草花探訪

季節の草花苗づくり

近年まれな美しさも終焉

2016年11月30日 | 花の写真

11月30日は「年金の日」だということを新聞のコラムで知りました。11・30を「いい未来」と

読ませるのだそうです。でも私を含めて高齢者の中に「いい未来」を思い描ける人はどれ

ほどいるのだろうかと疑問に思うのですが。

衆議院を通過した年金法案、その審議過程での総理の「何時間やっても同じ」の発言等

から感じる「上から目線の姿勢態度、気になってたまりません。

気になる出来事でも、小林真央さんが、BBCが毎年、世界中から影響力を持ち、人の心

を動かした女性100人の中の一人に選ばれたことや、元プロレスラー・タレントの女性が

乳がんを克服してマスコミに復帰したニュースはうれしくて、勇気をもらいました。

それにもうこれ以上は阪神での活躍が期待できないとされた新井貴文選手がセリーグの

MVPを獲得したことも。

色々と気になる出来事が続いた先週、近年まれにみる美しさとマスコミが報じるのに

つられて「真如堂」へ出かけてきましたのでそこのモミジの写真を紹介します。

立派な本堂を囲む周り一帯の境内にはモミジの樹が多数植えられていて、その景観

の素晴らしさ、どこを写しても絵になる思いです。うれしいことに紅葉を鑑賞するのは

無料、2日に地域の老人会から「歩こう会」で来ることになっていて、その下見を兼ねて

訪れました。

モミジの報告、次は私のご近所さん?の北野天満宮お土居のモミジ、今回で第3弾です。

すっかり色づき、散紅葉が楽しめます。

    

    

    

人物を入れて写してみました。平野神社の大銀杏の下で落ち葉を選ぶ幼児、

和服を着飾って紅葉をバックに記念撮影する中国女性です。

落ち葉にピントを合わせて写した写真もついでに。

    

 

毎年のことですが、この時期になると毎日数通の服喪中を知らせる葉書がとどきます。

特に今年は、私を教師としての基礎を作り直してくれたF中学校時代の仲間の訃報が

続き、その親族の方からいただく葉書を目にしてはまた寂しさ悲しさを感じています。

30歳前後の生意気さだけが突出してるだけの未熟な人間だった私を、受け入れ鍛え

なおしてくれたE坂、F井、O倉、それに昨年亡くなったY上先生、本当に有難うございました。

私の2歳上の兄も今年5月に他界し、その喪中葉書約350枚をようよく出し終えた

ところです。11月はいろいろありました。

 

 

 

 

 


黄葉も紅葉も

2016年11月23日 | 花の写真

京都のモミジの名所が見ごろを迎えたと、連日マスコミを賑わしています。

下手な素人カメラマン気取りの私はそのニュースを聞いてそわそわし落ち着きません。

一方、お隣の国韓国の大統領の問題、、高齢者ドライバーの事故の問題、教育界で

のいじめ問題等、気になる出来事も山積しています。

中でも、福島原発事故で横浜に自主避難している中1生徒がいじめを受けていた

ことについて書いた手記、、「学校は動かなかった」と両親の不信感を伝えていると

報じているあの問題には心が痛み、心底から憤りを感じています。

よくいじめ問題の「指導・解決」は難しいといわれ、対応の悪い学校・教育委員会を

かばう風潮さえありますが、「いじめ発見」はそれほど難しいことではないと言いたい。

教師が人としての心を持っておれば、新米教師であったとしてもさほど困難なこと

ではないと、自分の経験を通して言いたいのです。「心ここに非ずば見れども見えず

聞けども聞こえず」ということわざが示す通りです。教師を志したころの教育愛や

教育信念を思い出してほしい。

 

さて、本題の今週出合うった季節の花ですが、今回も花ではなくて「紅葉」です。

漢字で「紅葉」と書いて「コウヨウ」と読む場合も「モミジ」とも読む場合もあります。

「コウヨウ」と読む場合、野山の落葉樹が冬に備えて落葉する前に黄色や褐色

に葉の色を変えることをさしています。

特に黄色く変色する銀杏の美しさは際立っています。北野天満宮の本殿の後ろ

にある数本の樹はモミジと合わせて人気があります。

下の写真は源光庵を訪れた途中で出会ったイチョウです。

次は22日の市老人会「歩こう会」で八幡を訪れた時の銀杏です。

風に吹かれ落葉するさまを狙ってみました。

次は「モミジ」です。ご近所の北野天満宮は見頃です。先週アオモミジだった

鶯橋付近もすっかり色づきました。紙屋川沿いから展望台を見上げたのと

2枚を。

今週は近場の名所、等持院と源光庵、それに退蔵院の3か所を訪ねてみました。

その中から退蔵院のモミジを紹介します。

    

葉が赤くなるのは「葉の中の緑色のクロロフイルという成分が分解して

「赤いアントシアン」が生成されることで起きるのだとか。

ちなみに黄色の方は緑のクオロフイルが分解して「黄色のカロチノイド」が

残るから黄色くなるのだそうです。

モミジの写真を写しに行きたい今、老人会の行事が次から次へとあって

そちらに時間を取られて残念がっています。

20日(日)は校区のふれあい祭りで老人会は「展示会場」担当、前日準備、

そして当日は会場係と後片付けと。22日は歩こう会で八幡へと。

今日(23日)は「秋のお茶会」を開き約200人の方をおもてなしする裏方

担当です。

80歳の老人頑張っています。

 

 

 


小春日和に誘われて

2016年11月16日 | 花の写真

先週、季節外れの高温の日が続いた後、突然に木枯らしが吹く陽気に急変した天候を

嘆いたところです。

今週は打って変わったように小春日和の天候に恵まれ、そのうえ私の心が温かくなる

ような出来事が三つもありましたのでまずそのことを書きます。

一つ目は、突然お世話になった先輩校長お二人からお手紙を頂いたこと。昨今、電話

やメールで済ませることが多いのに先輩からわざわざ便りをいただいたのです。

O先生はパーキンソン病を患っておられ、F先生は原因不明の難病に指定されている

病で、手足の疼痛に苦しんでおられるという。

こちらからご機嫌伺いしなければならないお二人なはずなのに。闘病中とわかっておれば

おるほど、いかがお過ごしか気になりながらも、気軽にTELやメールができずにいたのです。

病と向き合いながらも前を向いて、けなげなほどしっかりと、しかも明るく暮されている様子

に心打たれました。

 

二つ目は小・中・高を通しての友人6人と半年ぶりに食事会を持てたことです。

京都に住む5人が堺で暮す友と、梅田で待ち合わせホテルの小部屋で食事したという

ただそれだけのことですが。

一昨年までは四季に合わせて年4回の食事会と、一泊二日の温泉旅行を楽しんできた

幼馴染のグループなのです。加齢に伴い誰かが伴侶を見送られたり、ご本人が病気

や怪我で自由に行動ができなくなったりしてきて、出会う回数も減り、春以来の食事会

であったわけです。いつものように近況を報告しあい気兼ねなく話し合うのですが、

よく言われる「年寄の話は自慢話が八部で愚痴話二分」ではなくて、楽しいひと時でした。

幼馴染からの友達関係が80歳になってなお続いていること、そのことが小さな小さな

自慢でもあります。

 

三つ目は京都老人会発足50周年記念大会で、私が数十名おられる功労者表彰者を

代表して賞状を受け取ったこと。

会場がロームシアター京都第一ホールであったということがいいたいのです。

決して大したことをしたために表彰されたわけではありません。全市各小学校区

単位の老人会の会長を5年以上勤めれば誰でももらえる表彰状なのですから。

たまたま代表して受け取る役目が小生に回ってきただけのことです。

以上三つの小さな出来事ですが、私の心を小春日和の陽気のようにさせてくれた

という報告です。

 

最後はいつもであれば今秋の花を紹介するのですが。

花ではなく先週に引き続き「北野のモミジ」を取り上げます。

一週間前は色づき始めでしたが今は3~5分の色づき状態です。見頃だと思います。

700円は少し高いようですが老松の和菓子とお茶付きですから。

御土居の大欅前、見晴台やその横の茶室あたりはすっかり色づいています。

お土居から本殿を望む写真スポットのあたりもきれいに色づいています。

紙屋川にかかる鶯橋あたりはまだアオモミジ状態。

紙屋川から見晴台あたりを眺めるとこのような感じです。

紙屋川沿いを200mほど下ると竹林があるのですがこのあたりの紅葉はアオモミジ

です。


エッ!秋ってあったの?

2016年11月09日 | 花の写真

今回は私の散歩コースが秋色に染まり始めたのでその紹介をします。

まずは北野天満宮、ここは「史跡御土居の紅葉」が有料公開を始めましたが

全体的にまだ少し早く、上の写真は東門横の風景ですがこのようにきれいに

色づいているのはほかにはほんの数本です。

その代りに大鳥居から中門に至る参道横の欅や椋の樹の並木道は見事に

紅葉していますのでお勧めです。

私の散歩コースの途中で拝観料を払わなくて鑑賞できるモミジは、下の写真

「等持院」の入り口付近にあるモミジ数本、一足早く色づいてきれいです。

桜の名所平野神社にはモミジの樹は植わっていなくて、その代りに桜の葉が黄色や

赤色に色づいていてきれいです。

ここには十月桜が咲いていますのでそれを鑑賞するのがお勧め。

お目当ての竜安寺はまだアオモミジでした。鏡容池の周辺の桜などの木々は

色づき、それはそれで見ごたえがあります。

ここのお寺の石庭は拝観料が必要ですが池の周辺を散策するのは無料です。

 

7日は暦の上では「立冬」、いつもは暦が実際の季節よりも先行するのが普通に、今年は

足並みをそろえたかのように同時にやってきた感じがします。

つい先日、周りの景色がほんのり秋色に染まり始め、いよいよ「秋本番」の到来と思ったのに

、アッという間もなく「秋終盤」そして「冬間近」の冷え込みです。

この時期、老人会の行事も多く、2日は「健康ウオーキング大会」、6日は「日帰りバスツアー」

で舞鶴方面へ44人を引率してお世話してきました。大半が私と同輩あるいは年上ですから

お世話するにも色々と気苦労もありましたが、参加者から喜びや感謝の声を聞いて、

やり甲斐を感じていました。小さな小さなボランティア活動ですが。

 

 

 

 

 


早や晩秋の気配

2016年11月01日 | 花の写真

今年の秋は少し変です。10月中旬過ぎまでは晩夏の気配が居座り続け、澄み切った

青空、さわやかで快い温かな秋日和が少ないでした。

ところが、11月が間近に迫ると一変し、木枯らし一番の到来です。この気温の急変には

老体は順応しにくく、四苦八苦しています。

体の負担が大きい気温の変化も、我が家の庭に育つ夏花達(マリ-ゴールド・サルビア

日々草)に恵みの天候で、例年であればそろそろパンジーなどと植え替える時期なのですが

今年は今しばらくこのままにしておくことにしています。

元気なのはこれらの園芸品種の花だけでなく、名も知らない草(いわゆる「雑草」)も元気。

昭和天皇が”雑草という植物はない”と言われたのを知ってからは「名を知らない草」ということに

しています。その草がちょっと油断をするとはびこって、閉口しています。

その中でも「カタバミ」は元気モリモリです。でもこの花には親しみがあります。

この草は繁殖力が強く、ほんのわずかな土さえあればどこでも育ち、畑や花壇づくり

には邪魔な存在。しかし70ほど前に子供だった私には、大きな葉を持つカタバミ仲間

で「葉っぱ相撲」をして遊んだ懐かしい思い出があります。

どこにでもいつでも咲いてるので日本在来種と思われがちですが、かってはわざわざ

南米大陸観賞用輸入された品種もあり、今では品種改良されオキザリスローズなど

の名で販売されているものもあります。

よく見かける下のムラサキカタバミもカタバミの一種。

野草で遊んだといえばエノコログサ(ネコジャラシ)があるでしょう。

それに、高齢者の方の中にはイヌタデを赤飯に見立てて「ままごと遊び」をされた

思い出をお持ちの方もおられることでしょう。イヌタデ(アカマンマ)です。

どの花も道端にある野草ですし、普段気にも留めない、名前も知らない花ですが

レンズを向けてじっと見つめるとそれぞれの魅力に気づき愛着を感じます。

花にピントを合わせ背景をぼかして見ました。

更に野草を求めて、晴れ渡った秋の日、植物園へ出かけ野草を探してみました。

「ホトトギス」です。

花の斑点が鳥のホトトギスの胸にある斑点と似ているところからこの名が。

野性のリンドウも咲いていました。以前は付近の山に普通に咲く野の花でした。

心無い乱獲がたたって今ではなかなか見つけられないらしい。竜胆と書き根は

兼医薬に。

植物園では「ノコンギク」・「ノアザミ」も咲いていました。ミツバチが止まっている

瞬間を。

野に生える小さな薄い紺色の花をつける植物にはこのほかに、シオン・アレチノギク・

ヨメナなどいろいろあり、見分けるのが難しいらしい。

花を写す場合、虫(蝶や蜂)が止まるところを狙って写してみたらと、カメラの先生

からの助言を思い出して。