草花探訪

季節の草花苗づくり

染井吉野桜も開花

2020年03月25日 | 花の写真

私は桜が咲き始める今の季節になると「サイタ  サイタ  サクラガサイタ」

の言葉とカタカナ文字が脳裏に浮かびます。

多分、教科書「国語」(読み方?)の最初のページがこの文字とカラーの挿入絵

で始まったように思います。

2歳上の兄がいた私は何かにつけ兄のお古をあてがわれていました。(かって昔は

どこの家でもそうだったと思いますが)

新品のランドセルに入学式用の学童服に学童帽(記章やボタンは金色の桜模様)

白色のズック(靴)とすべて新品だったように思います。

真新しい服装や持ち物の1年生、それがまたうれしくて、登校始まる数日前から

身に着けてご近所を一巡りした懐かしい思い出がよみがえります。

昭和18年(1943年)4月、私は小学校(国民学校)1年生でした。

今から思えば第二次大戦の敗戦わずか2年前です。あらゆる物資が統制され不足

していただろうに、私の両親はランドセルや帽子と通学服を新品で準備してくれ

ていました。

そして入学式の当日はご近所の皆様に祝われ見送られた、照れくさいような恥ず

かしいような思い出がこの年になってもつい先日のように思い出されます。

 

卒業式も今も昔と変わらずご近所の皆様からも祝ってもらう風習?が残っている

と思うのです。でも今年はコロナウイルス感染症のことがあって簡素化・縮小

されていると聞きます。

雲一つない青空になびく国旗・市旗、それに卒業式を祝うように開花し始めた

ソメイヨシノ桜と、背景は満点なのに。(写真は地域の小学校校門前)

 

通学路といえば平野神社の桜林は70数年前の私の小学校時代の通学路の一部でした。

今も変わらない桜咲く景色を眺めながら通学していた懐かしい風景ですのでばしゃりと。

中門前の魁桜も大鳥居も昔の儘のたたずまいです。

下の写真は京都の桜の開花をいち早く知らせる魁桜(枝垂れ桜一重咲)のアップ。

ここの桜苑ないにある野生種桜の一つ「山桜」の古木です。

花と同時に茶赤色の葉が出ます。

大鳥居左横にはモモサクラが、魁桜とほぼ同時期に咲き始めますが、昔からあったか

どうかは記憶にないのです。(多分樹齢から推測するとあったはずですが)

 

温かい陽気に誘われて自宅近辺の桜を写そうと、カメラをぶら下げて歩いてみました。

つぎはその道々で出会った桜の写真です。

御前一条角のお寺(宥清寺)の本堂をバックにソメイヨシノ桜。

北野歌舞練場の庭に植わる桜です。(多分オオシマ桜だと思います)

来週は鴨川沿いの染井吉野を写しに行く予定です。

 


魁桜が開花

2020年03月18日 | 花の写真

毎年3月中旬過ぎになると私のブログに、平野神社の「魁桜」が開花したことを

紹介してきました。

今春は14日に開花しているのを見つけたのですが写真に写すには晴れの日をと

快晴の17日(火)に出かけたらご覧のように五分(?)咲でした。

この桜の品種は「一重咲の枝垂れ桜」です。

御所の近衛邸跡に咲く「糸桜」と同じ品種です。ともに京都に春が来たことを

いち早く知らせてくれる桜の木で影の標本木と言われているとも聞きます。

 

 

桜の木といえば学校の校庭・校門付近にはかなずといってよいほど桜が植樹されて

います。古い歴史のある小学校には卒業する子たちも、新年度入学してくる子達

も共に祝ってあげるためにと、時期をずらして咲く桜の木数種を植えてあると

聞きます。

 

さて、今年はコロナウイルス感染症の問題で2月末に、政府は「全国の小中高に

臨時休校の要請」をしました。卒業前の一番大切な時期に一時休校や行事縮小

です。学校や保護者の戸惑いや苦労は計り知れないほどの大きさでしょう。

 

卒業式といえば、かっては老人会長として「式参列」のご案内をいただき

参列しました。その時に気づいたことに式の最後に歌う「蛍の光」斉唱が

小学校ではないということです。

私と同じような昭和の戦前・戦中の昔人間は卒業式の歌といえば卒業生が

「仰げば尊し」を斉唱し、参列者全員が「蛍の光」を歌うものと思っている

かもしれません。

「身を立て名を成せやよ励めよ」と立身出世を強いるのは今の時世にそぐわない

ことはわかりますし歌わなくなったのも理解できます。

でも、式の最後に「蛍の光」を参加者全員で斉唱することまで省かれていること

には私は首を傾げます。(私は古すぎるのかな?)

ちなみに京都市中学校では「巣立ちの歌」を卒業生が歌い、全員で「蛍の光」を

斉唱します。

 

コロナウイルス感染症が終息し、小学校の卒業生が元気で巣立っていくことを

願っています。

 

 

 


コロナウイルス終息見通せず

2020年03月11日 | 花の写真

晴れてぽかぽか陽気の日もあれば一転して雨模様の日と、この一週間は天候

定まらない一週間でした。

 

3月は児童・生徒にとって進級・卒業という大きな節目のある、一年間でも

最も大切な時期だと思います。

それを承知で政府は、新たなコロナウイルス感染症防止対策として先月も

終わりに近い2月26日に、これからの二週間が感染防止の瀬戸際と称して、

全国一斉休校や大きな催し自粛を要請しました。

二週間経過した今、全国的な調査で「一斉休校は評価できる」との回答が

68パーセントあったとのことです。(ちなみに京都市では患者発生ゼロ)

この数値をどう解釈し評価するかはそれぞれの立場や環境等で変わると

思いますが、元教育職にあった私は、愚策・失政だったと酷評したい気持ち

でいます。

いまさら言うまでもなく、3月は1年間の締めくくりの月です。児童生徒に

とっては進級・卒業のという大きな節目の時期です。

特に中学校では義務教育最終の年、次の進路を決めて門戸を自らの手で

開くときです。そのために先生方はどれほど大きなエネルギーを傾けて、

少々大げさかもしれませんが寝食を忘れて進路指導に没頭されている

ことをご存じなのかと。先生も生徒も親も必死で暮らす時期なのです。

 

一方社会に目を転じれば大相撲大阪場所・プロ野球・サッカー・選抜高校

野球の開幕等々、大きな催しが目白押しです。

大相撲は無観客の中での開催、プロ野球は開催予定日を引き延ばして3月末

ごろに開催の予定だとか。

私が一番関心を抱いているのは選抜高校野球の開催がいつ、どのように

行われるのかです。大新聞社「毎日新聞社」が主催ですからその対応に

大いに興味関心ありといったところです。

 

ダラダラとつづった駄文をこの辺りで終わって、シメの今週の季節の花の写真、

今週は平野神社の早咲きの桜たちです。

まずは「モモサクラ」です。大鳥居をくぐってすぐ右側に咲いています。

次は「カンザクラ」、神門をくぐってすぐ右側の社務所前。

京都ではいち早く開花することでゆうめいな「魁」はまだ蕾固し。

ついでに平野神社から約百メートル北側の天理教では寒緋桜桜が咲いていますので。

次週は早咲きの桜、平野の「魁」桜と御所の「糸桜」の開花模様を紹介する

予定です。

 

 


一律休校に驚く

2020年03月04日 | 花の写真

首相の「全国一律休校要請発言」には驚き疑問を感じました。

あまりにも突然なことで、学校現場や子供を抱える親はその対応に苦慮している

との報道に心が痛みます。

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためにとった首相の大英断と評価する

声も確かにあります。

が、かって二人の子を共働きしながら育てた一保護者の、そして管理職として

一学校を預かった経験のあるものとして、学校関係者や親の戸惑いと苦労は

察してあまりあります。

 

首相は今日の措置に伴う諸問題には「政府が責任をもって対応する」と約束して

いますが、具体的にはどんなことを想定し、いかなる手立てを用意しているのか

等について、元教師で管理職経験者であった私には、はっきりとはわかりません。

3月といえば一年の総まとめの時期、それに巣立ちの時です。

どうか先生方そして保護者の皆さん、卒業する子一人一人にまた進級する子たちに

すばらしい思い出が残るよう頑張ってあげてください。

 

さて、3月です。例年よりもあったかく、春への確かな足取りが感じます。

自宅から自転車で約10分のところ、堀川戻り橋に植わる河津桜が早くも満開

でしたのでパチリと。

今回の季節の花の写真はこの3枚だけです。