草花探訪

季節の草花苗づくり

新年待たずに梅も蝋梅も開花

2015年12月23日 | 花の写真

私としては珍しく年賀状作成のピッチが上がり、女房の分と合わせて400枚の裏面印刷

と住所印刷が完了し、今春頂いた賀状に加筆されている文言を読み返しながら、一行コメント

加筆中です。

私たち夫婦は中学校の体育教師でした。現職時代は教え子達に体力づくり・健康維持増進

の必要性と方法をを教えてきたのだから自らも実践者でありたいと努力してきたつもりです。

だから、今、一行コメントに「夫婦そろって介護を必要としない80歳になれること、小さな自慢

です」と書いている途中です。せめて次の「東京オリンピック」まではとの願望を含めて。

 

さて、身近な歳末風景第3弾です。まずは全国高校駅伝競技大会の疾走の様子から。

駅伝は冬のスポーツの風物詩、野球の「甲子園」やラグビーの「花園」などとともに高校

スポーツ界の聖地一つとなったこの「都大路」での熱戦は年寄の心を熱くします。

写真の上は第一中継点手前約200m、トップ争いの様子、下は最終中継点手前1㎞

での疾走風景です。ただ地元チームの写真は応援に熱が入りシャッターチャンスを逃し

カメラに収めていませんでした。

次は22日の冬至の風景です。地方紙の見出し、「冬至暖か かすむ京 濃霧包む」 

とあるように、見守り隊で立つ位置から眺めた上七軒通りと天満宮東門も霞んでいました。

        

この季節外れの温かさで梅の花も次から次へと開花、天満宮の方もこんなに早く

咲き始めるのは初めてだと話されます。

      

        

ついでに雨露に濡れた紅梅白梅の花のアップです。

毎年梅よりも早く開花する蝋梅は天満宮では見つけられず、植物園で見つけました。

最後に今週の花、クリスマス間近ですので「ポインセチィア」と新年の飾り物に欠かせない

「葉ボタン」を植物園で写してきましたので紹介します。

正確には赤や白・ピンクに色づいた部分は花ではなく「苞」と呼ばれる葉だとか。

背丈が低く横に平たく広がっている葉姿のため写真に写すのは難しいでした。

葉ボタンも同様、素人カメラマンには満足できる写真が撮れず植物園の風景の一部

の写真になってしまいました。

      

 


師走の風景と開花し始めた梅

2015年12月16日 | 花の写真

すっかりと歳末の風物詩になった一年の世相を表す「今年の漢字」、清水の舞台で森貫主

が大きな和紙に「安」と揮毫しているのをTVのニュースで見ました。

私の身の回りにも迎春の準備が進められているのが目につきます。そのいくつかを紹介

することから今回は始めます。

まずは北野天満宮の楼門に掲げられたジャンボ絵馬です。画家の三輪晃久氏が毎年

奉納されていますが、今年の絵は”花を咲かせた梅の枝に座る猿”が描かれたもの。

楼門の右側に見える紅葉の樹、色づいた葉を付けているのが初冬の暖かな気象を

顕わしています。

紅葉と言えば今年のモミジは12月に入ってからの方が美しい色合いをましています。

ここ北野天満宮の紅葉の様子は今までに2回、写真でお伝えしてきましたが、見ごろを

迎えたのは11月末ごろでした。

「史跡御土居のモミジ」も開演苑当初は12月6日で閉る予定でしたが、見頃がずれ込んだ

ためもう一週間延長し13日(日)まで公開していました。

最終日に写した、お土居の上から紙屋川沿いを見下ろした写真と、紙屋川沿いから

見上げた、約10メートルの落差のモミジ風景の2枚を添付しておきます。。

さて、師走の風物詩と言えば私の住む北野界隈では千本釈迦堂の「大根炊き」を

忘れることできません。参拝者がアツアツの大根をかみしめ無病息災を祈る風景も

また写真画像に収めて置きたいのですが、春を思わす連日の暖かさのため

立ち上がる湯気の量も少なく、狙った写真が撮れませんでした。

事始めの習わしでは、花街のきれいどころがあいさつ回りされる姿をカメラに収めたかった

のです。でも同じようの気持ちで待ち構えるにわかカメラマンも多く、この界隈で「見守り隊」

活動をしている関係で顔がさして、厚かましいく粘ることできませんでした。

北野天満宮の事始めの風物詩として、初詣でお守りなど縁起物を授与される巫女さん

の集団の参拝風景と「福梅」拝受があります。

事始めの日、早くから「福梅」を求めて集まる人たちと授与される巫女の写真です。

さて、最後は今週の花です。11月下旬から続く季節外れの温かさで植物たちは

びっくりしているようです。11日に天満宮の早咲き種の白梅・紅梅の樹が開花し

始めました。

例年は新年を迎えてから開花し、しかも蕾が膨らんでからも開ききるのに数日

かかるのですが今年は次々と、パッと開花していきます。

 

北野天満宮の梅だけでなく、平野神社では十月桜が枝一面に花を咲かせ、水仙も

あちらこちらで花を咲かせています。

 

 

 

 

 

 

 


師走の風物詩

2015年12月09日 | 花の写真

昨日(8日)の早朝、平年より20日遅れで京都市内にも初霜がおりました。

早朝ウオーク途中で出会う人の服装は冬装束、交わす挨拶も白い息になって、いよいよ

冬の到来を実感します。

この時期、素人カメラマン?の私には、師走の風物詩の一つ子どもたちの耐寒マラソン

風景がが狙いめです。

長年、中学校の体育教師だった私にとっては格別思い出に残る行事でもあり、カメラ越しに

孫たちの力走をとらえながら、一方でははるか昔の現職時代を振り返っていました。

校区の小学校は鴨川の河川敷北大路橋~出雲路橋の間を、各自の力に合わせて

40分間走る「チャレンジマラソン」です。

比叡山と鴨川の風景を左右に眺めながらという贅沢なコース、そのうえ快晴です。  

先生方と多くの保護者の声援を受けての力走ぶりに見入って、ついついシャッターを

押し忘れていました。

 

子たちが楽しみにしている「餅つき大会」もこの時期の風物詩です。少年補導委員会

が主催、民生・住民協議会・消防団など多くの団体が共催のこの行事、子どもだけでなく

老若男女約500人参加、地域挙げての一大行事です。

臼と杵5組、蒸篭蒸す竈6か所、次から次へつきあがる出来立てのお餅をあんころもち・

おろし餅・ぜんざい等、食べ放題。

餅つきを初めて体験する子たちも多く、写真でとらえた表情からも楽しんでる様子が

うかがえます。お餅の味と楽しい思い出はきっと子たちの心に残るでしょう。

大盛況のこの行事も手伝うボランティアの数が減る傾向にあるのが深刻な悩みに

なっています。私が会長させてもらっている老人会もまた同様です。

全国規模の調査によると、人の役に立つことをしたいと思う人は、東北大震災後急激に

増加しているという報告があります。でも、その思いが行動に結びつかないのが現状です。

 

さて、シメは今週の花ですが、その前に見頃が続いているモミジを、70歳以上優待を

利用してカメラに収めてきましたので三か所のモミジを紹介します。

まず、何か花の写真をというときお世話になる植物園のモミジです。

次は、だれでもいつでも訪れることができる都会のオアシス御所です。

最後は二条城です。

 

そして、最後に今週の花、「椿」です。俳諧の世界ではツバキは春の季語ですが、

「寒椿」とか五弁の椿の名で有名な「藪椿」はこれからが見ごろです。

今は庭木の代表を山茶花にとってかわられていますが、藪椿は古来日本に自生

する花木で庭や公園などに植栽されていました。

木材は工芸品に、種子からツバキ油を採取し、高級食用油や整髪料に利用されて

います。花をアップで写真に撮るには周りを枝葉に囲まれていたり花の向きや背景色

を選ぶのが難しく気に入ったのがなかなか写せませんでした。

下の写真は「侘助」という種類。

 

 

 

 


夫婦で紅葉見物

2015年12月02日 | 花の写真

11月下旬ごろから届く「年賀状欠礼」の葉書は歳を重ねるごとに多くなります。しかも身近な

お世話になった先輩や同輩の何人もが今年になってから故人になってることを再確認し、

一人々々しのびながら、名簿を整理し来年の賀状作成の準備を始めています。

そこではっと気づいたのは夫婦だけのツーショット写真がないことです。毎年、年末と夏休みは

孫たちと家族旅行し、春秋は私たちだけで旅行していたのが定例でした。

今年はちょうどその時期に、それぞれが気の合った仲間との旅行を優先したため記念写真が

写せて無くて、急きょ北野天満宮の史跡御土居のもみじ見物に出かけて撮影しました。

まずは御土居から本殿横を眺めた場所でのツーショットです。最初から老夫婦の写真でもうし

わけありません。でもこの場所はちょうどすぐ横で古田元監督がTVのロケ中でしたので好位置。

自宅から徒歩で2・3分で参道に出ますが、そこにはもみじ見物客が列をなして参道

一杯に歩いています。不思議なもので観光客にもまれているうちに一旅行者気分、

ご近所さんの天神さん参拝のはずが、すっかり旅行者気分。残念なことは「見ごろ」の

もみじの色づき具合がイマイチだったことです。しかし今秋からお土居から本殿を眺める

コースが約150m延長されていて紙屋川を挟んで往復約800mの散策は見ごたえ十分。

上の写真は少し北へ移動して本殿を背景にモミジを。下の写真はさらに北へ進んで

本殿の後方と本殿北側の地主神社あたりの風景、銀杏の落ち葉がきれいでした。

北門近くまで道が延長されていて、お土居を降りて紙屋川沿いを南下しますとこおろぎ橋へ。

まずはコオロギ橋からの眺めを。

以前にコオロギ橋の風景は投稿していますので今回はライトアップの写真を。

ついでに紅梅殿と日本庭園の夜景の写真も。

今年の「そうだ 京都へ行こう」のポスターにこの北野天満宮の写真がりようされている

こともあって、観光バスツアーの客が多いです。12月6日までライトアップもされていますが

まだまだ見頃です。単価200円の和菓子付きで拝観料700円です。

 

最後は今秋の花、「サザンカ(山茶花)」です。

冬に向かう11月ごろから冬に、花による彩の乏しい時期に淡紅色や白い花を木一杯

に咲かせるサザンカは目を引き付けます。

漢字で書けば「山茶花」、サンサカの音が入れ替わったのはサザンカのほうが言い

やすいかららしい。ちなみに「山茶」は中国ではツバキのことで、サザンカは「梅茶」

というらしい。(毎日新聞の余禄より)

上の写真は等持院の東側の真如寺で写したもの、このように花弁が一枚ずつ散るのが

サザンカ、椿は花全体がぽろっと落ちることで区別するのが一般的です。

紅葉を背景に入れて写したのが次の2枚です。