草花探訪

季節の草花苗づくり

毎日が健やか

2018年12月26日 | 花の写真

今年もあとわずかです。

年の暮恒例と言えば失礼ですが、先日(23日)天皇陛下自身の85歳誕生日の会見が

あり、16分間話されたのを聞いて特に二つのことが印象的でしたのでまずそのことから。

一つは「平成が戦争のない時代で終わろうとしていることに安堵しています」と天下国家

のことに触れ語られたこと。

昭和時代から敗戦後の混乱の中を生きてきた私たち老人には、平和の尊さ・ありがたさ

が身に染みてわかるのです。絶対に戦争を起こしてはダメ、巻き込まれてもダメと。

もう一つは皇后様のことを述べられるときに、涙目で声も少し震わせておられたこと。

素朴に素直に心に響きました。お互いを尊敬し思いあっていることを感じました。

82歳の老夫婦の私たち、自らのことを振り返って重ねるのは大変失礼だと承知し

ながらも「老後は毎日が健やかに、それが一番大切」と心に刻んでこの一年を過ごして

きました。

そして無事年の瀬を迎えることができた幸せをかみしめている私です。女房が元気で

いてくれる事が本当にうれしい、ありがたいと。

日本人の平均寿命の年齢を、介護も看病も必要としないで健康な状態で越えられて

いることを喜びたいのです。

来る新しい年もこうありたいと願いながら新年を迎える準備を、私の分担をこなす

年の暮です。

 

後半は年の暮の催し物二つ、「全国高等学校駅伝競技大会」と「終い天神」の

風景写真です。

昔体育教師であった頃、私は駅伝指導に熱中していました。だから競技を参観

するだけで、その頃を振り返って年甲斐もなく血が騒ぎます。

女子は30回の記念大会だったので立命館宇治高(7位)と光華高(31位)

の2校が、男子は洛南高(9位)が。

今年も応援に熱と目がいき、シャッターチャンスを逃しうまく写真を写すことが

できませんでした。

56校参加の女子の競技、五条通に出て1キロメートル通過あたり。

(TVの画面から)

1区中継点まであと300m、地元校の応援する少女達。

ここ白梅町交差点あたりはアンカー(女子5区・男子7区)への中継点まで

1㎞の地点、集団になっての力走の様子。

男子のトップとTVの中継車が。

地元洛南高の力走。

整肢学園前での応援風景。

 

もう一つは終い天神の風景。

正月用品販売の店も。

参拝は宝鈴の数に合わせて。

最後に北野天満宮と言えば梅の花。開花が待たれます。

 

最後に、年末年始はこのブログもお休実いただき、

次号は1月9日(水)から始める予定です。


今年も一病息災で

2018年12月19日 | 花の写真

歳を重ねるごとに月日の流れがどんどん早くなるように感じます。

つい先日師走に入ったと思っていたのにもう下旬です。巷では迎春準備が各地で進み

気ぜわしい昨今です。

 

昨年の今ごろ、女房も私もそろって風邪をひいていたことを思い出します。「風は万病の

もと」であることを身を以て心配していたものです。

それに比べると、今冬は幸い二人とも風邪もひかず元気で年の暮を迎えられそうです。

82歳の私たち、毎日大過なくすごし自力で生活できていることが、ついつい当たり前の

ような気分で暮らしています。でも持病は抱えています。

一か月一回の検査と主治医の診断を受けて「異状なし」、でも油断は禁物です。

 

さて、13日は事始めの日、私の役割の一つに「福梅」購入があります。

女房が友達・知人から頼まれたものを私が調達するわけです。

カリカリにいからびた梅が一袋に6^7粒入りで700円です。

元旦の朝白湯に入れて飲むのですが、縁起物で求める人も多く、頼まれるたびに

私は天満宮に足を運びます。それが私の事始めの仕事です。

 

老人会の事始めは12月の活動「児童公園の清掃」と「歩こう会」です。

落ち葉のこの時期、小さい児童公園ですがごみ袋(45L)60袋も落ち葉がありました。

第2日曜日の7時半から、参加老人18人で所要時間2時間かかって…。

老人会の有志が黙々と清掃に励んでいる姿を地域の人たちはどれだけ知ってくれて

いるのだろうかと、つい思ってしまうほどの作業量でした。

こんなこと考えるのはボランチィア精神に外れていますが。

 

12月の「歩こう会」のコースは「哲学の道~南禅寺~蹴上~御陵」の約6㎞で、

上京老人会が担当でした。コースが魅力的でそのうえ好天気でしたので全市から

約700人もの参加があり、コース途中の誘導役のどお手伝いもしました。

60歳以上の年寄の大行列、「道いっぱいに広がらないで」、「歩道からはみ出さないで」

等、声をからして呼びかけても聞く耳持たずで、交通事故がないようにと誘導するのが

大変でした。

最後に、初冬のこの時期の花、紅梅が開花したとマスコミにも取り上げられましたが

北野天満宮の「梅」です。

絵馬堂の前の木の紅梅が2~3輪ほころびていました。

この紅梅の木と白梅は本殿の裏側に植わっている雲竜梅が、北野天満宮では最初に咲く

のですが白梅はまだつぼみです。

昨年の梅の開花は1月20日すぎでした。今年は晩秋が長かった」こともあって

開花は早そうです。

終わりの終わり、冬の花の代表の一つ「山茶花」を今まで紹介できてませんので

今回紹介して終わりにします。(撮影場所は北野天満宮です)


師走の風物詩その1

2018年12月12日 | 花の写真

12月早々までの記録的な暖冬から一気に冬将軍がやってきた感じです。

早朝ウオーキングで出会う人の服装や交わす挨拶ではく息の白さからも、もうすっかり真冬

が感じられます。朝くらい5時過ぎに家を出るのには随分気合が必要です。といっても

一日おきの事ですが。

 

秋が深まる頃からは近所に住む中3の孫も最近はすっかり姿を見せ無くなりました。

受験勉強で塾通いに追われているようです。

我が子(孫の親)が受験生であった40数年前の頃、私たち老夫婦は受験生の親である

と同時に中学校の教師でした。

その頃は今と違って中学卒業後すぐに社会に出る生徒がクラス平均数名おりました。

社会は労働者不足でしたから中卒生徒を”金の卵”ともてはやす風潮がありましたが、

経済的な理由で進学を断念する生徒の中には心落ち着かず、すさんで問題行動を起

こす生徒もあったりして、指導に苦慮した時代でもありました。

孫の進学の話はどうしてもよそ事のようになってしまい、ついつい教職であったその頃

の苦労話や思い出話に弾む私たちです。

 

さて、今週も師走の風物詩を求め、カメラをぶら下げて校区の神社仏閣に足を運んだ

報告に移ります。

まずは北野天満宮の中門に飾られる「干支の扁額」です。

縦3m横5メートルの大きさ、毎年三輪画伯が奉納されています。掲げられたのは

6日、これをくぐると師走が来たと思います。

 

もう一つは千本釈迦堂の「大根炊き」です。

上京区の千本釈迦堂(大報恩寺)で今年も釈迦が悟りを開いた「成道会」に合わせて

7.8日の二日間大根炊きが行われました。

この大根炊きのいわれは「鎌倉時代の僧侶慈禅が大根に梵字を書き”魔除け”として

参拝者にふるまったことに起源をもつとされています。

両日とも門の外まで人が並び大変なにぎわいでした。

一椀(大根4切・おあげ2枚)で1000円、お持ち帰り用としてタッパー(150円)、

求める参拝者であふれていました。(私もその一人)

大根を食べると「中風除け」になる、「病気を避ける」ことができると言われています。

私はそれをまるごと信じているというほどの熱心な信者ではありません。

でも、女房と昼食時に味わいながら「今年も大過なく過ごせたのはこの大根のおかげ

かも」と会話できることに小さな喜びを感じたことも確かです。

今回もTVのクルーが何組も来ていて撮影していました。夕方、関西のどのチャンネル

も放映していました。

私のような素人カメラマンも多くきていて、湯気が上がった大なべ(直径1m)から

お椀によそう所を写そうとごった返していました。

私は場内整理など係の人の多くは顔見知りと言うこともあって、今回は湯気が立つ

大なべから小椀に取り入れるところを撮影するために近づくのは遠慮しました。

 

最後に北野天満宮のモミジの風景を。(先週は永観堂の、先々週は大覚寺、その前は

源光庵のモミジを紹介)、肝心のおひざ元の天満宮のモミジの紹介を忘れていました)

     

今秋はあったかたおかげで色づきもゆっくり進み楽しむ期間が長いでした。

お土居・紙屋川沿いのモミジの有料公開は1週間延長され12月6日まで。


今年もあと一か月

2018年12月05日 | 花の写真

季節の歩みは足踏み状態、そのおかげで紅葉・黄葉した木々は美しさを保ち、見頃が

続いています。でも暦の上では早やくも師走です。

 

さて、晩秋から師走への移り変わりを感じるものの一つに喪中葉書があります。

今年は11月早々からポツリポツリと届き始め、20枚を越えています。

昨今、家族葬が一般化しているために喪中葉書を頂いてご不幸があったことを

初めて知ることが多くなったことも特徴です。

またこの夏は師と仰いだ先輩先生のご逝去が続いたことが思い出されます。

特に私が向島東中学校の教頭としてお世話になった森校長との別れは悲しくつらい

出来事でした。改めてご冥福を祈る次第です。

ついでにですが、私が教師を続けてきたなかで目指す教師像の一人は、武田鉄也

演じる「3年B組金八先生」でした。そして目指す校長像は赤木春枝演じる温厚で生徒・職員を

温かく見守る「桜中学校校長」でした。

 

その校長役を演じられていた女優赤木春枝さんが亡くなられたのを知って、このブログの

、についでに書き加えたくなりました。(蛇足です)

 

ガラッと内容を変えて今週のモミジ鑑賞の報告です。

晩秋の気候が居座ったままの京都市内はどこを歩いても一幅の絵になる風景に

出会います。久しぶりに夫婦でぶらりと紅葉見物に出かけました。

 行き先は永観堂から南禅寺方面です。

やはり老化と歳には逆らえません。

昨年までは日帰りでも夫婦で出かけるときは京都を離れたものです。

それが82歳にもなると京都を離れることが遠出することに感じられ、出かける

事がおっくになってしまいます。

11月30日(金)午前10時出発、市バスを利用して永観堂の近くまで行き、

後はぶらぶらと。永観堂は入場制限一歩手前の混雑ぶりでしたが紅葉は見頃。

どこを見ても絵になるような色づき具合でした。

特に池の周辺、そのあたりから見える多宝塔は人気でカメラ構える人で場所取り。

灯篭や石像や。

永観堂内で早めの昼食(3000円の湯豆腐懐石)、年寄にはこれで十分。

何を話していたのか覚えてませんが、不思議なことにぺちゃくちゃと、会話が止まる

事なくしゃべっていました。

昼食後は南禅寺までブラブラと。この道中も取り留めのない会話を続けて。

 

南禅寺は無料のところだけを見学。

一度にたくさんの紅葉を見ことや観光客の数に圧倒されたこと、それによく歩いた

のでちょっと一服、土産物屋をのぞいた後はぶらぶらと歩いて東山二条まで。

帰りも市バスに乗って総経費約1万円、歩いた歩数約1万歩でした。

こんな市内の紅葉見物ですが私たちはすっかり満足していました。これが年齢相応の

楽しみ方かもしれません。