草花探訪

季節の草花苗づくり

元気老人を目指して

2015年05月27日 | 花の写真

3月上旬に種まきした「マリーゴールド」が約80日経過してようやく咲きそろいました。

私には少し変わった趣味があります。花苗を買い求め育てコンテナ・庭を季節の花

でいっぱいにするというガーデニングが一般的ですが、私は花苗づくりの過程を楽し

む方です。風に飛ばされそうな芥子粒のような小さな種が、数日後にかぶっている土

を押しのけて発芽始めた様子を見た時、命の息吹を感じ少しオーバーに表現すると

心が震えるのです。

何日もかかってか細い新芽が双葉に、そしてやがて本葉が出そろうのですが、小さな

小さな変容を観察するうちにいとおしささえ感じるのです。

我ながらかわっていると思いあまり人には「苗づくり」が趣味とは言わないでいました。

今年も自室の南側のベランダに三月上旬蒔いた種が約200ポット開花しました。

例年ならもう2~3種育てるのですが今春の3月初旬~中旬は低温続きで、

発芽に必要な20度以上の気温の日が数日間確保することができず失敗。

それでもうれしいことにこの花苗を近隣や知人の保・幼・小が喜んでもろって

いただけるのです。勿論ご近所さんにも。

そしてこれが私の健康の源の一つでもあるのです。

昨年も書いたことですが高齢者(老人)に必要なことは「キョウヨウ(今日 用)」と

「キョウイク(今日 行く)」の二つだとか。そうであれば育てている苗に毎日水をやる

という用事があることは「キョウヨウ」のこと、ではう一つは「早朝ウオーキング」も

あてはまるはず。

この道中、私はこれも少し変わっているのが、ともすると振り向かないような道端

の草花を探しながら歩くことです。

たとえば邪魔者扱いされがちなカタバミ(三種類)です。

戦時中育ちの80歳近い老人にはこの若葉をおひたしにして食べた悲しい思い出

があります。

ドクダミは薬草というよりは邪魔な雑草扱いされている事の方が多いようです。でも

4枚の白色花弁のように見える総苞片と花穂(実は小さな花が集まってる)は美しく

北野チンチン電車記念碑にはこのドクダミが植えられています。雑草扱いから鑑賞花

に格上げです。

ヒルガオも日当たりのよい場所であればところ選ばず咲き誇っています。

これら野草も花壇に植えられて咲き誇っている花も、ともに同じように日の光を

浴びて精いっぱい自己表現しているのです。そう思うといとおしさを感じてついつい

カメラを向けてしまします。

最後に、今週の花ではなく今週の鳥さんです。道々出会うツバメの巣の様子です。

北野神社近くの豆腐カフェーの巣はどうも一人っ子らしい。

白梅町付近の食堂の巣には三つ子。

そして立命大東門近くの巣にはなんと六つ子。

親鳥も子育てに大忙し。

 

 

 

 


初夏の訪れ体感パート2

2015年05月20日 | 花の写真

夜明けが日に日に早くなり早朝ウオーキングスタート5時にはすっかり明けています。

朝日を受けて木々の緑がひときわ色濃く輝き、透き通った空と頬を撫でる心地よい風

に励まされ、足取りも自然に軽くなり年甲斐もなく頑張る昨今です。

晩春までは季節感を花に求めて歩いてきましたがこの一週間は、花以外のものから

初夏を求めカメラを向けてきました。1時間以上歩くのでデジ一は重くかさ高ですから

以前愛用のコンデジを携えての散歩です。

まずは「青モミジ」、日差しを受けた影モミジ、雨に濡れたイロハモミジの翼果、川沿い

霧の中のモミジです。

初春の寒さの中で凛とした花姿を見せて励ましてくれたウメは、ふっくらとした実を

つけていました。

先週は「愛鳥週間」、散歩コースで見つけた4か所の燕の巣、数メートル離れた

所からそっとコンデジ(30倍ズーム)を構えてようやく写した写真です。

どんぶり茶碗を半分に切って壁に取り付けたようなちっぽけな巣に4羽の雛鳥が。

燕の次は毎週届けている今週の花です。

京都府立植物園では約250種、2000株のバラが見頃を迎えています。ゆっくりと

見て楽しむ人、カメラを構える人、絵を描いている人と楽しみ方も様々。

私は使い始めたデジ一の練習として、背景にほかの花が入らないアングルばかり

探して写してみました。

終わりに私の近況報告です。

中学校時代の「クラス会」、1年1回の集まりで今年も78歳の老人が17人集まり

ました。円卓にちょうど17席、写真は私の周りの年寄仲間と。

また、18日には中学校退職校長会総会・懇親会がありました。約80人が参加

、市長・教育長もご出席でした。

 

 

 

 

 


初夏の訪れを体感

2015年05月13日 | 花の写真

「五月病」という言葉は子供の世界にもはびこってきています。5月の連休明けは

新社会人だけでなく子供にも学校に行きたくない、行こうとしてもいけない子が現れ

やすいのです。

毎朝の見守り隊活動で子供たちから元気をもらっている私たち年寄連中も

いわゆる不登校の子が出ないようにこの時期は心を配って挨拶しています。

ご覧のように私の担当する場所では上級生が1年生を挟むようにして歩き、

幸いにも今のところ気がかりな子はなく、この調子で頑張れと願いながら、

精いっぱいの笑顔と明るい声で挨拶を交わしています。

さて、五月は旧暦では「うつき」、唱歌の一節「うの花の匂う垣根に ほととぎす

早や来気鳴きて 」とあるよに、うの花(別名「空木の花」)は初夏を代表する花の

一つです。

ものの本によると、古来この花が初夏のシンボルとして愛されてきたのは、ふっくら

としたつぼみが米粒を連想されるからだとか。

いつものように早朝ウオーキング途中、探してみましたが立命館大の近くに生垣

が一か所、竜安寺の池の辺で2~3本見つけただけでした。

また「田植鳥」とも呼ばれる時鳥、その姿は知らなくても「テッペンカケテカ」と人の

言葉になぞらえてる鳴き声は誰もが知っていると思いますが、今は鳴き声すら耳に

しなくなっています。時鳥がダメなら、せめて田植えの時期に飛び交う姿を見せる

燕をと思い、昨年見つけた4個の巣を観察しました。

今年も抱卵していましたのでその中から2か所の巣をパチリ。

確か昨年の今ごろは幼鳥の姿が見られたはずだから今年は少し遅いようです。

日本では近年、身近な生き物雀・燕が減っていると聞きます。昨年の中古の巣を

リホーム?して抱卵中の親鳥、頑張れよと心の中でつぶやいている私です。

先に「うの花」を紹介したから蛇足気味になりますが、最後に平野神社に咲く

「ジャーマンアイリス」(独逸杜若)が色鮮やかに咲いていますので紹介して

今回は終わりにします。

 


目に青葉の季節

2015年05月06日 | 花の写真

私の早朝散歩コース北野界隈から衣笠山の麓一帯は、幼かった頃の思い出がよみが

える懐かしい場所です。

たとえばシロツメクサやレンゲソウで花冠をつくったり、カタバミの茎を絡めて引っ張り

合う草相撲で夢中になって遊んだ事が。

かって原っぱや田畑の緑があふれる地域でしたが、今は家屋やアスハルトに様変わり

していますが、そのような中で昔の面影を歩きながら探して見ました。

シロツメクサは幸い立命館大学構内の広場に一面咲いてましたが、田畑の姿が消えた

現在、レンゲは廣澤の池の西側の休耕田までいかないと出会えませんでした。

なんの面白味もない記録写真ですが記念に。

それに比べカタバミはコンクリートの割れ目や道端に咲き探せばどこでも。

庭などに生えて「雑草」扱いされている花なのがかわいそうです。

「雑草という名の植物はない」と何かで読んだ記憶があります。荒れ地など

生育環境のよくない場所で精いっぱい咲いている「名もない」花、正確には

「名も知られていない」草花も、よく見ればそれぞれ美しい花を咲かせています。

たとえば下の二つの花。

上の写真は「ユキノシタ」下は「アレチノギク」です。

このほかにもタンポポによく似た「ノゲシ」、自生するランの一種「ネジバナ」など

つい見過ごし、雑草扱いにする道端の小さな花にも目を止め、写真を写して

いこうと思います。

最後に、草花ではないのですが、子どもの頃の思い出の花で忘れられないのが

「ツツジ」ですので写真を添付します。

敗戦間もない、食べ物さえ乏しく空腹を我慢していたあのころ、ツツジの花の蜜

からほのかな甘さを味わった思い出が今も懐かしくよみがえってきます。

子どもの日にちなんでながながと書いてきましたが、今回の主役は「アオモミジ」

です。毎朝必ず通る北野天満宮には「お土居のあおもみじ」と、折り返し地点の

竜安寺の二か所の紅葉を紹介します。。

竜安寺ではこのような風景に出会いました。

風景に合わせてモミジの葉に焦点を当てて写したものを紹介します。