草花探訪

季節の草花苗づくり

果報は寝て待つことに

2018年06月27日 | 花の写真

先日のセネガル戦の快勝に「不屈のオッサン魂」「オッサン選手の意地とプライド」等、メディア

の称賛の声でわきました。そして明日(28日)の深夜は決勝トーナメント進出をかけた格上の

ポーランドとの大一番です。

私は今回の3戦目のゲームは「果報は寝て待て」と、夜は早く寝て早朝のニュースで結果を

知ることにします。

3戦目のこの試合は、これまでの祈るような思いで見つめたコロンビア・セネガル戦の時とは

違います。

侍ジャパンのここまでの戦いぶり、つまり勝ち点4(1勝1分け)をあげているこのチームに

たいする敬意と称賛の気持ちたいからです。

予選が始まるまでは厳しいグループに入って、1勝することも難しいだろうと、海外のメディアは

勿論のこと、多くの侍ジャパンのサポーターは分析していたのではないでしょうか。私も。

その予想を見事?に覆した侍ジャパン、持てる力を最大限発揮させる西野監督とピークが

過ぎたと言われる30過ぎのオッサン連中の活躍に。

ポーランドを撃破するか否かにかかわらず、今までの二戦だけで、私は十分すぎるほど満足

しています。あとは予選の有終の美を飾ってほしいと。全力を出し切って良い試合を!

ゲーム後のサポーターの清掃活動にも頑張ってもらって、称賛の声を世界中に轟かせて

ほしいです。

 

さて、後半は梅雨時の花の紹介です。今週は「夏椿」の花です。

仏教で聖木とされる沙羅双樹「シャラノキ」にちなんだ名称ですが別の木です。

日本では「平家物語」で”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、

生者必衰の理を顕わす……”に書かれてる有名な樹木。

梅雨の頃、朝に涼しげな白い五弁の花を咲かせ夕方にはぽとりと落とす一日花。

民家の庭木としてもよく利用され、とくに寺院では好んで植えられています。

”朝に咲き夕に散りゆく一日花” の姿が、仏教では人の世の常ならぬことを象徴していると

とらえ、「今日なすべき明日に延ばさず、確かにしていくことが良き一日を生きる道である」

と教えています。

余談ですが、この夏椿と同じように一日花を咲かせる木に「ムクゲ」があります。

荒れ地や乾燥地に強いこと、葉木・枝全体に蕾をつけるが一気に咲くのでなく、次から

次へと少しずつ長期間咲かせる所も夏椿とムクゲはよく似ています。

日本では仏教の教えに、韓国では困難にもめげず咲き続ける姿を国民性に投影して

いるところも興味深い花です。

梅雨の晴れ間を選んで夏椿の名所妙心寺の塔頭の一つ「東林院」を訪れましたので

その紹介を。

山門までの石畳の道のわきには紫陽花が見頃でした。

受付でお茶券(1600円)を受けとり本堂と苔むす庭へ。まずはお茶を一服いただく。

ご住職の法話が素晴らしい。ためになるお話をわかりやすくユーモアを交えて。

自然に聞き入り背筋もしゃんと伸びて拝聴します。次から次へと訪れる客でいっぱいに。

 

     

 

 


歴史的金星に沸く

2018年06月20日 | 花の写真

ビックリ!したことが二つありました。一つは今週早々起きた大阪北部地震にです。

 

京都に住んで70年以上の私が初めて体感した「震度5」の揺れの強さです。

揺れを感じてから収束するまでの時間が十数秒と短かったのが幸いでした。

足元から突き上げられ立っていられないほどの強い揺れでした。

築後10年、軽量鉄骨3階造りの我が家が発する悲鳴のようなきしむ音に、一瞬ですが

怖さと不安をかんじましたが幸い何事もなく。

地震が起きたのが午前8時前でしたからすぐに町内の子たちの登校の事が気になり、町内を

歩いてみましたが通行の妨げになるような箇所もなく、子たちも普通通りの元気さであいさつ

を交わし見送りました。

私は老人会会長を退いたとはいえ老人会の役員ですので、町内の独居老人の方の安否も気

になり、声かけてみましたが皆さん困った様子もなくほっと安心して家に戻ったら近くに住む

息子の嫁から電話でこちらの安否確認があったことを知りました。

気にされていることを再確認し、そのことが素直にうれしいと実感したひと時でもありました。

 

二つ目のビックリはサッカーW杯グループ予選でFIFA16位のコロンビアに61位のニッポン

が快勝したことです。日本の番狂わせを世界から絶賛されているというニュースが示す通り

正真正銘の”大金星”です。

以前にも書いたことがあるのですが、私は気になるゲームや勝負をライブでTV観戦して

おられずに、勝敗が決まり良い結果がわかってから何度も繰り返し見て楽しむという

”肝っ玉の小さい”男なのです。

ところが、今回のコロンビア戦は最初からゲーム終了の最後を見届けるまで、観戦しました。

それだけ互角以上に戦い続けたサムライブルーが立派だったからかもしれません。

それは認めつつ、心の大部分は明らかな実力差があることを認めて、負けてもともと慰め

あきらめつつ観戦していたからでしょう。ところがどっこい、快勝です。

私はサッカーフアンには失礼な奴だったかもしれません。ゴメン。サムライブルーより

サクラジャパンに熱中していますから。だから、今回の試合を、何が何でも勝ってほしいと、

ハラハラドキドキしながら見ているというより、「負けてダメもと」と醒めた目でゲームを分析

しながら観戦していました。

初戦勝利したチームが決勝トーナメントに出られる確率は約90%だとか。

次の試合も引き分けの勝ち点1を狙わず堂々と勝ってください。「頑張れニッポン!」

 

長々と書きました。後半は今週の季節の花「アジサイ」です。

昨年はアジサイの名所「三室戸寺」「松尾大社」を訪れたのですが今年は体調もすぐれず

近場の「法金剛院」と「植物園」で写したものを掲載します。

 

紫陽花には大別すると「ホンアジサイ」と「ガクアジサイ」の2つのタイプがあることはよく知られて

いますが、日本固有のガクアジサイが中国を経由してヨーロッパに渡り、花がてまりのように

集まった「ホンアジサイ」に品種改良されたということはあまり知られていません。

日本原産のまずはガクアジサイの写真です。

続いてホンアジサイの写真。

 


テレビ観戦で思うこと

2018年06月13日 | 花の写真

81歳の高齢者の私はTVをぼんやり見て時間を過ごすことが多くなりました。

たまたま昨日(6月12日)は米朝首脳の歴史的会談があった日、朝から夕方までどこの

チャンネルもその様子を伝えていていました。

両者が初めて出会うホワストコンタクト、片手握手だけかそれとも両手でか、そしてハグ

をするのかとか、色々取沙汰されていましたが、結局は13秒間の握手だけでした。

でも両者のこの一瞬の写真が、将来歴史の教科書乗るかもしれないと解説者が言うので

画面をパチリと。

20㎝以上の身長差が画面ではどう映るか、金委員長の目線がトランプ大統領を見上げる

ように映らないかと注目していたのですが、底上げ?靴とだぶだぶズボンとで、気になら

なかったというのが正直な私の感想。会談の内容には思っていたほどの収穫なし。

 

さてTVでのスポーツ観戦にも身が入りません。

トラはやっぱりダメトラです。セパ交流戦になってからのだらしなさは目を覆います。

三塁にいる走者を返すための外野フライ一本すら打てない若手の体たらくさにはつくづく

嫌気がさして情けない。本当に本当にダメトラです。

中学校の部活や少年野球の少年達は、外野フライをコンスタントに打てないことを知って

いるので、スクイズバンドの練習を繰り返しするのに。

あまりの不甲斐なさに、「タイガースの若手たち、それでもお前らはプロか」と映像に向

かって嘆く日が続きました。(セパ交流戦になってからの戦績は4勝7敗)

たまたま昨日(12日)の日ハム戦で高山・中谷がドカーンと一発、やっと眠れる若虎が

目を覚ましたようですが、遅すぎるよ。

プロ野球だけでなくWカップ本線が目前に迫っているサッカー、強化試合はゼロ敗が

続きます。これもやっと昨夜のブルグアイ戦で4点取って西野ジャパン初勝利。

技術が未熟で体力が劣るのをいますぐに何とかせよとは言わない、でももっと体を張って

あたっている様子や、力一杯シュートを打ってほしい。

ラグビーのジャパンが先日イタリアにぶちあったっていったように。必死、がむしゃらさを前面に

出した戦いを見たいものだ。

 

さて、後半です。ここらあたりで今週の花の紹介をします。

8日(金)、平安神宮庭園が無料解放でしたので花菖蒲と睡蓮を写しに出かけました。

下の2枚は入苑前の風景。

平安神宮には南神苑・西神苑・中神苑・東神苑の4っの池があるわけですが、

花菖蒲は西神苑で、睡蓮は中神苑で見頃でした。

池の周り、どこも鑑賞客でいっぱい、下の写真は水面に映るカメラマンたち。

睡蓮が咲く中神苑も人でいっぱい、水に映る花の姿を入れて写してみました。

東神苑には夏の花が咲いていませんでした。泰平閣でくつろぐ人で混雑、中国語が飛び

交っていました。静かに風景を鑑賞する気持ちがなさそうな人たちばかり。

梅雨の時期には白色の花が似合います。

最後に半夏生・紫陽花・クチナシの白い花を写してきましたのでその紹介。


小さな決断をしました

2018年06月06日 | 花の写真

年中休日の老後の私にとって小さな楽しみだったのは、毎朝8時前から約30分間、小学生と

交わす「挨拶」でした。

始めたきっかけは70歳になって仕事から解放された13年前、近所に住む孫3人のうちの年長

の孫が入学したことだったと思います。

 

私は中学校教師を37年間続けてきました。ずっと私と背丈も肩を並べるような大柄な生徒達を

相手にしてきましたから、自分の胸よりも低い幼い子たちと、無邪気ではじけるような甲高い声

と笑顔でしてくれる挨拶は新鮮味があり、毎朝出かけて挨拶を交わすのが楽しみでした。

やってあげるのでなく、自分の楽しみのために参加し元気をもらっていました。

 

私の毎日は、朝5時ごろから早朝ウオーキング約1時間余りで始まり、汗を拭い朝刊に目をやり

TVのニュースを見ながら軽く朝食。

一服し終わって7時40分ごろ家を出て見守り隊活動に参加。その後9時ごろに帰宅して

パソコンに向かったり書物に目を通したり。というのが私の午前中の生活パターンでしたので、

見守り隊活動に参加することは私の生活に欠かせない大切な一部ですし、ちょっと大げさに

いうと「幸福な時間帯」でした。

 

つい先日、悩んで悩んだ末に、13年間続けてきた「見守り隊活動」を6月からやめようと決心し

、校長先生に申し出ました。

やめる理由の第一は先日の私の体調異変です。その後の病院の検査・診断の結果では

「熱中症」でした。心配していた肺炎でもなく、心肺機能も異状なしでした。

風邪で4日間絶食状態だったのに無理して翌日に見守り隊に出て、その日が夏を感じる

高温の陽気だったたためと医師は言いました。すっきりと回復するのに一か月もかかった

のは年齢相応の事だと。確かに80歳を超えてからは月単位で老いて行くのがわかります。

来月には82歳になります。もうこのあたりで次の方にバトンタッチしてもよいのではかと

真剣に考えました。

それに一番下の孫も4月から中学生になりました。見守り隊をはじめた当初の動機が

3人の孫が小学校を卒業するまでだったこともあります。

6月に入りました。体調を壊してから一か月たって以前の状態に戻りつつあります。

やめると決めて申し出たのに、まだ心の中は揺れ動いています。そのような状態です。

 

コロッと話題を変えてこの時期の花についてです。

今週の花は「花菖蒲」です。初夏のころによく似た花の姿の花が、「アヤメ」と言われたり

「カキツバタ」と呼ばれたり「ハナショウブ」と呼ばれる、花の素人には紛らわしく感じる

花たちです。見分け方のポイントは花弁の付け根の模様と色の違い。

(昨年のブログにも書きましたが)

まずは青紫の花弁の付け根が網目模様の花がアヤメです。(開花時期は5月上旬~)

アヤメと同じような花の大きさで青紫色の花弁、その付け根の猫の目の形が白色

の花がカキツバタ(開花時期はアヤメより少し遅く5月中旬ごろ)。

ハナショウブは花弁の付け根の猫目も用が黄色(開花時期は一番遅く5月下旬~6月)。

それに花姿全体が一回り大きかったり、色も多彩です。

ハナショウブは日本原産の花、鑑賞されるようになったのは約800年も前からとか。

栽培の記録は江戸時代(1660年ごろから)、尾張藩主が花菖蒲庭園を造り鑑賞

下のが最初だそうです。その後藩主の中で競って栽培種の改良を進め、花菖蒲園の

開設が広がったようです。(江戸系・伊勢系・肥後系などが代表的品種)

京都府立植物園では今が見ごろです。

     

一眼レフのカメラ、その特徴を生かして背景ボケのきれいな写真をと試みるのですが、

適当な構図が見つかりません。ピントを合わせるだけで精いっぱい、写した写真を

見ると画面のど真ん中に花一輪と、避けようとしている「日の丸」写真ばかり。

ダメだなと落ち込んで今回は終わります。