3月末が近づいてやっと日差しの元では春を感じるようになりました。
それにしてもこの2週間の冷え込み、ほとんどの日が最高気温平年以下という、後期
高齢者いじめの寒さが続きました。
例年であれば3月も下旬に入れば、早咲きの桜が開花し、鶯の初音が聞こえます。
それに接するのを今か今かと楽しみに待つのは暇人の年寄だけではないようです。
何かで読んだのですが「欧米人が季節の盛りを好み愛するのに対し、日本人はさきがけ
に敏感だ」と。
私、仕事から卒業し暇老人になってからは、早朝ウオーキングで出会った花鳥虫を血圧
記録帳にメモしてきました。それによると昨年の平野神社の「魁桜」(枝垂れ桜)の開花は
3月19日、鶯の初音は22日でした。ちなみに早咲き桜で有名な御所の近衛邸跡に咲く
「糸桜」(枝垂れ桜)は平野の魁桜よりも1~2日早いので有名。
でも今年の「魁桜」「糸桜」の開花は28日でした。蕾が色づき今にもパッと咲きそうですが
暖かさの一押しがたりないようで、遠目には木全体がピンクがかって見えますが花の咲いた
華やかさはありません。
咲いてる枝を選んでパチリ。
平野神社にはヤマザクラの古木があって咲き始めています。
御所の糸桜も28日午前では開花寸前。
ここでも咲いている一枝をさがしてパチリと。
桜前線北上中とか桜情報がマスコミに登場しますが、ここでいう「サクラ」は
「ソメイヨシノ」桜のこと、でも日本にある桜の約80%がコノソメイヨシノだとか。
ちなみに桜は人の手が加わっていない「野生種」と人の手で増殖する「栽培品種」とが
あって、野生種にはヤマザクラ・オオシマザクラ・ヒカンサクラ・エドヒガンザクラ・など
9種類(国立科学博物館による)。
ソメイヨシノは、江戸末期にエドヒガンサクラとオオシマサクラとを交配してつくられた
園芸品種。
染井吉野が咲きそろう前に目を楽しませてくれる「シダレサクラ」(一重咲き)はほかにも
あって、隠れ桜名所と言われ満開時には写真愛好家が大勢押しかけています。
有栖川宮旧邸(平安女学院大学)と京都府庁旧本館です。開花はもう間もなく(写真は
昨年撮影のもの)
今週こそは桜が開花するだろうと、身の回りの小さな花を追いかけずにじっと待っていました
ので紹介する花の写真が少なくなりました。
その穴埋めではないのですが後3日で年度返りを迎える今日、花情報ではないのですが
私に取ってはうれしい小さなニュースがありましたのでつけたして置きます。
一つ目は、我々夫婦と同じ道を歩んでる長男が肩書でも私たちと肩を並べたこと。
教師としてはもうとっくに追い越されていて、いい先生になってくれていましたが。
二つ目は、二男が独立して公認会計士として個人事務所(四条室町のビルの一室に)
を開いたこと。
そして三つ目は3人いる孫の内の一番上が大学生になったこと。
私たち老夫婦にもこのように小さな春が訪れてきました。
うれしいです。ありがたいです。