(毎週水曜日に書いているブログ、今週だけは旅行のために変更です)
さて、先週に引き続きコスモスについてつづります。
秋の代表花と言えばやはりコスモスだと思いますが、なぜ秋の七草の中に入っていないのか
疑問に思っていました。調べてみるとこの花が日本に伝わったのは明治も中ごろ、メキシコの
高原地帯が原産地ということで、万葉時代に山上憶良が詠まれた短歌まで遡る秋の七草に
入っていないわけが納得できました。
でも、私だけの疑問でなく、先日毎日新聞のコラム{余禄}に、毎日新聞の前身「東京日日新聞」
が1935年に当時の代表的な七人の文人に「新・秋の七草」を選んでもらい、作家の菊池 寛
氏がコスモスを選んだとあります。選んだ理由が日本の秋の風物にふさわしいとのこと。
ちなみに牧野富太郎氏は菊、与謝野晶子氏はオシロイバナ、斉藤茂吉氏は彼岸花、高浜虚子
氏はイヌタデ、辻 永氏はシュウカイドウ、長谷川時雨氏はハケイトウです。
乾燥に強く荒れ地でも生育し、日当たりのよい野原・野路に次から次へと花を咲かせ、か細
い茎の先端に咲く花弁の姿は「秋桜」の異称でも親しまれているのはご存じのとおり。
身近なところ咲いているので花の写真を撮って楽しんでいる私にとっては格好の被写体。
いろんな場所で撮った私のお気に入りを紹介します。
まずは老人農園の近くで写した2枚です。
続いてウオーキング途中に写したもの、場所は廣澤の池・大原の里・植物園です。