草花探訪

季節の草花苗づくり

最も寒さの厳しい頃

2019年01月30日 | 花の写真

寒中見舞いを書いている間に気が付けばもう1月も終わりです。

この数年、年齢を重ねるたびに歳月の過ぎ去る速さに驚かされています。

 

先日、土曜日の朝NHKのTV番組「チコちゃんに叱られる」をぼんやり見て

いたら、大人になるとあっという間に1年が過ぎ去るのは「人生にトキメキ

がなくなったから」と言っているのを聞いて、ハット思い知らされました。

そいえばこの1カ月の間、私は心をときめかせたことがあっただろうかと。

 

先日(27日)、京都市内にも積雪5cmの雪が降りました。これほどの雪は

市内では1年に1~2回しかお目にかかれません。

数年前までの私なら、夜が開けるのを待ちかねてカメラを抱え付近の風景

は勿論、少し足を延ばして金閣寺~竜安寺あたりまで出かけていました。

でも今はその気力も体力もワクワク感もありません。

自宅から歩いて5~15分の所にある北野天満宮と平野神社の早朝の雪景色

を写してきましたのでその写真から。

北野天満宮の雪景色4枚。

 

 

 

次は平野神社の雪景色3枚。

 

 

夜明けすぐの7時すぎに訪れたので人影まばらでした。

カメラ愛好者は多分少し足をのばして金閣寺方面へ行かれたのでは?

両神社とも参道の雪は取り除かれ、凍結防止剤が散布されていました。

神社の関係者のご苦労と心づかいには頭が下がります。

 

さて、真冬のこの時期は彩の乏しい時期、中国ではこの時期に咲く花を

「雪中四友」と呼ぶと、何かの本で読んだ記憶があります。

四友とは「梅・蝋梅・水仙・山茶花」のことです。

いずれも厳しい寒さの中凛と咲く花姿と、花から醸し出されるかすかな香気を

愛したとのことです。

幸い北野天満宮には梅と蝋梅と山茶花が,平野神社には水仙が咲いていますので

文字通り「雪中四友」を写そうと試みてみましたました。

(ただし蝋梅だけはうまく映せませんでしたので梅と水仙と山茶花の3枚)

 

 

花ではないが縁起物の南天の赤い実を付け加えて。(今回はこれでおしまい)

 

 


老いに寄り添って

2019年01月23日 | 花の写真

今年の冬は暖冬化傾向のようです。

年が明けてから約3週間経過しましたが最低気温が氷点下という日はわずか1日、

早朝ウオーキングする私にはにはありがたい気温です。

とはいっても82歳の私、日に日に老いの進行を感じ、心細い気持ちで過ごして

いる今日この頃です。

 

愚痴になりますが、退職するごろまでの私は、周りの人に実年齢よりはるかに

若く見られていて、そのことがひそかな自慢でした。

退職して数年間は早朝ジョギングをしていました。

それがいつごろからか早朝ウオーキングに代わり、1回に歩く時間も歩数も、

そして1週間に実施する回数も減っていき、今では隔日実施で精いっぱいです。

早朝5時すぎにスタート、約1時間、5千歩強歩きます。

かっては健康のためには1日1万歩あるくことが推奨されていましたが、

ある本に「老人は1日5千歩 歩きなさい」とありましたのでそれに元気づけ

られて。そして腹が空腹でグウとなると皮下脂肪が消費され始めると知って

間食も我慢しています。食事も腹八分を心がけて。

 

近くのものがますます見えにくくなりました。肌艶も髪の毛も減退し、増え

るのは体重だけです。

人の名前が出てきません。物を取りに行ったのに何を取りに行ったのかお思いでない

ことがしばしば。

立ち上がったり座ったりという日常の動作さえもがスムーズにできません。

ヨッコラショ、ドッコイショと。

数え上げればきりがありません。

でも悲観落胆ばかりしているのでなく「老いに逆らうのではなく、寄り添って

生きる」ことにします。

「元気を保つ」ことを心がけることにします。

これが私のこの1年の抱負です。

 

幸いなことに女房は今のところ私以上に元気です。

食欲があって食事をおいしそうに食べます。その食べっぷりや表情が健康の

バロメーターです。ただし悩みは二人ともふくよかになっていくこと。

食材を毎日調達するのが私の役割、そして食事をしながら他愛ない会話を

するのが日課です。これで幸せです。

 

さて、後半は今どきの花の紹介です。いつもなら植物園に出かけ寒椿の

写真を写すのですがやっぱり老いが進行、まだいけていません。

近くの天満宮の梅の花がぽつりぽつりとほころび始めていますので

今回は咲き始めた天満宮の「梅」の風景を。

(ちなみに昨年は1月3日、一昨年は12月20日というように早く咲き始めて

います)

本殿の横側、東の方向から。

楼門から本殿を望む

本殿横側から楼門を眺める

赤目牛の石像付近

あちらこちらに開花始めています

 

 

 

 


年が明けて早や半月

2019年01月16日 | 花の写真

14日は平成最後の「成人の日」、快晴で温かい日和でした。

いつものように晴れ着で着飾った新成人の姿や祝う会の様子、減少傾向にあるとはいえ

まだ続く一部の地域での常軌を逸したトラブルの様子がTVで報道されていました。

 

成人式はいつも他人事のように思っていたが今年は孫の一人(私の二男の長女)が

新成人になり、晴れ着に着飾った姿を見せに来てくれました。

馬子にも衣装という表現は失礼ですが、晴れ着を着てうっすらと化粧している姿は

ビックリするほどの変身ぶりでした。

すぐ近くに住んでいますから乳幼児の頃は半日預かったりとかり、小学校に入学して

からは友達を連れてきては我が家の応接間を遊び場にしていました。

私が 「子ども見守り隊」に参加したのも孫が入学してから。それからは毎日のように

接してきて成長ぶりを見てきました。

それについ先日、正月2日には身内の新年会で顔を合わせ「お年玉」を渡したところ。

まだまだ子どもだと、昔からの印象を引きずっていたことに気づかされました。

 

成人の日を迎えた孫に希望すること、それは孫が「一人の大人として社会とどのように

かかわり、責任を果たしていくか、これからの生き方を真剣に考える日にしてほしい」

ということ。(ちょっとだけ真面目に書きました)

孫にはこんな思い出があります。

小学6年生の時、老人会と小学生とが合同で児童公園の清掃をした時のことです。

予定の一校時が経過した時、作業はまだ半ばでした。老人会は合同作業を一旦止めて

小学生にお礼を言い、残った作業は老人会が行いました。大半の児童は次の授業に

戻りましたが孫は残って、使いっぱなしの箒などの用具やごみ袋を自発的に片付けて

いました。

私はこのことが今も強く印象に残っています。そしてこのころの人柄・性格をずっと

持ち続けて大人になってほしいと願います。

 

さて、この時期恒例の行事、それは都道府県対抗女子駅伝です。

京都チームは今年も大健闘、二位入賞でした。

いつものように私は北野白梅町交差点の北より、一区の走者が残り300mの地点で

観戦でした。(TV画像より)

1区でトップを競う二人(長崎と高知)の残すところ300m力走の様子。

襷に手をかけたところです。

テレヴィ観戦をしながら1区・9区のランナーが通過するとき急いで白梅町に出かけ

カメラのシャッターを押します。あとはテレビ画面を食い入るように見つめて。

中でも中学生の力走の様子には感激。

8区の京都桂中学校のランナーがトップを行く愛知を激しく追い上げて。(TV画像より)

9区アンカーのランナーが白梅町付近を力走。

愛知の鈴木選手・京都の一木選手のデッドヒートぶり。

(この二人は日本のトップランナー)

最後に今週の花。この時期は本当に花が少なく、代わり映えしませんが

北野天満宮の早や咲きの梅の花です。

 

そして蝋梅です。


”猪”の一番は健康

2019年01月09日 | 花の写真

年が新たまり「猪」の年になりました。私たち夫婦は今年の誕生日で83歳になります。

 

幸いなことに夫婦そろって自力で日常生活を過ごせる健康状態を維持しています。

自分の趣味を楽しみ、ほんの少しだけボランティア活動のようなことにかかわっています。

すぐ近く、同じ町内に二人の息子一家が住んでいますことも安心です。

幸い今のところは心配をかけることもなく暮らせていることは、子供にとっては手のかか

らない親ではないでしょうか。今年もそうあるよう頑張ります。

 

83歳と言えば男女ともに健康寿命の平均値をはるかに超えています。有難いことです。

今までにも何度も書きますが、私たち夫婦は元中学校保健体育体育の教師です。

決して教え子に尊敬され慕われるほどの、教師としての人格も教育実績もありません。

でも、この年になっても、夫婦そろって健康で暮らせていること、このことだけは教え子たち

へのささやかな自慢です。

とは言っても、体力も気力も記憶力も、何もかも衰えていくことをひしひしと感じる二人です。

だからこそお互いをいたわりあって暮らして行こうと思っています。

これが私たちの小さな新年の抱負です。

 

さて、さしあたり、今一番気になっていることで夫婦ともに取り組むことを書きます。

ボケ防止です。

そのために私が取り組んでいることは次の3点です。

①ともかく歩くこと

  (ジトーと汗をかく散歩を週4日は実行、我が家の買い物は一手に引き受ける)

②指先を使うこと

  (パソコンに毎日向う、週1回のブログの文章の種になることを新聞や書物から

  書き写したりり)

③人と接すること

  (とにかくこまめに外出、我が家の買い物役を一手に引き受ける、老人会の世話を

  するなど小さなボランティアを続ける)

です。

 

毎回ブログの後半は季節の風景や季節の花を写真で紹介してきました。

新年早々の今回は、花は北野天満宮の梅・蝋梅、平野神社の水仙と寒桜です。

下の写真(紅梅)は12月下旬に咲き始め今はこのように多く咲いていますが白梅は

まだポツリポツリと咲く程度です。

梅の名所天満宮には梅の木は約50種1500本あるのですが蝋梅の木は少なくて、

本殿回廊の西側に数本あるだけです。

平野神社の水仙は桜池周辺に咲き、今年は例年以上、たくさん咲いています。

     

桜の名所平野神社では寒桜(十月桜)が本殿横と楼門横に咲いています。

十月ごろから咲き始めソメイヨシノが咲きだす頃まで咲き続けます。

花径1,5㎝ほどの大きさ、花弁は薄桃色です。

正月風景としては次の2枚、神殿前での書初めの様子と三が日の初もうで客の

混雑風景です。

今年も「毎週水曜日の定期便」を届けられるよう頑張りますのでご覧ください。

よろしくお願いします。