「水戸黄門」がつい最近、再放送になった。
なのに、今年12月をもって放送が打ち切りになるらしい。
視聴率の低迷が原因だ。それなら再放送もしなければ・・・とも思う。
ババの母親も大好きな、年寄り向け看板番組。
放送開始から40数年という。これほどの長寿番組は過去にも無いのではないか。
水戸光圀一行が身分を隠し、家臣の助さん、格さんらを伴って事件に巻き込まれるたびに、
「静まれ、静まれぃ~、この紋所が目に入らぬか!!」と葵の御紋を見せるおなじみのあれだ。
ストーリーは単純でオチが分かっていても見てしまう。唄も覚えやすくていい。
病院などでは番組初めの唄に合わせて、高齢者がゾロゾロ列をつくってTVのある食堂に向かったという時代もあった。
長寿番組になるほど、配役も交代しながらの番組だった。
母に番組終了の件を知らせたら「あら・・・そうなの・・・」と困った様子。
他のどんな番組も見る気がしない母。
1週間に1度の、楽しみにしていた唯一の番組がなくなるのだ。
本を読んだりラジオを聴くでもない。これでお気に入りの番組も無いとなったらどう過ごす気なのだろう。
母に葵の紋が描いてある飾りの印籠をあげたら、喜んで壁にかけている。
最近の番組にはついていけなくて・・・と嘆く高齢者の声が聞こえてきそうだ。
どんな番組をもってこられても、この番組に代わる高齢者番組はもう出てこないだろう。
地デジに対応するため、出費覚悟でまだ使えるテレビを買い換えたり、チューナーを買ったりせざるえなかった。他方で番組をバッサリ切られる高齢者。
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