草花探訪

季節の草花苗づくり

夏越し大祓いのころ

2016年06月29日 | 花の写真

早いもので明日6月30日は今年の折り返し点です。歳を重ねるにつれて歳月の過ぎ行く

早やさを強く感じるこの頃です。

この一週間の空模様は雨や曇りばかり、愛する?タイガースはさらに●印の多い戦績で

心はふさぐばかりです。

さて、過日25日、北野天満宮では他の神社より早く「大茅の輪くぐり」がありました。

茅の輪くぐりは「夏越の大祓い」としてここ天満宮では菅原道真の誕生日と命日にあたる

縁日におこなっています。

開門の午前5時から途切れることのない参拝者でにぎわい、一人ひとり大茅の輪の茅を

数本持ち帰ります。5時過ぎはまだふさふさとした茅の輪ですが。

   

昼前には骨組みの竹の輪だけになってしまいます。

本殿前の広場には小型の茅の輪が準備されていて、各々参拝の作法を

読み、輪をくぐっています。

平野神社にもありますが同じような写真になるので、雨の早朝の風景を。

 

梅雨の風物詩と言えば雨にぬれる紫陽花や夏椿が思いつきます。。でも、この時期に

ぴたっと照準を合わせたかのように咲く花はほかにもあります。しかも見過ごされがちな

小さな花達です。

私は今の時期、これらの花に出会うのを楽しみにしながら歩いています。私のカメラでは

接写できず、ピントを合わせるのに一苦労です。

でも次の写真の花たちは私の腕前とレンズではうまく写せた部類でしょう。

まず「ムラサキシキブ」の花です。秋に紫色の実をつける頃、注目される植物です。

次は道端や草原どこでもお目にかかれるツユクサです。

そしてネジバナです。草原や芝生地に生え、日本に自生する一番小さなランの仲間

だと聞いたことがあります。名前の由来はねじれて花が付くことから。

最後はオシロイハナです。

これら梅雨に濡れた小さな草花たち、どれも華やかさはありません。

目立たない花ばかりですが私は引き付けられているのです。

 

最後に、学区老人会の「歩こう会」を7月中旬に実施する予定ですので、その下見に

「法金剛院」に出かけた時の写真を添付して終わりにします。

池の中の蓮はところどころつぼみが顔をだしていましたがまだ咲いていません。

ウイークデーの午前中でしたが観蓮客でにぎわっていました。

鉢植えの蓮は咲き始めていましたので薄桃色と白色の花の写真を。

 

 


梅雨時の白い花

2016年06月22日 | 花の写真

梅雨時の雨に濡れたた緑色の葉には白い花がよく似合います。クチナシの花・夾竹桃の白色の

花も美しいですが、日本人ならやはり夏椿、沙羅双樹でしょう。

「沙羅双樹」の名園として知られる妙心寺の塔頭「東林院」へ、昨日(21日)梅雨の晴れ間を

見つけて訪れてきました。

花の形が椿によく似ていて夏に開花することから夏椿といい、「朝に咲いて夕方には散りゆく

”一日花”の姿がの姿が、人の世の常ならぬことよく象徴しています」とパンフレットに書いて

ありました。

でも朝開いて夕方散るいわゆる「一日花」はこの夏椿だけでなく、たとえば韓国の国花「ムクゲ」

もそうです。

日本では夏椿(一日花)をはかなさの象徴とされていますが、韓国の人々は木槿(一日花)を

「一輪一輪は短命でも、一本の樹としてみれば次々と咲き続け果てることないこの木槿に、

民族や国の姿をこの花に託している」と紹介されています。

「一日花」を眺める心も国によって違う事をこの二つの「一日花」は教えてくれます。

 

さて、東林院と夏椿の花を写してきましたので紹介します。火曜日の午前に訪れたのですが

団体客で込み合っていました。

抹茶と和菓子付きでおひとり様1600円、まずは一服いただいて。

丁度ご住職の講話が始まっていました。ユーモアを交えてのお話についつい聞き

入ってしまいました。内容も話術も素晴らしいでした。

庭には十数本の夏椿があるのだそうですがその中から「双樹」を探してみました。

    

   

一輪をアップで写してみました。雨露に濡れた花姿と光を受けている花姿と。

落ちた花の美しさをカメラに収めたかったのですが、庭に降りられず低いアングルで

写すことはできませんでした。

 

次に白色の花、夾竹桃とクチナシの二種類の花姿です。

まずは夾竹桃です。平野神社で咲いていました。葉が竹に似ていて、花は桃の花に

似ているから夾竹桃と言いますが。

広島の復興のシンボルとして広島市の花になっていることでも有名です。、

花・葉・枝・根すべてに経口毒性があることから街路樹等に利用されることが少なくなり、

ハイウエーなどで植栽されている以外はあまり目につかなくなっています。

クチナシは梅雨時に純白の大輪を咲かせること、強い香りを漂わせることから

庭木・低木街路樹などでよく栽培されている花木です。その美しさをカメラに収めよう

と試みたのですが一枚として気に入ったのが写せませんでした。

最後に、私にとって懐かしいかっての職場、教育委員会生徒指導課の先輩・同僚

そして後輩達との年に一回の会合の紹介です。

出席された40数名の中には、副市長になられている藤田副市長様、大津市の

教育長をされてる桶谷教育長様もおられ、親しく歓談させていただきました。

 


梅雨に濡れた草花

2016年06月15日 | 花の写真

この一週間は注目ニュースが目白押しでした。でもTV・新聞には極力目を向けないように

していた一週間でもありした。理由は阪神タイガースの梅雨の長雨状態(●印)のためです。

勝負は時の運、負けることもあるでしょうがあまりにも不甲斐ない、例えば三本間での挟殺

プレーでしくじるなんて、子どもに笑われるようなボンヘッドをプロがしては行けません。

政界のごたごたも気が滅入ります。東京都知事の政治資金流用問題、参議院選に向けて

地方遊説中の安倍首相の「気をつけよう  甘い言葉と  民進党」発言はその最たるもの、

国家国民のために私利私欲を捨てて取り組む政治家を見極めねばなりません。

 

それでも気を取り直して午前5時からの早朝ウオーキング、時には小雨の中を傘差しながら

手毬のように膨らんだ紫陽花を眺めながら歩き、午前8時前からの見守り隊活動にも

は頑張って参加しています。(色とりどりの傘に引き付けられてパチリと)

一般的に健康づくりのための運動で大切なことは、一つは今すぐできることから始めること。

二つ目は「変化が生じるまで三か月、効果が確信できるには六か月続けること」、つまり

継続です。

昨年晩秋、天皇陛下ご夫妻がスロージョギングされている姿をTVで拝見し、触発されて実践し

た結果、足腰と呼吸器が鍛えられ、1時間ぐらいは休まずに苦も無く歩けるようになりました。

先日、京都市すこやかクラブの「歩こう会」に地域の仲間と参加して、洛西の竹林公園周辺

を、約3時間・2万歩を歩いてきました。早朝ウオーキングを入れると3万歩以上です。

さて、本題の花の写真ですが、身近なところに咲く花、雨に濡れた姿を追いかけてカメラを

向けてみました。(FBのお友達の投稿からヒントをもらいました)

我が家の小さな庭に咲くナスタチュームとナンテンとランタナです。

3階のベランダのプランターで作ってる野菜からミニトマトとなすの花。

ウオーキング途中に出会った道端に咲くドクダミとカタバミです。

植物園では秋の七草のナデシコとキキョウが雨に濡れていました。

一応少し古い一眼レフカメラで花を追っかけて写していますが、少しも進歩しない自分に

嫌気がさしています。

雨に濡れたアジサイを写してみました。まずは紅いアジサイを引き立てるために

後ろをボケさせてみました。

前ボケ、後ボケを入れてみました

   

紫陽花園の後方の奥行きの深さで手前の紫陽花を引き立てようと。

 


梅雨入りしました

2016年06月08日 | 花の写真

気象庁は6月4日に「九州四国~東海地方が梅雨入りしたもよう」と梅雨入りを宣言、

じめじめして嫌われがちな季節がはじまりました。

気候の変化に影響されやすい我々老人には、しのぎにくいひと月あまりです。でも稲を

育て田畑をうるおし、日本全土に夏場の水を蓄える大切な期間でもあるので、これまで

培った知恵とエアコンを駆使して頑張らねばなりません。子どもたちの元気さもお手本に。

さて、この一週間のニュースの中で特に目を引いたもの二つ、一つは子どものしつけの

あり方です。二人の子を育てそして教育に携わっていたこの私、「愛のむちは否定しないが

7歳の子どものしつけはいかにあるべきか」を考えさせられたのはたしかです。

もう一つ、世界保健機関(WHO)によると2015年の男女合わせた日本の平均寿命は

83,7歳、20年以上連続トップだということ。

近年、高齢になっても健康で暮らせる年齢「健康寿命」の延伸が注目されていますが、

私がかかわっている地域の老人会でも「健康で楽しい老後を過ごしたい」、「地域での

人とのつながりを広めたい」との思いを実現していただくため微力ですが頑張っています。

 

先日(6月5・6日)38名を引率?して山中温泉~金沢方面に出かけてきました。

越前海岸の景勝地「呼鳥門」・「東尋坊」を見学。下の写真は私も参加してる証拠写真。

   

蓮如ゆかりの寺と西国三十三番札所「那谷寺」を見学、特に那谷寺は

境内の奇岩・岩窟の風景は見ごたえありました。

健脚な成人でも足場を注意して歩かねばならないような岩場や階段そして坂道、

まして平均年齢80歳以上の老人団体ですから大変でした。

大半の方が手すりを両手で持って階段を上りくだり、平地でも杖を必要とされる方が約半数

おられました。お互いが助け支えあいながら、ゆっくり歩を進められるのだから少しの

距離の移動にも時間がかかります。

80歳を超えると一人旅が困難な状態の方も多く、息子・娘や孫たちに誘われる旅行は

迷惑をかけることを気にして行きづらい、でも旅の気分を味わいたい、という方が案外

多くおられることを、今回の行事を実施して知りました。

老人会も元気な老人向きの行事ばかりでなく、介護を必要として、やむを得ず自宅に

閉じこもりがちな方にも、気軽に参加できる企画を考える必要を今回痛感しました。

二日目は兼六公園・近江町市場へも行きました。月曜日というのに大変な人出で

集合写真はうつせませんでした。

季節の歩みが少し遅いようで、ツツジやカキツバタが見頃でした。

 

さて、梅雨にぴったりの花と言えば「紫陽花」でしょう。散歩コースで出会う庭植えの

紫陽花を写してみました。見慣れた丸い玉状に花がつくのが一般的ですが、日本の

「ガクアジサイ」が中国を経由してヨーロッパに渡り、品種改良されて再輸入されたという

歴史がある花です。

あじさいの「あじ」は「あつ」が転訛したもので集まるとの意味、「さい」は「真藍(さあい)」

の省略、青い花が集まっているという意味。

最近は赤っぽい色の花も目につきます。

土壌が酸性だと青く、アルカリ性だと赤くなるといわれてますが、実際はそれほど

単純ではないようです。

紫陽花の花はブルーやピンクのひらひらしているのを花弁と思われがちですが

あれは花弁でなく「がく片」、額縁上に装飾花があるから「がくあじさい」、日本の

野生種をどんどん改良されて現在に至っています。


今 旬の花は

2016年06月01日 | 花の写真

今日から6月です。もうすっかり死語になっています「衣更」の時期で、学校ではこの前後

数日間で夏服に替えるように指導します。

現職時代ツッパリ連中が最後まで誰が変えないでいるか、汗をぶるぶるかきながら

競っていた事を思い出す季節です。

さて、通学路に子どもたちの声が響き始めて約二か月が経過、、見守り隊の私たちも

季節外れの暑さにも負けず頑張って挨拶の声かけを続けています。

6年生の子を中心に集団登校し、元気に挨拶してくれます。皆半そでの夏の装いです。

四季がはっきりしていて、季節の移り変わりは悠々とした歩みで北を目指すのが特徴

の日本ですが、今年は晩春から一足飛びに盛夏を思わせる暑さです。

修学旅行生もご覧のように夏の制服です。

他にも身近なところに夏を感じさせるものを探して、カメラに収めましたみました。

梅の名所北野天満宮では修学旅行生で連日にぎわっていますが、早くも梅の実が

色づいています。

花の写真を撮りに一週間に一度は訪れる植物園でも。

    

種から育てた我が家のナスタチュームには水滴が光っていました。

 

今、旬の花と言えば「花菖蒲」でしょう。日本原産で各地に自生し、江戸時代には競って

品種改良され、「浮世絵」の画材としてもよく登場する和の花です。

アヤメ科アヤメ属の一種で別名「ジャパニーズアイリス」、花弁の色が控えめの中に、

色鮮やかで多彩、茎のまっすぐな立ち姿が好まれています。

水分の多い池や沼、湿地帯を生育場所とするとこらから、公園や寺社の池で植栽されて

いることも人気のある要因かもしれません。

府立植物園で咲き始めたとの情報を得て5月末に訪れ写してきました。

    

花菖蒲の美しさは、一輪ごとの色鮮やかな花姿とは別にあたり一面咲いている

集団美も捨てがたいのですが、素人の私にはカメラに写しきれません。

性能の良いカメラを駆使して撮影しておられるベテランカメラマンさんたち、狙うのは

どんな構図か、どのような色合いかなと興味あったのですが、見せてもらう勇気が

ありませんでした。

菖蒲園の周りを走り回っている男の子をパチリと。

何か動きのあるものをと、やっと見つけた蝶と花。

最後に今週の一枚、卒寿(80歳)を祝っての「衣笠小学校同期会」の集合写真です。

昭和24年3月卒業、4クラス約180人いた同窓生も、音信不通の人や逝去された方が

多く案内状出せた人88人、当日出席者わずか25人という寂しい同期会でした。

戦後間もない食料や物資の乏しい時代に育った私たちでしたが、クラスメートの多くは

高級住宅街の子で、恵まれた環境にあったと思います。

私学中学校へ行った子も多く横のつながりが乏しかったのも少ない要因化も?

後列右端が私です。みんな年とりました。次回は8年後「傘寿」のお祝いの会で

あいましょうと閉会の挨拶をしたのですが、言ってる自分が自信ないのです。