草花探訪

季節の草花苗づくり

梅満開です

2019年02月27日 | 花の写真

気が付けば年が明けて早くも2ケ月が過ぎようとしています。

3学期の高校受験を目前に控えたこの時期、学校の中には生徒同士のトラブル

も多発します。20須年前、私の勤務時代はすでした。

その時、親の中には学校管理下だからとすべての責任を学校側に求める親も

ありますしした。

中には念書を書けと、親が作成してきた念書に押印せよと恫喝してくる親も

ありました。恫喝も生半可なものではありませんでした。

そのたびに時間をかけて、暴力被害は覚悟のうえで身体を張って、粘り強く、

心をこめて対応して解決してきたことを思い出します。

だから教職員はついてきてくれたのだと思います。

 

こんな私ですから「心愛さん虐待死事件」のことは頭から離れません。

父親が学校や教育委員会に対して「名誉棄損で訴訟を起こす」などと迫り、

威圧的な態度に屈した校長が「念書」に押印したことは信じられません。

それに子供が書いた「いじめアンケート」の写しを渡せと要求されて

教育委員会の担当者が渡してしまうという失態をしてしまったことには

耳を疑います。

親からの「恫喝」に学校の責任者の校長、教育行政機関の責任ある立場の

人がこのような逃げ腰で無責任な態度でどうするのか、情けなくなり腹が

立ってなりません。

今回指摘された「威圧的な親への対応や児童相談所など関係機関との連携

不足」を教訓に二度と虐待死が起きないように頑張ってほしいと願って

やみません。学校も教育委員会も頑張れ!

 

さて、後半は満開を迎えた北野天満宮の梅の紹介です。

学問の神様として親しまれている菅原道真公をお祭りしたここ北野天満宮は

境内・梅苑一円に約50種、1500本の梅の木があり、紅梅白梅の花弁を一重八重

と色鮮やかに今が満開です。

2月25日が道真公の生誕日ということで梅花祭と花街上七軒のきれいどころ

による野点の茶会が開かれにぎわいました。(お茶会は2000円でした)

午前中はお茶席に案内されるまでに1時間以上待つという大賑わいでした。

私は午後1時半ごろに行って20分ほどの待ち時間でいただくことができました。

大テントの中にいす席と畳席が用意され、カメラ撮影禁止でした。

案内する人、場内整理の係の人などほとんどの方が顔見知りですから勝手な

こともできずに。言い訳がましいですが大型カメラは目立ってカメラを構える

こともできず、それにゆっくりと落ち着いて味わうこともできずすぐに退席

しました。(スマホでないと写せませんでした)

「梅苑」にも訪れました。(入園料はあ800円、昨年より100円アップ)

ここもすごい混雑で、止まって落ち着いてカメラを構えるのが困難なほど。

下の老夫婦の写真が私の一押し。

観梅客の中には和服の方や舞子さんも。

そっと香りをかぐ人も。

満開の境内の風景を。

 


春を心待ちに待つ

2019年02月20日 | 花の写真

私はこのブログを「草花探訪」と名づけ週水曜日に定期便として、季節の花の開花や

トピックスな出来事を写真と文で紹介しています。

 

先週は日本のトップスイマー池江選手が「急性白血病」を発症し闘病生活に

入ったというショッキングなニュースを取り上げました。

日本中から東京五輪金メダル最有力候補という期待を一身に背負ってきた

彼女ですがその彼女に下った診断は「白血病」。

誰しもがんと分かれば衝撃を受け動揺します。自暴自失の状態になっていても

仕方がないと思います。実は私も「悪性リンパ腫」が進行しているとわかった時、

「どうして自分が、なぜ自分だけが」と嘆き恨みました。

近いかもしれない「死」への恐怖に眠れぬ日を過ごしたこともありました。

なのに彼女は「神様は乗り越えられない試練は与えない、私には乗り越えられ

ない壁はない」とポジチィブな気持ちを述べています。

今の医学を信じ、今の自分の生命力を信じて闘病生活に立ち向かおうとする

彼女の強さに驚かされたところです。これが先週の出来事です。

 

そして今週は、テレビでよくお目にかかるタレントの堀ちえみさん(52歳)が

ステージ4の状態の舌癌が見つかり緊急入院して即刻手術するという報道が

昨日(火曜日)飛び込んできました。

ステージ4の段階のがん、しかも左首のリンパにも転移しているとのこと。

つたないがん知識の私ですが、これだけ聞いてこれは気休め慰めも言えない

重篤な段階だと思いました。

彼女自身「かなり厳しい状況です」としたうえで「私は負けません。力一杯

闘って必ず戻ってきます」と自身のブログにつづっています。

すごい心の強さです。

 

彼女はまだ52歳の若さです。タレントとしては名を成したかもしれません。

7人の母親、末っ子のお嬢さんは16歳と、子育ても一段落かもしれません。

でもこれからが一女性一社会人としても、そして母親としても豊かな充実

した人生であるはずです。

「私は負けません、力いっぱい闘って必ず戻ってきます」とつづっています。

どうか苦しい外科治療、抗がん剤治療にしっかりと立ち向かい、生還される

ことを祈り待っています。以上2週続けてのがんニュースでした。

 

さて後半は今週のトピックスニュース、「京都マラソン」の風景です。

例年通り平野神社西鳥居で観戦。立命大東門から平野神社へ向かって

トップ集団3人が。

続いて大集団が。

西大路通りにでて北へ。

 

そして今週の花、3月末まで植物園では「早春の草花展」が。

ご覧のようにキンギョソウ・チューリップなど所狭しと鉢植えがおかれていますが、

私が求める早春の草花、例えばフキノトウ・ツクシ・ネコヤナギなどは片隅に少し。

だからカメラの目線を少し変えて菜の花・チューリップ、そして沈丁花。

ツクシとフキノトウ、それにネコヤナギとセツブンソウ。

 

 


梅微笑む頃

2019年02月13日 | 花の写真

日向のぬくもりに冬の出口が見えて来たこの時季、衝撃のニュースに触れて

私の心は震えています。

水泳の池江璃花子選手が白血病を発病し、すぐに自ら公表したことです。

彼女は「私自身信じられず混乱している状態です。」と言っていますが続けて

「でも前向きの姿勢で病気に立ち向かいます」とも。

 

国民の期待を一身に集めている彼女です。東京オリンピックでメダルを取る

ために今が一番重要な時季であることを彼女が一番よく知っています。

そのようなときの白血病発病です。

そして、医学が急速な進歩を遂げているとはいえ「白血病」は、血液のがんの

一種で多量の抗がん剤投与や長い期間苦しい治療が伴うことも。

 

私は20数年前、白血病ではありませんが「悪性リンパ腫」という血液のがん

の一種を発症し,約半年間の闘病生活を体験したことがあります。

大量の抗がん剤投与による治療、抗がん剤による副作用の苦しみは半端なもの

ではありませんでした。だから余計に彼女の今のつらさが分かります。

抗がん剤はがん細胞だけをつぶすのでなく正常な組織・細胞も痛めます。

全身倦怠感・嫌悪感に苦しんだり食欲不振とも戦わねばなりません。

 

正常な白血球リンパ球が少なくなることは抵抗力が弱っていることでもある

のですから病室以外の院内行動も制限されます。

私の場合、末梢血幹細胞移植という治療を受けたときは「無菌室」生活を

経験しました。一種の隔離状態での治療生活です。

 

彼女に私が言えること、「医学を信じ、自分の体力精神力を信じ、闘病生活に

全力を傾けること」と。

幸運を祈っています。

 

さて、次は季節の話題と季節の花に移ります。

最初は全国でも例を見ない、小学生が都会の公道を駆け抜けてたすきをつなぐ

「大文字駅伝競走大会」の風景です。

西大路通りの白梅町を少し北に上がったところ(全国高等学校女子駅伝の

第一区中継場所)をスタートして約500メートル地点の様子です。

 

 

次は梅がちらほら咲き始めた北野天満宮の風景。

まずは白梅と紅梅の花姿。

 

 

続いて楼門をくぐってすぐ目に入る赤目牛の石像と宝物殿と梅。

 

本殿を左に見て

本殿横の石畳通路から楼門を望む。

本殿前の三光門と白梅。

本殿裏側の左・合格祈願札かけ所と右・自主神社。

 

梅園とお土居の梅もちらほら咲で2月8日から有料公開(700円)始まって

観梅客でにぎわっています。どうぞお越しください。

 

 

 

 

 


春の兆しを探しに

2019年02月06日 | 花の写真

2月3日の節分が過ぎると翌4日は立春、春が始まり寒さを「余寒」と表現します。

とはいっても春とは名のみで京都ではこれからが寒さの本番。

旧暦では一年を立春から始まり「春分・夏至・秋分・冬至」の4つ時期に春夏秋冬

それぞれの盛りを迎え、大寒で締めくくって「一年」とします。

 

冬から春への境目のこの日、近辺の寺社仏閣では節分の行事が行われます。

いつものように近くの北野天満宮の追儺行事豆まきの様子を写してきましたので

その紹介から。

神楽殿の前の広場には写真のように人であふれて。茂山社中の奉納狂言、

花街上七軒の綺麗どころの日舞が奉納された後、恒例の豆まきです。

 

 

 

 

寒気が和らぎ青空がのぞいた日を見計らって、久しぶりに府立植物園を訪れました。

落葉樹の林では木々は葉を落とし青空へ枝を投げ出したように見え、空は一層広く

寒々としていました。

でも近くの雑木の枝先にはしっかりと冬芽をつけていて、新たに萌してくるで

あろうと予感させる芽にいとおしさを感じてカメラを向けました。

写真はつつじ・梅・コウゾの新芽あるいは蕾です。

真冬の植物園で花をつけているのは椿の仲間、ここには50種以上約500本

の椿が植栽されているといわれていますが、寒椿の仲間が咲き始めたと

いったところでした。

 

 

 

椿は日本原産の常緑樹です。花は美しく庭木に欠かせない花木です。

種子からとれる油は高級食用油・整髪料、幹は建築材と重用されています。

 

以上で今週号は終わります。

今週本当に書きたかったことは「千葉県の10歳の児童の父親による虐待死」

です。

特に「恫喝」への対応について書きたいことがあります。体験者として。

いずれ書くつもりです。