何をやっているのか民主・自民

小沢一郎元代表が無罪になって、民主党内がざわついている。
消費税がどうなるかが最大の注目点だ。 

なにせ小沢グループは消費税反対の急先鋒になっている。
無罪判決で勢いづいて、一層反対を明確にしていくだろう。
「野田降ろし」の動きも加速させるようだ。

野田政権は党内で反対する小沢グループを封じ込めるのに、野党と手を組むとかを画策しているらしい・・・。
消費税法案成立と引き換えに衆院を解散する「話し合い解散」だとか、小沢氏に対する証人喚問を取引に使うとか・・・。
もう、何が何やら！

さて、支持政党なしの「無党派」が過去最高になっている。
多くの世論調査で無党派層が５０％を超えている。
2009年の政権交代直後の民主党への熱気は完全に冷めた。それどころか、いまや嫌悪と言ってよい民主党への反応だ。
一方の自民党も民主党から離れた層の受け皿になれていない。

既成政党は愛想を尽かされている。
今までの枠を超えた、大がかりな「政界再編」の期待がこれまでになく強い。
橋下市長が代表を務める「大阪維新の会」が期待を集めるのも、民主と自民への裏返しなのだ。

民主も自民も何をやっているのか！　
これほど政治不信が蔓延しているのにまったく危機意識がない。ずれまくって危機管理能力ゼロだ。
自分たちの目先の利害やメンツとか、内輪のことばかりにとらわれて、未来への視点がない。