草花探訪

季節の草花苗づくり

風に翻弄されて

2017年10月25日 | 花の写真

台風一過、青空が戻ってくるはずなのに、この一週間はいろんな風が吹き荒れました。

衆議院議員選挙では”キボウ”が吹っ飛ぶほどの風や、気象では21号超大型台風に

日本全土が襲われ、甚大な被害がでました。

我が家も真夜中に瞬間30m超の風にあおられたときは、本気で被害の出ることを

心配しました。

ほとんど毎週のように花の写真を写しに訪れていた京都府立植物園、百本余りの

樹木がなぎ倒され、一週間休園との報道にも驚きました。

      

我が家の近くの北野天満宮でも台風の爪痕がくっきり。

参道中ほどにある文子神社に樫の大きい枝が折れ倒れかかったりたり、大型の石灯篭が

倒れまた、本殿回廊(重要文化財)の檜皮屋根がめくれたりと。

 

例年この時期は、澄みわたった高い空とさわやかな空気、”天高く馬肥ゆる秋”なのに今年は

さっぱりです。

そのような中で一つだけよかったことは大学卒業後初めて教えた子(?)達に招かれたこと。

現在81歳の私が22歳の出会いで、彼女たちは中1でした。

あのころの10歳違いは大人と子供の違いとはっきりしていましたが、今はよく似た

お年寄り仲間同士、人生経験では私より豊富。

話題も共通し、例えば我が子・孫のこと、病気のこと、老後の暮らし方のこと等々。

有難かったのは、新米の未熟なダメ教師であったはずの私を今でも懐かしがってくれ、

思い出しても赤面しそうな出来事さえも、よい思い出にしてくれていることです。

 

さて、今週の花の写真ですが予定は、女房と亀岡のコスモス園へ出かけてそこで

写したのをと考えていました。でも残念な雨続きの一週間でしたので教え子との食事会

の後、小雨の中を訪れた植物園の「酔芙蓉」と「バラ」の写真です。

一日花の酔芙蓉は朝咲いたときは真っ白ですが時間が経過するに従い薄赤いろに

変化、午後にはさらに赤さが増して夜にはしおれます。

バラ園では秋咲きの花が見ごろ、雨露で濡れた花を写してみました。

 

 


冷たい雨の一週間

2017年10月18日 | 花の写真

衆議院議員選挙が近づいています。選挙区の候補をよく吟味して投票しようと思っています。

私はかって学校の管理職であったころ、若い先生方に、ウエーバー(独 社会学者)が言った

言葉「政治家にとって何より重要な資質は情熱と責任感と判断力だ」を引用し、政治家の

ところを教師に置き換えて話したことを思い出します。その頃の先生方に恥じないようにも。

 

さてこの一週間はぐずついた天気が続きました。週初めは30度を超える日もあったのに

一挙に16度台へと、秋の冷たい長雨に、急いで冬物を着たり体調管理に一苦労しました。

わずか数日間で、私のウオーキングコースの風景も秋色に染まり始めているのに気付きます。

北野天満宮の欅の林も色づき始め、竜安寺の池の周辺の木々も褐色に染まっています。

秋と言えば運動会と地域の神社のお祭りです。先週に引き続き近くの催しを参観して

きましたのでその紹介を。

私の母校衣笠中学校の体育大会、衣笠山の麓を切り開いて作った運動場からは

比叡山や京都市内を借景に。

それに懐かしかったのはピストル(?)の合図と煙硝の発煙。ずっと以前、国際大会でも

この発煙を見てストップウオッチを押して計測したのです。音の大きさ、思っていたより

鮮明な発煙、本当に懐かしいでした。

感心したのは各レース6~7人ずつで走り、ほとんど休む人なく参加していたこと、

全員全力疾走していたこと。

 

お祭りは一条通の大将軍八神社、おり悪く雨の中の巡行でした。

雨の中、それでも威勢よく数か所で肩に担いで「ホイット・ホイット」と。

お稚児さんとその親御さん、足元と衣装を気遣いながら。

     

 

最後にこの時期の花二種類、一つは2週間前にも取り上げた「キンモクセイ」。

ある雨の日の夜明け前、ウオーキングに出ようかどうしようかと空を見上げたとき、、

我が家の金木犀の香りに気づきました。急いで近くの天満宮の金木犀の生垣を

見に行ったらここも見事に満開、すでに散り始めていました。

     

匂いは幼いころの記憶を呼び覚ますといわれますとおり、子どもの頃の運動会・体育大会

の思い出が脳裏を横切りました。

もう一つの花、それは「十月桜」です。

”桜”といえば、日本の春を代表する花木ですが数多くある桜の品種の中に、秋から冬に

咲く桜もあって、平野神社には「十月桜」が咲き始めています。

野性種のマメザクラとエドヒガンの自然交配種のようで、小さい花弁ですがよく見ると

八重咲です。

     

 


十月十日は今年も青空

2017年10月11日 | 花の写真

昨日の10月10日(火)は平日でしたがずっと以前は1964年の東京五輪を記念して

10月10日が「体育の日」祝日でした。不思議なほど毎年この日は快晴でした。

勿論1964年10月10日も今年と同じような透き通るような青空だったことを思い出します。

 

秋の青空に映える催し、それは地域がにぎわう「秋祭り」と「学区民運動会」です。

毎週水曜日に投稿するこのブログ、前回のブログには「天満宮の瑞饋祭り」の還幸祭の

日が4日(木)でしたの載せることできませんでした。

そこで今回は少し日が過ぎますが「瑞饋祭り」の様子の写真から。

ずいき祭りとは神輿の屋根がずいき(茎)で葺かれているところから由来。

御旅所(天満宮の西南約1.5キロ)を出発。

花街上七軒通りを通るとき、きれいどころが出迎えます。

     

狭い道いっぱいにカメラを持った人であふれて。

 

地域が一つになって盛り上がるもう一つの催し、それは「学区民体育祭」です。

今年も青空にも恵まれて。

小学校学校の運動会や中学校の体育大会と異なって、老若男女が集い種目も見物者にも

楽しめる趣向を。例えば親子パン食い競争、デカパンツ競走、大玉転がし等。

 

このブログの題「草花探訪」の通り毎週季節の花を、自分なりに工夫して写真に

収めた物の中から数枚を選んで投稿してきました。

今回は秋の七草の一つ「藤袴」です。

花自体が小さく色も地味ですので自分としては気に入った写真が写せませんでした。

ピントを合わせるのに精いっぱい。

植物園へ二度出向いたのですがお目当てのアサギマダラ蝶にも出会えませんでしたので

昨年写した写真も入れて。(フジバカマと蝶)

 

 

 

 

 

 


秋と言えば運動会

2017年10月04日 | 花の写真

この一週間で一気に季節が進んだ感じがします。「一雨一度」という言葉があるように、

夜が明けない雨後の早朝ウオーキングでの空気の冷たさからも実感しています。

 

子どものころから秋は四季の中で一番好きな季節でした。その理由の第一は「運動会」が

あるからです。

走ることが好きで得意だった私は徒競走でもリレーのアンカーでも主役でした。

運動好きを生かし、学校の体育の教師になってからは「体育大会」の団体演技(組み立て

体操やマスゲーム等)の指導に熱中しました。

今は、小中どこも演技指導には力を注ぎますが入退場はバラバラです。昔は演技の

入退場の行進にも凝ったものです。また、勝っても負けても精一杯の全力疾走、生徒数も

多かったので1レース6~8人ずつ走るのですから見ごたえありました。

その後、体育の指導主事時代も京都市の中学校の体育大会の充実に力を入れていましたし、

「荒れた中学校」というレッテルを張られた学校の管理職時代は名誉挽回と、生徒たちの

頑張りを地域の人に見てもらうために教職員一丸になって体育大会に取り組みました。

運動会の季節になると思い出します。懐かしい思い出です。

 

リタイアしてからは今大学1年を筆頭に三人の孫たちの運動会を楽しみながら12年間参観して

きました。一番下の孫も今年は6年生、趣味の写真を子供たちの頑張っている姿・表情を

追いかけての参観も今年最後です。最後の年に写した写真の中から選びました。

(一生懸命走っている姿から、低中高学年とリレーの4枚)

(運動会の種目と言えば玉入れと綱引き)

(最後を飾る「組体操」の頑張り)

     

「蛙の子は蛙」、いや蛙の孫も蛙か。現職時代私はいつも指揮台の上にいたのですが

今年は孫までも指揮台の上で体操の演示を。その様子が様になっていたのでぱちりと。

いつもは今週の花で締めくくるのですが今回は写す時期を逸していました。。

この時期、そっと咲きそっと散っていく花、それは「キンモクセイ」です。気が付いたら

散り始めていました。

三香木(キンモクセイ・クチナシ・ジンチョウゲ)の一つ、私のような高齢者は「芳香剤」

でおなじみの香りを持つ花。小さな花で3~7日間ほどの短い開花期間。

この2枚では寂しいので平野神社の「ムラサキシキブ」が見頃でしたので、雨上りの姿を。