ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

解散はしばらくお預け

2008年06月14日 | Weblog
拉致問題で北朝鮮との間に小さな灯がともったかのニュースだ。拉致された者の帰国に結びつくような進展があるのなら、福田首相の人気上昇につながるだろうが・・・。
アメリカが取引する「テロ支援国家指定」を取りやめる地ならしとして、付録で出ているようなものだから、残念ながらいつものことで、特段の進展はたぶんないだろう。

福田首相の人気が冴えない。そうかといって自民党内から、福田首相に辞めよという圧力もそれほどかからない。サミットにしても人気回復の材料として多くは期待できない。一区切りするタイミングではあるが・・・。
ほかに適当な候補もいないのも実情。
麻生太郎、与謝野馨、小池百合子などの名があがる。さらに小泉元首相の再登板を期待する声とか谷垣禎一、中川秀直、町村信孝の名も聞かれる。

総裁が誰に代わろうが見違えるほどの人気回復は期待できそうもない。低空飛行を続けるしかないということのようである。
このような状況では、とてもでないが自民党内から解散を求める声が出ようがない。
問責決議が参議院で可決されたり、野党から解散をけしかけられているが、ひたすら忍でかわしている。
世論調査の政党支持率で、自民党が民主党に逆転されたりする伯仲の状況が、逆に自民党の動きを封じ込めている。みすみす議席を失うような解散はしたくない。
3分の2を持っていざとなれば再議決できるというのは、衆参ねじれの状況では捨てがたい権利、最期のより所だ。
野党のほうも攻めあぐねている。民主党をはじめ野党の国会戦術にしても小手先のごまかしに見える。

年金管理の社会保険庁の不手際が明るみにでて大騒ぎになったのが昨年安倍内閣のとき。今回の後期高齢者医療で高齢者の反発が噴火した。
道路財源を一般財源化する際の攻防と無駄遣いでは、国交省・知事・道路族が国民意識と離れていることが際立った。 
連続して超大型台風が政府を襲ったようなもの。
考えようによっては、下がるところまで下がった福田政権支持率は、膿を出尽くして下げ止まるのでは。解散は来年まで引き伸ばすのが与党として賢明かも・・・。

自民党の伊吹幹事長は、秋以降の税制改革論議の推移を見ながら解散の時期を見定めるという考えを示した。
その際は消費税の見直しを中心にすえて、道路特定財源の一般財源化もからめて、税制の抜本見直しを争点にするという戦略だ。
だが、国民の反応を予想してみると、歴史上かつてない官僚不信が渦巻いているときに、消費税を上げる議論は難しいだろう。


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