草花探訪

季節の草花苗づくり

今 植物園の蓮がすすめ

2012年07月25日 | 花の写真

京都植物園では8月19日まで午前7時半に開園です。園内には約180種類200鉢

の蓮があります。鉢植えの蓮は園北西の宿根草・有用植物園にありますが、私の

お勧めは来た出入口の南アジサイ園の近くの池の蓮となからぎの森の南のはす池

がお勧めです。この蓮池一帯の池にヒスイ色のセキレイが生息し、大きな望遠レンズ

を装着したカメラマンが多数チャンスをうかがっています。

さて、蓮についてですが先日の京都新聞に「日本では仏の花のイメージが強いが、

中国では高貴な人、アメリカでは美しい花の代名詞。中国から来たといわれている

が、宇治でも1万年前以上の化石が発掘されています」と。

泥の中でも美しい花を咲かせる蓮は、清らかに生きる人間のあるべき姿に例えられ

、仏教と結びついたのは、釈尊の誕生の際蓮の花が開いてその瞬間の到来を告げ

たことが期限になっているとか。

(次の写真の上のほうがアジサイ園近くの蓮・下のほうが蓮池の様子)

(次の花のアップは小生お気に入りのピンク・白の2枚ずつ)

上の写真のように花の中心部にできる花托の形状が、ハチの巣に似ている

ところから「はちす」となり「はす」と呼ばれるようになったという説も。

 


法金剛院の蓮

2012年07月18日 | 花の写真

毎週水曜日に季節の花の写真を紹介しています。今回は蓮の花です。

関西花の寺第13番霊場で「蓮の寺」として有名な「法金剛院」の蓮の早朝観蓮会が

始まったことを新聞で知り、16日午前10時ごろに出かけました。

蓮の花は早朝6時ごろから咲き始め昼ごろにはすぼみ、花の命は約4日とか。

だから、最適鑑賞時間は7~9時ごろまで、10時は遅すぎたようでした。

開花状況は池の西側と本堂との間の大きなカメの蓮が咲き始めたところで、池の蓮は

ポツリポツリと数輪が。これからが見ごろです。

でも、祝日ということもあってか観光バス2台の客をはじめ大勢の人で、数少ない花に

多くのカメラマンが構え、気にいた花を好みのアングルでとはなかなか難しいです。

  

私のお気に入りの赤・白各2枚の花写真を下に紹介します。

 


祇園祭山鉾巡行

2012年07月17日 | 花の写真

日本三大祭りの一つ、動く美術館と言われる山鉾巡行に出かけてきました。

京都の夏の風物詩を楽しむには天気が良すぎて、35度を超える炎天下での見物、

立っているだけで汗が吹き出してきました。

烏丸御池の交差点あたりで見学したのですが、アクシデントがあったのか長刀鉾

が通り過ぎてから次の鉾が来るのに20分以上も待たされ、結局11時~12時まで

の1時間で鉾が通過したのがわずか4基という運営の悪さ。

厳しい暑さの中、わざわざ来たのだからと頑張って待って、写真を撮ってきました

ので数枚紹介します。(まずは長刀鉾2枚)

(御池通りを西方向へ鉾が進む)

(放下鉾の稚児の人形)

(河原町御池の交差点での辻回し)

 

 


梅雨に濡れた花たち

2012年07月11日 | 花の写真

梅雨明けが待たれる昨今です。

テレビなどの報道によると九州や西日本、近畿南部地方にはゲリラ豪雨を伴う雨が続き

、その被害も甚大の様子と知り心が痛みます。

それに比べ私の住む京都市は梅雨の期間の降雨は適量?。私のメモでは6月11日から

昨日までの一か月間で雨の日は10日でした。そのうち早朝散歩ができなかったのは4日

でしたから、梅雨と聞けば思い出す「じめじめしとしと感」はさほどなかったように思いますが。

7月に入ってからは30度を超える日も3日あったのに、幸いなことに湿度が低かったの

で、まだエアコンのお世話にならずに暮らしています。なにか近況報告じみましたが。

さて、今回の写真は、梅雨の時にこそ撮影できる、雨上りで水滴のついたみずみずしい花や

葉をうまく写そうと頑張ったのですが。

所詮小型デジカメでは無理だということを知りました。”花撮影入門”というカメラ冊子によると

「花弁についた水滴は、逆光で輝きが増す」「マクロレンズで水滴をアップで」とか、解説して

ありましたが。ですので自宅のコンテナの花やベランダの野菜を撮影しただけです。

(花はナスタチューム・インパチェンス・ペチュニアです)

 

 


三室戸寺の紫陽花

2012年07月04日 | 花の写真

早いもので暦は今年の折り返りを過ぎ、7月最初のブログです。前回と同様に「アジサイ」

について記します。

まず花の名前の由来ですが、藍色の花が集まるという意味の「集真藍」と書きアズサアイと

読むのが変化して「アジサイ」と。多くは青白色から藍紅・濃紫色に変化することから

「七変化」の別名も。日本古来のアジサイやガクアジサイ・山アジサイが園芸品種に改良

されて種類は多数です。

紫陽花の花を見て多くの人が「外見上の花」と認識している部分はほぼ装飾花(ほとんどが

葉が変化したもの)、よく見ると小さい花(両性花)がありこれが完全な花だとか。

私個人の好みからいうと額紫陽花がお気に入りです。先日の天声人語に「小花が集まって

咲く縁(フチ)を、蝶が舞うように装飾花が取り囲む見事な咲きぶりは、雨下青や白の蝶が

群れ飛ぶさまが目に鮮やかだ」と。私はこんなに上手に表現できませんが。

さて、テレビで紫陽花の名所「三室戸寺」のハート型アジサイが紹介されていたので

行ってきましたので写真を紹介します。

まずは五千坪の庭園に約一万株の紫陽花が。多くのカメラを構えた人でいっぱい。

珍しいハート形の紫陽花を探し出してぱちりと。

朝の散歩では出会えなかった花たち(白い額紫陽花・濃紅色・真ん丸な白紫陽花

藤色の額紫陽花)です。