草花探訪

季節の草花苗づくり

深まる秋の風景と言えば

2016年10月26日 | 花の写真

先日19日は皇后陛下の82歳の誕生日、昨年のこの日、TVのニュースで両陛下

おそろいで、皇居の中を「スロージョギング」されている様子を見て触発され、、早朝

ウオーキング取り入れてから1年が経過しました。

でも残念ながら期待していたほどの顕著な成果は見られず、少しがっかりしています。

何かの書物で「肥満度や歩く能力は、過去の運動経験に関係なく今、運動しているか

どうかにかかわっている」を読んで、メモしていた事を思い出し、老いが顕著な

80歳の老体がここで中止すれば元の木阿弥と自分にはっぱをかけているところです。

老人は若い頃とは違って「昨日できたことが今日はできない」事が次々と起きるもの、

衰えを自覚し受け入れるべきだと自問自答しながら早朝ウオーキングに励んでいます。

 

さて、運動の秋・行楽の秋と言われこの時期、年寄を誘い出す行事も多いです。

21日には「全市老人会主催秋のウオーキング」が、そして22日は「時代祭」にと出かけ、

下手な写真を写してきました。

ウオーキングは北山大橋を出発、丸太町通りまで南下し平安神宮前経過、円山公園

までの約7㎞を2時間かけて歩きました。全市から約700人参加でした。

2時間余りの間、まとまった休憩時間も撮らずに歩くのですから、久しぶりにふくらはぎや

太ももに疲労感と軽い筋肉痛と、全身倦怠感を体感しました。

道中秋色を探してカメラに収めてきました野で紹介します。まずは出発点の様子から。

いくつもの橋をくぐり黄色いセイダカアワダチソウの横を。

鴨川沿いにはところどころススキが群生。こんなに多くのススキがあるとは予想外。

 

鴨川土手沿い、桜並木の「紅葉」具合も今が見ごろ。

疎水沿いには金木犀が満開。

    

ゴール近くの平安神宮大鳥居付近、欅もきれいに色づく。

    

 

次は時代祭、今年も女房と一緒に出かけましたが、御所では女房は有料観覧席へ、私は

観覧席では立ったり場所を移動できにくいので観覧席の後ろ側で。

というのも女房は「俳句」作成の狙いで、小生はデジイチカメラで撮影と目的が違うのです。

私の今年の写真の狙いは行列参加者をなるべくアップで写すこと。

五花街のきれいどころも。みなさん真面目で真剣な表情ばかり。

 

行列の中でやっと見つけた表情を崩した出場者の姿。

いつもであれば最後のシメは「今週の花」ですが、今回は取りやめます。

私の前の観覧席から知り合いを見つけて声かける少女の姿。

 

 


秋に似合う花は

2016年10月19日 | 花の写真

今年の暑さは実にしぶとく、10月半ばに差し掛かっても、昼間は30度近くの日もあって、

老体をいじめます。ただ、どんなに暑くても食欲だけは一向に衰えず、メタボを気にして

早朝ウオーキングなど頑張っても、間食をやめて腹八分目を堅守しても、一向に体重は

減らないのが私の今の悩みです。

さて、今週も身近なところにある秋を追いかけカメラに収めましたので紹介します。

まずは北野界隈の近くの氏神様「大将軍八神社」の秋祭り、狭い一条通で御神輿を

氏子が両手で支え持ち上げ「ホイット ホイット」と。

肩に担ぐだけでも大変なのに大したものです。近くに寄れず遠くからパチリ。

    

小学校の運動会や学区民の体育祭はほぼ終わり、今は市立中学校の「体育大会」が

真っ盛りです。中学生になった孫が来てほしいというので出かけて、ついでに元勤務校

やあ近くの中学校の様子も見てきました。

現職を離れて20年、中学校の体育大会は「体育 ”祭”」になっていました。体育学習

の発表の場と言えるのは徒競走だけ。でも、指導が行き届きほとんど全員参加で

全力疾走していました。(孫がトップで走ってるところを)

学級対抗の団体競技(棒引きや大縄跳びなど)が中心、学級担任も一緒になって楽しん

でいる姿に声援を送りながらも、体育の発表(団体演技)が影を潜めている現実に寂しさ

を感じていました。見栄えのする団体演技がないのに、観覧に来られた保護者や年寄の

多さにはびっくりです。

 

気温の変化が目立った一週間でしたが、よく観察すると確実に秋は進行している

ことに気づきます。北野天満宮のモミジやイチョウの葉は少しずつ色づき始めて

いました。

    

 

さて、いつもの通り最後は今週の花、「コスモス」です。晴天の週末(15日)、

「夢コスモス園」(亀岡)に行ってきましたのでその報告です。

土曜日ということもあって、JR「亀岡駅」からの路線バスは中国の団体さんで満員、

車中はわからない会話が飛び回りにぎやかで騒がしいこと。その雰囲気をコスモス園

に持ち込まれているのには閉口しました。

団体さんがあちらこちらにおられ、展望台も団体さんで独占し、展望台の上と下との

掛け合いでにぎやかなこと。

    

4,5ヘクタールの休耕地に20種類約800万本のコスモスが咲き乱れて

いますので、私は団体さんを避けて珍しい花をカメラに収めにかかりました。

コスモスには珍しい花弁の多い八重咲のコスモス「ダブルクリック」です。

    

一般にコスモスは花弁8枚であか・白・ピンクなど単色。しかしここには花弁の

ふちが赤色で内側が白色の「ピコティ」など色々と。

花弁の内側が濃いピンク色で外側が薄いピンク色の「ハピイーリング」

花弁が筒状になっている「シーシェル」

コスモスには珍しい黄色で中心部が白色の「イエローキャンパス」

案山子コンテストが行われていたり、土産物屋飲食店も多くあり、家族連れの

訪問者も多くにぎわっていました。

 

 

 


十月十日は快晴

2016年10月12日 | 花の写真

今年の「体育の日」は、久しぶりに10月10日(月)でした。

今から52年前のこの日に東京五輪の開会式が行われたのですが、当時の気象統計

をもとに、最も降水確率の低い日を選んで「10月10日」決めたとの伝説があります。

その伝説は今も生きているようで、今年の体育の日は心配していた台風接近も大過

なく、それまで居座っていた残暑を追い払って秋を連れてきたようです。

でも最近はこの伝説も消えかけているようで、あるTVの気象予報士の言によると

「1981~2010の30年間の統計では、この日の晴れの確率は66.7%で第7番目

」だそうです。

空の景色は長年体育教師をしてきた私にはことさら思い出も多く、体育祭のシーズン

になると天候を気にして過ごした若かった頃のことが蘇ってきます。

 

さて、今秋の体育の日は本当にスカッとした青空でしたからまずはその様子から。

下の二枚、ウオーキングで出会う北野天満宮の空。多分こんなにはっきりと

「鰯雲」が見えたのは今年初めて?。

    

この日は青空の元、学区民体育祭が行われ、午後は「うろこ雲」の下で。

    

老若男女集う学区民の体育祭からは、園児たちの力走を応援する保護者と記念品係

でお手伝いする野球少年の姿を。

 

次に、いつも紹介してきている今週の花は「十月桜」です。

「桜」と言えば3~4月に咲く「染井吉野桜」が代表ですが、この「十月桜」は十月

に咲き始め翌3月まで咲き続ける開期の長い桜です。

桜の名所平野神社には社務所の横、本殿左隅、桜池で見ることができます。

花径が1㎝ほどと小さく、一重咲きで花色は白っぽい、あるいは薄いピンク色。

    

 

最後に、体育の日にちなんで80歳の私の近況を。

早朝(5時15分スタート)のウオーキングを約70~80分間(約8000歩)。

その途中スロージョギング(約(100m走り少し歩いてまた100m走る)を6回。

そして、見守り隊の時には片足たち1分間を交互に数回とスクワットを数十回。

夜は努力して風呂上りに前屈や簡単なストレッチを。

私達夫婦を含め80歳以上の老人は人口の約8・2%だそうです。老々介護

をもっともっと先延ばしし健康で長寿で暮らせることが大切です。

最近、TVで見かける元東京都知事(83歳)のウオーキングの姿(失礼だが

いかにも老人ぽくってて足元が危なっかしい姿)を半面手本に、あのようには

ならないようにと背筋を伸ばす努力をしています。

他方、体力の面だけでなく、豊州問題で彼が語っている「私としては齢を重ね

記憶が正確でなく」云々のこの言葉、高齢者の4人に一人は認知症あるいは

その予備軍という現実を知らされ、何をどのように努力し気を付ければよい

のかと考えています。

 

 

 

 

 


秋と言えば運動会とお祭りと

2016年10月05日 | 花の写真

10月に入りました。季節は行きつ戻りつしながらも少しずつ前に進み、早朝ウオーキング

途中立ち止まれば、五感すべてから秋を感じる季節になりました。

9月を秋の「はしり」とすればこの10月は「しゅん」、そして秋と言えばまずは「秋祭り」と

「運動会でしょう。

そこで今回は秋祭りから。

我が家のすぐ横の北野天満宮では京都の数ある秋祭りの先陣を切って、瑞饋神輿で

有名な「瑞饋祭り」が挙行されましたのでその紹介を。

瑞饋神輿は「里いもの茎」で屋根を葺き、その他各部分を野菜や穀物などで飾り付けた

御神輿です。このほかに3基の神輿を中心に神牛の引く御羽車や稚児行列等絢爛行列が

氏子地域を巡行する祭りです。

4日の還幸祭では花街上七軒通りを巡行するので、出迎えるきれいどころをめざして

カメラを構える人で狭い道路がいっぱい。私の目当ての写真もきれいどころの姿。

祭りの次は、孫が頑張る運動会の風景です。

大阪での「組立体操」によるけが多発の問題から、その規制や指導の在り方が新聞など

マスコミを賑わせていた組体操」から。

    

    

上の写真は「4段のタワー」、下は「4段のピラミッド」、この程度の高さと

難易度なら、指導もしやすく危険性も少ないと思いました。保護者たちからは

拍手喝采!

演技している児童の真剣な態度、やり遂げた後の達成感・安堵感の表情

も印象的でした。

このほかにも音楽に合わせての2人~5人の組体操、そして5・6年全員による

「ウエーブ」と。

団体競技では定番の「玉入れ」です。最近は安全の面から「騎馬戦」「棒倒し」は

姿を消しつつあります。

しんがりは、運動会と言えば「かけっこ」、その中から私の孫の力走ぶりを。

今回のブログのシメ、今週の花は「キンモクセイ」です。

花そのものは目立たない小さな花弁、そっと咲きそっと散っていく奥ゆかしさ。

そして春のジンチョウゲ、初夏のクチナシと並び「三香木」と称され、庭木として

鑑賞用に植えられている花木です。

北野天満宮参道横に金・銀二種類の花が咲いています。それに気づく参拝者は

ほとんどいませんが。

花をアップで写そうと試みるのですがうまく写せません。大きな葉に隠れている

ため光が当たりにくいことも原因かも?

匂いは幼いころの記憶を呼び覚ますといいます。金木犀の香りによみがえる

私の思い出は、小学校の運動会のころの母のことです。

終戦後の何もない食事にも事欠く日々、目にするのは母の疲れた顔ばかりでした。

勉強では目立たない私でしたが走ることはだれにも負けない足の速い子でした。

運動会では花形の私、その時だけは母を喜ばせ、うれしそうな顔をしていたことを

覚えています。そしてどういうわけか金木犀の香りが。