

 非難されたマスコミの皆さんよ。それを黙って聞き流しているのか?

 正々堂々と、どこが誤報だと食ってかからないのだ? 特に橋下氏は朝日や毎日を非難していたと筆者は記憶している。

 筆者は読朝毎産経日経等購読していないので正確な事は言えないが、ネットで検索した範囲では反論は見つからなかった。

 しかし彼の言わんとするところを、簡潔に切り取って記事にするのがマスコミ人のすることで、おかしくもなんともない。

 橋下氏の主張を、簡潔に読者や視聴者に見せるのがマスコミ人の仕事である。
 
 筆者も事前に出された橋下氏のペーパーをネットで見たが、誰が暇にあかして彼の弁明を隅から隅まで読むものか。我々はそんな暇人ではない。

 簡潔に橋下氏の主張の大意を数行の記事で読み判断するのだ。

 TVで見る限りなんと多くのマスコミ関係者らしい人たちが会場狭しと詰めかけていた。勿論本来の目的の外人記者は良しとして、見たところ7割以上が日本人記者やTVカメラマンだ。

 ただただ橋下氏の映像を撮って仕事が完了ではない。彼の詭弁や話のすり替え、弁護士出身者特有のどちらともとれる分かりづらい表現を論破するべきなのだ。

黒田日銀総裁の円安頼みの株価上昇は終わった。

2013年05月27日 16時06分37秒 | 日記
 27日月曜日の日経平均株価は先週の終値を大幅に回復するかと期待されていたようだが、結局14,125円  △487円で引けた。

 筆者には完全に調整局面に入ったように思える。

 今朝の週刊現代、週刊ポストなどの新聞広告が、6月に向かい株価崩落予想と派手な見出しが躍っていた。

 アベノミクスの浮かれ気分をマスコミ報道が演出していたが、景気回復のメッキが剥がれ落ちないように、安倍政権は真面目に真剣に財政引き締め政策や日本経済の成長戦略を打ち出さなければならない。

 今のところ筆者には画期的な成長戦略があるようには見えず、結局日銀の黒田式大幅金融緩和だけが目立ってしまうと、株価はもう一段の下押しが始まると思える。

 マスコミ報道に垣間見える成長戦略は、特区構想や最先端医療、総合インフラ輸出、アニメなどの映像ソフトの輸出など別に目新しくもなく、それらに関連した企業はとっくの昔に取り掛かっているものばかりだ。

 日本の産業構造は既に海外生産品を国内に輸入するという構造に変化しているのに、相変わらず円安で輸出を伸ばすと、バカの一つ覚えのように政府もマスコミも垂れ流しているが、自動車でも海外生産品を輸入販売しようとする計画が具体化している。まあしかし円安で稼げるのは自動車輸出程度のものだ。

 ましてTVや家電製品の裏を見るとMade in Chinaと刻印された製品が圧倒的に多いではないか。衣料品など大部分は海外生産だ。

 日本は既に輸出で生きている国ではないのだ。だから従来からの原油や食料品のほかにも膨大な輸入品があるため、貿易赤字が膨らみ続ける。これに円安が余計に国際収支の悪化をもたらす。
 
 安倍内閣よ頑張れよ。70%と国民の支持率も高いのだからね。あっと言うような成長戦略を見せてくれ。

橋下氏の外国特派員協会での記者会見で、9条改正は不可能になる?

2013年05月26日 11時46分01秒 | 日記
 橋下徹日本維新の会共同代表の慰安婦問題は国内だけでなく、韓国、中国などでも火が消えずくすぶり続けている。

 筆者は前にも書いたが、政治家の品性、品格が問われるこの問題を取り上げたくなかった。

 しかし橋下氏が少々謝罪の態度を見せても、根本の彼の考えが変わっている訳ではないため、一向に騒ぎが収まらない。

 いよいよ27日月曜日に橋下徹市長が日本外国特派員協会で記者会見をおこなう。

 どの程度海外メディアの記者陣から厳しい質問が出るかわからないが、おおよそ予想されるのはセックススレーブ(性奴隷)と英訳される慰安婦を、橋下があれこれひねくり回した表現を使っても覆す事は無理であろう。
 
 彼も触れているように、強制徴用であれ募集されて所属した軍人であれ、戦争の為に集まっている軍人が引き起こす性的事件は、米軍でも現実に困っている問題であり、余り日の当る所に出して議論したくない問題の筈である。

 ある意味で、国防軍の強化などとのたまう安倍政権にとっても、軍部の強化は最新鋭の武器だけで出来るものではなく、国防軍の強化には必ず多くの軍人を必要とするのである。

 沖縄基地での米軍と沖縄住民とのトラブルも、すべてこの問題に絡んでくる。

 現在問題になっている橋下発言は、当初の彼の意図とは恐らく180度違った方向に向かってしまっている事であろうが、彼の発言がきっかけになり国民の憲法9条改正等は、危なくて絶対できないという方向になれば、これも皮肉な結果と言えるだろう。