ジジババのたわごと

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コメがどうなるかFTA交渉

2006年12月16日 | Weblog
オーストラリアと日本との自由貿易協定(FTA)が、来年交渉を開始することになった。 2国間の自由貿易交渉であるが、いつものことながら、農業分野の保護関税が注目を集めそうだ。
日本の農産物は食料自給率を理由に保護されてきた。 とりわけコメは主食ということで、極めて高い関税で壁を設けてる。

このFTA交渉の中で農業分野に進展があれば、一挙に他の国へも広がることは間違いない。
だから農協などは農業分野の関税について、交渉から除外するように働きかけている。
日本側に除外したい希望があるようだが、さてどうなるか、なかなか難しそうだ。 
日本とオーストラリアは互いに極めて重要な貿易国である。 日本にだけ都合いいようにはならないだろう。
途上国ならまだしも、工業製品や先端技術品を輸出して貿易立国といわれる日本が、どんなに頑張ったところで、高い保護関税をいつまでも続けられるわけがない。

日本政府は競争力のない農業を、規制・補助金・関税でガードしてきた。 ほかの国と競争できない体力になってしまった。 ある期間だけの経過措置とすべきだったのに・・・。 
コメの輸入一切を禁止し、国の買い上げ制度に永らく固執し、株式会社が農業参入することを阻んできた。競争をしない仕組みを死守することばかりしてきたわけだ。
コメが、政府の規制・保護を受けてきのは、いうまでもなく選挙の票田と引き換えに互いに持たれ合ってきたということである。 だが、非効率を温存する制度を変えていかなければ、いずれ日本の農業が壊滅してしまう。
守っているように見えても、体力をつける施策ではなく丸抱えしてきた結果、気がついたらゆで上がったカエルということになってしまう。


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