ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

化石の議員―中山国交相

2008年09月28日 | Weblog
右翼の演説でも聞かされているような気分にさせられ苦笑してしまった。
いまだに中山大臣のような議員がまだまだ隠れているということなのだろう。時代感覚は化石のような政治家だ。
気に入らない相手には、頑固に“袈裟まで憎い”を貫くようだが、こういう議員はたぶん、身内には利益誘導の政治をするのだろう。

成田空港の工事の遅れを、「ごね得で自分さえ良ければという風潮のなかで空港拡張も出来なかった…」と認識しているのは、そもそも国土交通大臣として失格だ。
国交省が強制的に突き進んだ結果であることは論を待たない。
所管の成田空港は、強引だった国の姿勢を反省するどころか、これからも改める考えがないということ。
国交省が狙っている、ダムや道路や港湾の工事をどんどん推し進めるためには、考えの一致する都合よい大臣だったかもしれない。役所は事業推進に水を差されたというところか。

それにしても、白を黒と捻じ曲げて平然としている中山大臣の支離滅裂には驚きあきれた。昔の中小企業やあちこちの経営者団体にこんな感覚の社長がいたなと思いだした。  
中山氏は文教族の中心にいるようだが、日教組との間で怨念をかき立てられるような事件でも過去にあったのだろうか? よほど日教組が憎いようだ。 
学力テストを行ったは「学力の低いところは日教組が強いと思ったから」というほど。

日教組の一部を個人的に批判するのはかまわないとしても、それを教育全般に拡大して公言するようでは指導者として失格だ。
大分県での教員採用にからむ教育委員会の口利き斡旋汚職にしても、与党の議員とか有力者といわれるものの口利きが幅を利かせていたのではないか。
とんでもないことであるが、日教組を大分県の教育委員会と結びつけるのは短絡だ。味噌も糞も一緒にしてしまっている。

3か月前にアイヌ民族を先住民族として認めると国会決議したのに、議員でありながら「日本は単一民族」と言ったのは軽率だった。
この一件だけであれば何とでも釈明できただろうが、成田空港ごね得、学力テストと3連発では化けの皮がはがれた。
追い討ちをかけるように第2段の「日教組ぶっ壊す」ときては完全にアウト。
麻生政権がかなり色あせたイメージになってしまった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿