草花探訪

季節の草花苗づくり

御室の桜

2012年04月25日 | 花の写真

桜シリーズということでこの数回、散歩途中や花見で出会った桜花の写真を

紹介してきた。今回は京都の終わりを飾る桜として御室の桜です。

御室桜は「仁和寺や 足元よりぞ 花の雲」(春尼) 等数多く詠まれていますが、

京都の春の終わりを飾る遅咲きの桜で「見納めの桜」です。

根元から枝を出し花を咲かせあまり高木にならないため「お多福桜」とも呼ばれ、

天然記念物に指定されています。

天気予報とにらみ合って21日(土)、くもり空でしたが最後のチャンスと出かけてき

ました。週末ということもあって200本余りの桜の庭園はバーゲンセールのような

込み具合で、ゆっくりとカメラを構えることができませんでしたが。

約10日前に訪れた竜安寺の桜も合わせて紹介します。


花見の人出に賑わう

2012年04月18日 | 花の写真

日課の散歩の道すがら、小型デジカメで撮った桜花を今まで数回紹介してきました。

ピンボケだろうが露出不足だろうが、また構図のまずさなんかもお構いなしに。

なにぶん安物のデジカメだから限界があるのだと、勝手に言い訳弁解をして。

さて、今回はウオーキング目的でなく、久しぶりに花見見物を目的に女房と哲学

の路方面に出かけた時の写真の中から、花見見物・カメラ愛好者で賑わう様子

を写したものを投稿します。

(上の写真は北白川通りから銀閣寺へ疎水に沿って入ったところですがこの人出)

(哲学の路も人々々、写真スポットにはカメラマンマンが立ち止まり、ゆっくりと

観賞できないほどのにぎわいでした)

(南禅寺のインクライン付近、昼時だったので花の下ではグループごとに弁当を)

(帰路途中御所に立ち寄ると、しだれ桜にはご覧の通りの人だかりが)

(自宅近くの平野神社、愛知・岐阜とか遠来の花見ツアー観光バスで賑わって)


散歩途中に出会った枝垂れ桜

2012年04月15日 | 花の写真

今春はラッキーなことに今日(15日)も先週の日曜日も好天で花見日和です。

花見と言えばソメイヨシノの木の下での宴会がつきものです。

そのにぎわいを横目で見ながらのウオーキングで自宅近くの平野神社から、

少し足を延ばして西へは龍安寺、広沢の池と。東へは御所から加茂川堤、

そして北上して植物園、あるいは御所から東へ哲学の路そしてインクライン。

今回はその道々で写真に収めた「枝垂れ桜」「紅枝垂れ桜」を紹介します。

大きく広げ包み込むような雰囲気を醸し出す銘木を観賞して散歩の疲れを

癒しています。

(平野神社の紅しだれ桜、ここには円山公園のしだれ桜の親?の枝垂れ桜

もありますが、古木で周りの木にさえぎられて上手にとれないのでこの木に)

(広沢の池の近く、佐藤藤兵衛?さんの庭園、確か円山公園の桜と兄弟とか)

(御所の紅枝垂れ桜、早朝でないと見物人、カメラマンでいっぱいです)

(植物園の紅しだれ桜、9時開園に合わせて急いで駆け付けてパチリと)

 

 


染井吉野桜満開です。

2012年04月11日 | 花の写真

4月の声を聞いても京都には桜前線が到着していませんでした。それからわずか十日

後、4月10日は平野神社の桜祭の日、今年はぱっちりとこの日に合わせたかのように

染井吉野桜は満開です。月曜日だというのに花見客であふれていました。

ある新聞のコラムに「さまざまの事おもひ出す桜かな」(芭蕉)の句を引用して次のように。

1年前の今頃は被災者のために何をしたらよいか、あるいはせめて何をしないのが皆が悩み

試行錯誤する日々だったとありました。一年前は「花見自粛」ムードだったのが今年は世の中全

体が「花見で支援」へと、桜のもとで賑わっています。

この数日、私は散歩コースを変えて、西は広沢の池方面、東は鴨川あたりへと出かけて、

染井吉野桜の写真を撮りましたので紹介します。(「上から鳴滝あたりの桜トンネルと嵐電」「広

沢の池と愛宕山」「加茂川堤の桜と比叡山」「加茂川堤防沿いの師範桜並木」です)


春を告げる花の色々

2012年04月06日 | 花の写真

春になると、花といえば桜ばかりに人の目が集中しがちです。しかしこの時季はほかに

も春を告げる花木が色々とあって、今春のように桜の開花が遅れても、日課の散歩

(ウオーキング)途中に出会えて、一息ついて楽しめ疲れもとれます。

私の散歩コースで出会う赤・白・黄色の花をひとつずつ紹介してみましょう。

赤色の花木は「ぼけ」(木瓜)です。あまり好まれない名ですが花はすごく綺麗です。

そして咲きはじめてから長く咲き続けてくれて、楽しませてくれます。バラ科の植物でトゲが

あって、そのトゲを生かして生垣に、また生け花として活用されています。

 

白色は「木蓮」です。日本では春を告げる花として庭木として親しまれています。

蕾がきりっと立ちそろって青空に向かっている様はすがすがしく勇気づけられます。

クリーム色がかった花弁の寿命は短く、風雨にさらされればあっさりと大きな花を落

とすいさぎよさから、桜とともに日本人好みの花です。晴れの日が少ない春に身近い期間

咲くので、良いタイミングで写真を撮るのに苦労します。

 

黄色は「サンシュウ」です。3月上旬から一カ月余り咲き続けます。5mmほどの黄色い

小花を一杯に咲かせ、満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネ」の別名

があります。春を告げる花として生け花に、また庭木公園樹として親しまれています。