草花探訪

季節の草花苗づくり

深まる秋

2015年10月27日 | 花の写真

この一週間で一気に秋が深まった感じです。抜けるような青空と平年気温を超える暖か

な陽気が続いていた先週とは一転して、木枯らし一号が吹き最低気温も一桁に。

 

さて、秋と言えばまずは「お祭り」そして「運動会」のシーズンです。私の住む北野付近

でも大将軍神社・六請神社の祭礼で賑わいましたが、京都の秋祭りと言えば「時代祭」

でしょう。女房が俳句をひねるヒントを求めて見学に行きたいというので同行しました。

当日券二千円の席は行列の通る前列からは5列目、見物中 立ち上がらないようにと

のことでカメラ持参の小生には不向きの場所、席の後方に移動して 写した写真を紹介。

市長・知事が乗る馬車が行列のほぼトップ、続いて鼓笛隊が。市長は教育委員会勤務

時代の厳しい上司、鼓笛隊を受け持つ朱雀地域は初任した学校の校区で懐かしさも。

以後、時代をさかのぼって歴史上の人物が登場。その中から女性・男性を代表して

二人・二組を。

神輿が最後尾。

モミジも色づき始めた芝生の植え込みからの見物でした。

 

秋祭りの次は「秋の大運動会」です。学校現場では「組み体操」を巡り揺れていました。

全国的に骨折が多発し、大阪市では教育委員会が「ピラミッド」「タワー」に高さ制限を

設けるところまで。

現場教師や保護者の中には「団結力が身につく」「達成感を味あわせたい」などと

高さ制限に反対する声も多いでした。

地元京都市の学校はと、孫が通う小学校の運動会を参観してきましたのでその報告を。

運動会と言えば「かけっこ」・「玉入れ」・「綱引き」です。子供たちの歓声を写真で表し

たいと思いカメラを向けました。

そしてメイーンの「組体操」は5・6年生全員の力作、「ピラミッド4段」「タワー4重」の

小型でしたが見事な出来栄えでした。

それに、全員参加の組体操(マスゲームもどき?)も。

どれも一生懸命・一体感、集団の美が運動会のファイナルを飾り参観者を

感動させていました。演技した子たちもきっと「達成感・一体感」を味わった

事でしょう。お見事でした。立派でした。小学校風に評価すると花マルです。

 

最後は今週の花、「ツワブキ」(石蕗)です。日陰でもよく育つので日本庭園の石組みや

木の根元等に好んで用いられる園芸植物です。

「艶葉蕗」が転訛して「つやぶき」となったらしいが、キク科ツワブキ属で蕗の仲間では

ないとのこと。花期は10~11月、主役を引き立てる名わき役的存在です。

 

 

 


散歩コースの秋色景色

2015年10月21日 | 花の写真

つい先日まで、赤と白の縞模様のジャージ軍団の活躍に感動し、続いて今週はサッカーの

選手とその家族愛に胸を打たれています。

「大久保選手 妻へのヘッド 闘病を坊主で励ます」。3人の息子さんとともに髪を切り

落とした姿をTVで見ました。抗がん剤治療が必要になる妻を元気づけるのが目的とか。

「奥さんも怖さがあると思う。それを和らげるために、子どもたちと一緒に決めた」と言う。

最近では他にもプロレスラー・タレントの北斗 晶一家の例があるように、家族が一体となり

抗がん剤治療等に立ち向かう姿に接し、家族・夫婦の思いやりの心を強く感じ、わが身を

振り返らされています。自分の命の期限が間近に迫ってることに向き合ってきた、そして

抗がん剤治療の苦しさを体験したからこそ身につまされるのです。

だから日課のウオーキング中に季節の変化を求めながらも、自分と同じような老夫婦に

自然と目が向きます。

次の写真は十年以上前から、奥様を車いすに乗せて寺社を参拝されている夫婦。

下の写真は仲睦まじく会話されている老夫婦です。プライバシーを守るために

後ろ姿を写させてもらいました。はたして今の私はこのような優しさ、仲睦まじさを

維持しているだろうかと自問自答しながら。

 

さて、好天の日が長く続き、老体には優しくしのぎやすい毎日です。日の出の時間が

一日1分ずつ遅れる昨今、早朝5時30分スタート時はまだ暗闇です。

天満宮を南下して菩提寺にお参り済ませ天満宮前に戻ってくる頃、東空は茜色です。

約10分歩いて平野神社に到着する頃、夜が明けます。特にこの数日の快晴の

空の美しさに引き付けられてシャッターを押しました。

しかし夜明け時には木々の色づく変化が見えにくいので、土日は午前中に

歩くことにしています。

今年は気温の高い日が続くため、例年より紅葉が遅れ気味です。

立大近くの児童公園の銀杏がこの近辺では一番早く色づくのですが今年は

まだのようです。

北野天満宮の銀杏もご覧のとおりで、ほんの少し黄緑がかってきた程度です。

モミジの紅葉も遅れています。北野の史跡お土居のモミジはまだ青モミジです。

散歩コースでは等持院山門前のモミジだけが少し色づいてきています。

落葉樹の木葉の様子ですが、竜安寺の鏡容池周辺から見える景色を紹介します。

まず山門入ってすぐ、池を東側から眺めた風景。

西側から東側衣笠山方向。

池の南側から北の方向。

ついでに石庭から見えるモミジもまだ青々としています。

最後になりましたが今週の花「酔芙蓉」です。

芙蓉の花(白・桃・赤色の一重咲き)は9月に紹介したと思うのですが、今回は八重咲き

の品種で、朝に開花したときは白花で、夕方になるにつれてだんだん赤くなる一日花。

人が酒に酔っていく様子と似ているからこの名がついたのだそうです。

下の3枚は同じ花を、朝・夕方・翌朝と3回写したもの。右側の花色の変化をご覧ください。

白色からピンク色に、ピンク色から赤色へと、花弁全体が徐々に変色していくとは

限らないようです。下の花のような変化も見受けられますから。

 


コスモス咲くころ

2015年10月14日 | 花の写真

世界に衝撃と日本に元気を与えた桜のジャージ軍団の活躍に沸いた先週でした。

次回2019年は日本がW杯開催国になります。ラグビーを高・大7年間経験した自分、

4年後にはこの目で観戦できるというまたとない機会が待っています。

確か、2年前に2020年のオリンピック開催都市に東京が決まった時も、あと7年かと

自分の年齢に7を足して、その時は、まだまだ大丈夫だろうと軽く考えていました。

それからわずか2年しか経過していないのに、わが身の老いの進行を強く意識している

自分に驚いています。

W杯開催の4年後、83歳になっている自分は、はたして介護を必要としない、少なくとも

今と同じように好きのことをして楽しみ、老人会の世話をする元気さでいられるだろうかと、

考えると不安心配を強く覚える自分になっています。

着実に老化が進んでいるのを実感しつつ、でもいつものように5時半ごろには早朝散歩

に出かけています。気分によって40分程度で終わったりしていますが、一日一万歩を

週4日以上は実行できるように頑張っています。多い日は80分ほど、平均して60分は

続けて歩いています。

決まった時間に決まったコースを歩いていると、いつもお会いする多分同年輩だろうと

思われる仲間に出会いあいさつを交わすことが楽しみの一つで、私の一日が始まります。

土日は7時からのお土居での体操に参加したりして、名前もお住まいも知らない顔なじみ

さん達から元気をもらっているのです。これが79歳の私の近況です。

 

さて、本題の今週の花ですが「コスモス」です。京都亀岡の「夢コスモス園」を訪問して

着ましたのでその報告です。コスモスについては今更うんちく書く必要もないでしょう。

桜の花びらに似ているところから和名を「秋桜」と書き、秋の花の代表になってるほど

ポピュラーな花ですが、明治初期にメキシコから入ってきた歴史の浅い外来種です。

やせた土地でも育ち、乾燥にも強く、咲き乱れる花姿は日本の風景にあっていること

もあって、休耕地などで観光資源として活用されています。

亀岡運動公園横、約15000坪の広大なコスモス園で、約20種類、500万本の

花が咲き乱れていました。祝日でしたので家族ずれの来園者も多く、人影を

外して花を写すのに一苦労でした。立派なカメラを構えてる集団に圧倒されたり。

刈り取られた稲や、刈り取りを待つ稲穂の田、かがしコンテストの作品等目移り

しながら写してきました。

空模様は刻々と変化する中、青空を背景にした花の写真を。風に揺れる姿をと

狙ってみたが揺れる様子を写し取ることできませんでした。

珍しいと思ったのは花弁が筒状になっている「シーシェル」という品種。

コスモスでは珍しいらしい黄色の品種「イエローガーデン」。

白地に紅色のふちどりがはいいている「ピコティー」。

名前メモするのを忘れたが。

そして園芸店でおなじみの赤・白。

 


十月に桜咲く

2015年10月07日 | 花の写真

ある新聞の見出しに「季節外れの桜咲く」とありました。ラグビーW杯B組初戦で南アフリカ

を破り「史上最大の番狂わせ」と言われたサクラジャパンが、強豪サモアをも撃破して南ア

戦の勝利がまぐれでなかったことを証明したときの記事です。

小さい者が体格差を跳ね返してラグビーに勝つには「相手より優れた組織力が必要」と、

体格体力のハンディーの差を縮めるための猛練習と合宿に合宿を積み重ねた4年間の

努力の成果でしょう。

ゲームはなんといっても走り勝ったこと、「KO狙いでなくジャブを打ち続けた」ことでしょう。

今回の日本チームは、31人中主将のリーチら5人が帰化選手で、マイクら5人の外国籍

選手が含まれてる混成軍であることに対して賛否両論があることは事実です。

それはそれとして、21人の日本人選手がかってのひ弱さを克服し外国人に匹敵する

肉体に改造してることには目を見張るものがありました。

本気になって鍛えれば鍛えられるという証拠を見せてくれたことはきっとほかの競技種目

にも波及していくでしょう。

それにTVの画面に映った国歌斉唱のこの場面、すべての選手から日本を代表する誇りと

試合に臨む意気込みが伝わってきて感動しました。

ラグビーのサクラジャパンの次は、植物の「桜」が咲いてるという話題です。

桜の名所平野神社では十月から咲き始める「十月桜」が開花し始めました。

ここには5~6本の木がありますが現在は大鳥居のすぐ右、桜池に1本、社務所前に1本の

計2本がポツリポツリと花を咲かせています。2~3メートルの高さに咲いているのでよく

見ないと見落とします。

花弁は八重で6~10数枚、花径は約1㎝と小型、色は白っぽいか薄桃色、10月頃と

4月上旬の2回開花します。晩冬に咲く「寒桜」(寒緋桜・河津桜・大島桜など)とは別種です。

さらにもう1種類、桜にちなんで名前に桜の字が入る秋の花「秋桜(コスモス)」がありますが

紹介は次回にまわすことにします。

そこで今週の花の代わりに「瑞饋祭り」の様子を写真で紹介て終わりにします。

10月1日神幸祭、あいにくの雨の中神輿3基などを含む行列が天満宮を出発しました。

里芋の茎(ずいき)で屋根をふき、野菜で飾り付けられたいわゆる「瑞饋神輿」は天満宮の

御旅所に奉納されていますのでこの行列には入っていません。

10月4日還幸祭では瑞饋神輿も御旅所を出発して天満宮に帰ってきます。

狭い道路の花街上七軒通りを行列が通過するとき、きれいどころに迎えられるので、

それを目当てに素人カメラマンや見物客で一杯でした。

上七軒通りを通り過ぎると東門前に出ます。ここで関係者一同礼拝。