今日11月7日は「立冬」、暦の上では冬の気配が感じられる頃のことをさして言います。
でもこの数日の陽気は冬の気配とは程遠く、近辺の山が紅葉し始めて、まさに「山粧う」とい
う表現がぴったりです。
さて、今回は身寄りの老人会から行った「日帰りバスツアー」と、近辺の山の色づき始めた
景色(おもに竜安寺)を写真で紹介します。
日帰りバスツアーは身近な観光地淡路島です。バス一台40名が参加しました。
最高齢者89歳、平均年齢80歳というほとんどが後期高齢者です。しかもその半数以上が
杖と手押し車が頼りの要介護者という構成の団体です。
振り返れば学区・町内などの単位でよく行われていたバスツアーも、最近ではすっかり影を
ひそめてしまっています。
理由はマイカーの普及で家族単位での旅行が主流になっていることや、旅行業者が手ごろな
値段で多彩なコースの旅行を提供してニーズにこたえていることがあると思います。
でも、これらからも取り残されるのが後期高齢者、特に80歳以上の老人です。
老人自身が単独自力歩行が困難になってくると、家族にも気兼ねして、家族旅行に同行
しにくい状態になってしまうことが多いのです。
だから、これからは同じような健康・身体状況の人の集まり、そして顔なじみの人が何人かはいる
学区単位の老人会のバスツアーが今後ますます必要とされると私は思います。
そしてえ少々値が張ってもゆったりとできる座席シート、トイレ付の車両を使った2~30人での
ツアーが求められていると考えますがどうでしょうか。
見学場所はあわじ花さじき等三か所、洲本温泉で少し贅沢な昼食そして温泉入浴。
次は竜安寺の紅葉景色です。まず等持院・立命館大学衣笠キャンパスの風景です。
そして竜安寺の鏡容池周辺の風景。
水面に映る衣笠山の紅葉。
池の向かい側の塔。
竜安寺と言えば石庭です。ウイークデーの午前中、目立つ人影は外人さんの団体。
紅葉はもう少し後のよう。
いい季節になったとうっとりと風景を楽しむ老人の心に水を差すことがありました。
それはTVの情報番組で某市の議員が発した差別的な発言「年金暮らしジジイ」が報じられて
いること知ったことです。
まさに今の私は「年金暮らしジジイ」そのもの。30数年間身を粉にして仕事に打ち込みました。
その結果の年金です。
子ども二人を自立させて、どうにか我が家を自力で構えることができました。
老後の生活は息子たちの世話にならず夫婦の年金でまかなっています。歳を重ねるにつけ
体のあちらこちらが痛み、病院通いもしていますが夫婦自力で暮らしています。
よく頑張った、よく頑張ってると言われたいです。「年金ジジイ」はごめんです。
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