草花探訪

季節の草花苗づくり

私はやっぱり雨男

2019年10月30日 | 花の写真

今朝のニュースで河野防衛大臣の「私は雨男」との発言が報道されていましたが

実は私も現職のころから「雨男」と言われていました。

どういうわけか私が体育大会・修学旅行等の大きな行事の日程を決めると不思議に

よく雨が降りました。偶然だとわかっていても気になっていました。

それが80歳を過ぎた今も付きまとわれているようなのです。

実は昨日(10月29日)、私が所属する地域の老人会の「ウオーキング」の日

でした。コースは「廣澤の池・大沢の池をめぐって嵐山へ」。

勿論、私が立案してコースを下見して老人会の理事会に諮り、・ポスター作製して

学区内に広報して実施当日を迎えたらものの見事?に一日中本降りの雨でした。

 

参加者の大半が私のような後期高齢者ですから、コースを選定するにあたっては

事前にコース下見をしてトイレや休憩場所、道路交通状況、それに途中リタイア

された方への帰路交通経路情報等調べておかねばなりません。

元職が中学校の校長だった私、一サラリーマンであった人に比べれば、一小学校区

の老人会の組織の、このような小さな行事を担当するぐらいはたやすいはずです。

でも、年は取りたくはありません。結構負担が大きく、中止になるとそのぶん

落胆も大きいでした。

この年になってそんなことが分かっただけでも収穫かもしれませんが…。

 

さて、後半は秋が深まった京都の報告です。

好天の26日に時代まつりが実施されました。下の2枚の写真はパレードの先頭。

市長さんの笑顔が素敵でした。

明治維新から順次歴史をさかのぼって行列が続きます。

約2千人、2㎞の大行列絵巻物です。観覧席越しに写した写真の中から。

 

最後はウオーキングで出会った風景からも秋の深まりを感じます。

北野天満宮のケヤキ林も色づき始めました。

金木犀も紫式部も十月桜も今が見頃です。


感動と興奮有難う!

2019年10月23日 | 花の写真

サクラジャパンが南ア戦で敗れた翌日「桜散る 男たちの涙に感動」等々、一般紙の

一面には日本チームの健闘をたたえる文言であふれていました。

会場も敵味方の区別なくノーサイドの精神そのもので、両チームに温かい拍手を

送っていました。

私は約1ケ月間、TV画面にくぎ付けになってラグビーを堪能しました。

日本で開催された今回のラグビーのW杯大会、開催前の目標は8強入り、目標と

いうよりは願望と言ったほうが的確かもしれません。

ところが幕を開けるとサクラジャッパンの予想以上の目覚ましい快進撃ぶり、

予選グループを4戦全勝で突破したのです。しかも今までに勝つたことのない

ランク上のチームを破っての予選突破です。

日ごとに”にわかフアン”が急増し、日本国中をラグビー熱で沸き立ち、あわよくば

ベスト4もありうるとつかの間のあまい期待が膨らみました。

でもベスト4の壁は高く強じんで、淡い期待を木っ端みじんに粉砕されたのが

南ア戦でした。攻撃も防御もすべてで完敗でした。

例えば下の写真の南アのスクラムハーフ(SH)、日本人の平均的な男性ほどの彼に

どれだけかき回され痛めつけられたことか。

つまり、体格体力差とは違った何か、ラグビーの「総合力」に差があるのでは

ないでしょうか。

選手一人の個々のレベルアップも必要ですがリーチマイケルに匹敵するリーダー

を育成することも急務だと思います。

リーチはほんとにすごい、日本人以上の日本人だと思いました。”男の中の男、

人間の中の人間”だと思いました。

 

TVでラグビーを観戦している合間をぬって植物園の秋の花の写真をとってきました。

後半はその紹介です。

春の七草のように秋の花にも「秋の七草」というのがあることはよく知られています。

万葉歌人の山上憶良が 「秋の野に 咲きたる花を指折り(およびおり) 

かき数ふれば 七種(くさ)の花」と詠み「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 

また藤袴 桔梗の花」と。ところが秋の花壇を彩るコスモスは入っていません。

というのもコスモスは外来種で原産地はメキシコ、調べてみると1870年代に日本

に来たという歴史の浅い外来種です。

歴史の浅い花が短期間で全国に広がったというのはどうも学校整備の進展と深い

かかわりがあるようです。

文部省が明治42年に全国の小学校に「種」を配布して植栽を奨励したという記録

が残っていることからも推測できます。

ついでに秋の花の写真もいくつか添付しておきます。

 

 

 

 


サクラジャパンの快挙に沸く

2019年10月16日 | 花の写真

今回の19号台風による甚大な被害、東日本では死者73人、決壊河川が52河川

と報じられています。被災された方、地方の皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

私の住む京都は、幸いにも風・雨による被害も軽微で、台風一過空気が一変し秋が

深まった気配を強く感じます。

歩き始める5時過ぎはまだ薄暗く、30分ほど歩いて到着する平野神社でやっと

夜明けです。

 

さて、今週の特筆すべきは出来事といえば、W杯でサクラジャパンが初の決勝

トーナメント進出を成し遂げたことでしょう。(写真は某テレビの一画面)

ある新聞には「長年、世界の強豪チームの分厚い壁に跳ね返されてきた苦闘の歴史

を乗り越え一次リーグを4戦全勝で突破し、日本ラグビーは新たなステージへと

舞台を移した」とたたえていました。

このラグビーW杯は1987年から始まり、日本は第1回から9大会連続で出場して

いますが、今回まで通算成績は4勝2分け22敗と全くと言ってよいほど歯が立たない

実力差がありました。(確か前々大会のニュージランド戦では147対15の大敗も)

その日本が世界ランキングNO2のアイルランドを撃破したのですから。

私も手に汗しTV画面に向かって声を張り上げて観戦していました。

予想以上の日本の戦いぶり、後半、じりじり追い上げてくる対戦相手アイルランドに、

TV実況のアナウンサーまでが実況を忘れ逃げ切りを願っているかのように「試合時間、

残すはあと何分」と残分を気にしていたのが印象的でした。

日本は初のベスト8入り、次はいよいよ南アフリカ戦です。強豪ですが勝てない相手

ではないと思います。新たなステージでの活躍を祈っています。

 

さて、今週の花だよりですが、平野神社では十月に咲く「十月桜」が咲き始めました。

花径15ミリほどの白色一重咲きで、華やかさは乏しいですがカンザクラの一種、

この時期から咲き始め3月半ば「魁桜」の開花まで咲き続けます。

それに「芙蓉」が見頃です。芙蓉は一重咲で白色・薄淡色、平安時代から愛され

鑑賞されてきた花木です。

朝に咲き夕方にしぼむ一日花、早朝に開花したときは淡紅色、夕方になるに従い

その色は次第に濃くなり、そしてしぼんでしまう。

芙蓉の一種「酔芙蓉」は、朝のうちは純白、午後には淡紅色、夕方から夜にかけて

紅色になります。人が酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ている

ことから「酔芙蓉」との名がついたといわれています。

花ではないのですがこの時期に見ごろを迎えるのが「ムラサキシキブ」です。

 

 

 


「甘露」には程遠く

2019年10月09日 | 花の写真

(毎週水曜日の定期便と言いながら、先週は中2の孫の学校祭参観で休稿しました)

 

さて、暦の上では二十四節気の「甘露」、秋も深まり草木に降りる露も冷たさをます

頃のはずです。ところが現実は残暑すら終わりきらず、季節は初秋と晩夏を行ったり

来たりしていて、順応力が日に日に低下していく83歳の私を困らせます。

 

秋といえば学校では体育祭、地域では秋祭りのシーズン開幕です。

体育教師であった現職時代は行事成功に向かって没頭したことが昨日のように

懐かしく思い出されます。

先日、孫の体育大会を参観してきました。一保護者(一地域住人)なのに、

ついつい昔の自分に戻ってしまい、生徒たちの参加態度や服装、応援態度はどうか、

集団からはみ出す生徒はいないかとか、先生方の指導体制や指導ぶりはどうか、

などに目が行き、はっとさせられたりしていました。

棄権する生徒も少なく、ほとんどの生徒がゴールまで全力疾走していたのには

感心しました。生徒の落ち着いた様子にほっとしていました。

体育大会といえばこの学校だけでなく京都市立中学校では「団体演技」(組体操・

マスゲーム等)のプログラムが少なくなっているのは一OBとしてさみしいです。

体育教師は平素の学習発表の場としての体育大会をどう位置付けているのかと

疑問に思い、頑張って指導している様子を示せと檄を飛ばしたくなりながら

今年も参観していました。

(同じ体育着ですので孫を探すのに苦労し、青ハチマキで丸刈りを探して

ぱちりと。)

次は秋祭りの写真です。

京都市内の秋祭りの皮切りとして北野天満宮の「瑞饋祭り」が10月1~4日

行われました。

最後はラグビーのW杯の日本チームの活躍ぶりの写真です。

テレビ観戦をしてハラハラドキドキ、「いけ!いけ!」と画面に向かって絶叫し

続けていました。

ロシアを破りアイルランドもサモアも撃破し、次はいよいよスコットランド戦

です。頑張れニッポン!桜ジャパン!

 

秋の七草のひとつ「撫子」「女郎花」「桔梗」の花で今回は終わります。