草花探訪

季節の草花苗づくり

風ひんやり彼岸の入り

2014年09月24日 | 花の写真

昨日の天声人語に「残暑に汗をぬぐう彼岸もあるが、今年の秋の足取りは律儀のようだ。」という

一文が目に留まった。まさにその通り、空が白くなり始める早朝5時半にスタートするウオーキング

透き通った風には半そででは少し肌寒さを感じます。

日の出が5時50分ごろですから、出発直後に北野天満宮前から東の空に見える景色が下の左、

うっすらと茜色に染まった空の下に比叡山が見えます。下右は日の出の前、西陣の町屋の通りから

見える朝焼けの空です。

 

          

花街上七軒の通りを戻って北野天満宮東門に差しかかる6時前、日の出を受けて西の空も色づいてます。

それから約1時間歩いて北野天満宮大鳥居前に戻ってきますが、「いわし雲」が見られるときはラッキー!

以上がこの一週間の間に見えた空の景色です。涼しくさらっとした空気感と茜色の空

を楽しみながらのウオーキングの後は小休憩をいれて、7時40分ごろから8時半過ぎ

まで「子ども見守り隊」活動です。

さて、今週の花は「萩」です。草冠に秋と書くように日本の秋の花の代表です。

検索して調べてみてわかったことがいくつかあります。

まず日本古来から野山に自生している花であること、そして万葉集で一番多く歌われて

いる花であることです。

花木・草花の多くは園芸品種に改良されてる中で萩は昔からの姿をそのままに残した

素朴な花姿であることです。人々はそこに心を引き付けられているのでしょう。

寺社の境内、民家の庭にとよく目につく花ですが、私はウオーキングのコースを御所へ

とり、「梨ノ木神社」で写してきました。(萩祭りの当日でした)

最後に、花づくり(パンジー・クリサンセマム)の途中経過をしておきます。

種まきを8月29日にしました。パンジーは気温30度を超えると極端に発芽率が悪く、

クリサンセマムは発芽するがもやしのように徒長する事から、気温が30度前後で

推移しそうな時を見計らって巻きました。

上はパンジーの種です。ゴマ粒の半分以下の大きさ、一袋に約60粒、発芽気温20度

で約60%の発芽率、発芽に要する日数10日以上。

上はパンジー、一ますに5~6粒蒔き、約3週間で本葉が出始めたところ、

下はクリサンセマムで「バラまき」してます。1週間遅れで2回蒔いてます。

順調よく育てば10月中ごろにポットに移植、11月中旬ごろに開花始めます。

 

 

 

 

 


敬老の日に寄せて

2014年09月17日 | 花の写真

一昨日は「敬老の日」、地域の老人会の会長をやらされている?こともあって、忙しい日々を

過ごしていました。小学校の体育館で開かれた「敬老会」にもかかわり、、幼・小の子供たちの

合唱・合奏、中学生の吹奏楽演奏やフラダンス、それに土地柄花街の舞妓さんの日舞と多彩

な出し物を楽しんでもいましたが。

小学校の指導が行き届いてることの表れでしょうか、後期高齢者へ「お祝いのお手紙と運動会

の案内状」が用意されていました。そのせいか75歳以上の方300人以上のご来場がありました。

私も小3・5の孫から手作りの封筒に入ったメッセージをもらって、歳のせいでしょうか、ジイーンと

させられた敬老の日でした。このお礼に運動会の頑張のゴホウビをせがまれていますが。

蛇足じみますが敬老会の挨拶の中でうなずきながら聞いた印象深い話を紹介します。

「「お年寄りに大切なものは(キョウヨウとキョウイク)です。と言っても(教養・教育)

のことではなく、(今日用がある・今日行くとこがある)の二つ。できれば地域に貢献

できることと自分がしたいと思うことをすること、どうかお元気で」と。ナルホド!

さて、今週の花はお彼岸まじかということで「彼岸花」と、早朝散歩コース途中の

平野神社で出会う「紫式部」の二種類です。

9月の声を聴いて少し涼しくなって来た頃、突然茎が伸びて鮮やかな赤・白色の花を

咲かせ、数日で花が終わります。それに、昔はお彼岸の季節、田んぼのあぜ道や土手、

道端のいたるところで見られた花ですが、今ではほとんど見られなくなっています。

写真を撮る立場としては咲いてるところが少ないうえに周りが雑草ということで背景ぼかし

がしにくくて、自分として気に入ったのが写せませんでした。蝶が止まった下の一枚が

しいて私のお気に入りというところ。

紫式部は、花は6~7月に淡紫色の小さな花を咲かせますが地味で目立たないため

あまり知られていません。9月ごろから紫色の実をびっしりつけ、周りに咲く花が少なく

なる時期と重なって、清楚な美しさの実が、人々の目を引き付けています。

朝日に輝く実、雨露に濡れている実、そして蝶が止まってるところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


暦に合わせて秋到来

2014年09月10日 | 花の写真

この一週間は錦織選手の快進撃に熱気とさわやかさを感じていました。「勝てない相手は

もういない」という言葉、きっと流行語大賞にノミネートされると勝手に信じてます。

さて、9月8日は暦の上では仲秋の名月」・「白露」でした。雲一つない夜空に満月が、でも草に

降り立つ露が白く見えるという情景を探してみましたが残念ながら見つかりませんでした。

下は愛用のコンデジで写した北野の森から眺めた名月二枚です。兎の餅つきを連想させた月の

表情が何とか写せて自己満足しています。

早朝5時過ぎ、いつもの通り日の出前の薄い墨を筆ではいたような空を眺め道端の

草むらから聞こえるコオロギの音に送られながらウオーキング出発です。

今の時期にお目にかかれる花は少なく、楽しみは「おしろい花」に出会うことです。

この花は夕方から夜明けの時間帯まで咲き、別名夕化粧とも呼ばれています。

昼間は花を閉じていることや繁殖力が旺盛で道端どこでも茂るため、雑草と一緒に

抜き取られることが多く見かけることが少なくなりました。、ラッパ型の花径1cmの

花ですが赤・桃・黄・白・絞り咲きと色彩豊かで私の愛好の花です。

夜が明けると目に入るのが木々の葉の色付き始めたほのかなグラデーションの

美しさです。残念なのはカメラがコンデジであるため、目に映るとうりの風景や色合いに

写せてていないことです。下の2枚は欅の葉の様子です。

モミジも少し色が変わりつつありますし、ハナミズキの実も、銀杏の実も色づき

初めています。いよいよ秋本番です。

 

 

 

 

 

 


秋の七草を探しに

2014年09月03日 | 花の写真

今年の秋は平年通りに訪れそうです。80歳手前の老骨にはありがたいことです。

つい先日まで炎天が似合っていた百日紅の花も勢いに陰りが見えたり、肌に感じる早朝の

さらっとした空気の感触や、道端から聞こえる閻魔コオロギの鳴き声など、体全体を通して

感じます。

初秋の花と言えば「秋の七草」です。

万葉集に山上憶良が「秋の野に 咲きたる花を指折り(およびおり) かき数えれば 七種

(ななくさ)の花」 (萩の花 尾花 葛花 撫子の花女郎花また 藤袴 朝顔の花)  

 *psで調べての受け売りです。

9月早々ということもあり私の散歩道では探すのも大変なので府立植物園に出かけて写して

まきした。(オミナエシ フジバカマ ススキ キキョウ ススキの5種類の花)

撫子は一昨年来マスコミに「ナデシコジャッパン」の名で有名になった「ホマレ高い」

花ですので植物園に咲いていないのは残念、私の散歩道で見つけた鉢植えの花

を添えておきます。葛の花は昨年も見つけられませんでした。

植物園では行く夏を惜しむようにツクツクボウシの大合唱、水辺にはトンボが

飛び交ってましたのでsコンデジに収めました。

合わせて鈴虫ではなくて「スズムシ花」も。

最後に、「かって苦楽を共にした仲間との再会の写真」を添付します。

丁度30年前に新設校として開校した中学校、校内暴力で荒れた学校を約10年間

かかって「生徒が誇りに思う学校」に作り上げた同志・仲間の年に一回の集まりです。

今春の人事異動で校長3人教頭2人の昇格がありそのお祝いを兼ねて。

私にとってかっての同僚だけでなく、「悪性リンパ腫」を患い生死をかけた闘病生活

で苦しんでいた頃、約1ケ月間毎日のように誰かが見舞いに来てくれた連中です。

「美味しん坊」か「釣り馬鹿日記」を一冊見舞い品として持参し、たわいない話をして、

帰り際には「西先生また一緒に仕事しましょう」との言葉をかけてくれていました。

それがどれほど「生きよう」「病気を治そう」という気持ちの原動力となったことか計り

知れません。懐かしい仲間です。