ジジババのたわごと

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ロシアでまたも 野党指導者が銃殺

2015年03月01日 | Weblog
プーチン政権に批判的な立場をとっていた野党の指導者が何者かに射殺された。
先月27日モスクワのクレムリン宮殿の近くで、ボリス・ネムツォフ氏が徒歩で自宅に帰ろうとしていたところ、何者かによって射殺された。

ネムツォフ氏らの野党勢力は3月1日に大規模なデモを計画していた。
「公正な選挙」などの民主化要求に加えて、プーチン政権のウクライナ政策がロシアの危機を招いているとして「侵略行為の即時停止」を要求する狙いだったとされている。

暴力で恐怖に陥れ、反対勢力の活動を封じようとするテロとみられている。問題は国家権力が関与していたのかどうか。

プーチン体制と対立する人物の暗殺が繰り返されたことで、野党は3月1日に予定していた反政府集会を、追悼集会に変更し開催すると発表した。

ロシアでは近年、秘密情報機関が関与したと見られるジャーナリストや政権を批判する者の暗殺や変死事件が相次いだ。
2006年にはチェチェン紛争の報道などをしていた人権派の女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフカヤ氏が自宅エレベータ内で射殺された。
各国からはロシア政府が積極的に捜査していないと非難された。

同じ06年に、連邦保安局(FSB)の元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が、亡命先のロンドンで放射性物質を盛られて死亡した。
彼はプーチンに批判的だった。「私の身に何かあった時は、このビデオを公表し世界に伝えてほしい」とFSBの実態を暴露している。

2013年には英国に亡命中の政商で大富豪のボリス・ベレゾフスキー氏がロンドンの自宅浴室で不審な死を遂げた。政権幹部の大規模な汚職を暴露していた。
ほかにも不審な死に方をした反体制の人が何人もいる。

しかし一方で銃殺されたネムツォフ氏が、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載したフランス週刊紙への銃撃事件について、画に肯定的な立場をとっていて脅迫を受けていたというから、イスラム過激派による犯行との線も考えられる。


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