草花探訪

季節の草花苗づくり

桜まだ開花せず

2012年03月28日 | 花の写真

3月も月末に近くなった今日(28日)、まだ平野神社の「魁桜」は開花しません。

この桜木は名の通り「染井吉野桜」に先駆けて咲き、この木が開花するとその

5日~1週間後に染井吉野が開花するといわれ、影の標準木と言われています。

今日のウオーキング途中での私の観察では、開花はたぶん明日、ということは

染井吉野桜は4月2日に開花すると思います。(当たるかな?)

平野神社は知る人ぞ知る京都の桜の名所、その中でも代表的な桜樹が魁桜。

一重咲きで花弁は5枚、花色はほぼ白色、枝垂れ桜の1種で神社の楼門横

にあります。ちなみに昨年は3月23日、一昨年は3月15日に開花しています。

なお、今平野神社を訪れると「寒桜」・「桃桜」・「河津桜」の3種の桜花、神社の

約100m北の天理教会では「寒緋桜」が楽しめます。

写真は上から魁桜の蕾の様子と寒桜・桃桜・河津桜・寒緋桜です。

 


花蜜を求めて小鳥が

2012年03月21日 | 花の写真

彼岸になってやっと日差しも明るさを増してきたが、でも平年よりは気温の低い日が続

きます。春を告げる鳥といえば鶯ですが、北野の森での初音を聞いたのが3月7日でした。

恐る恐る自信なさそうに練習していたころに比べると今はもうすっかり上手に鳴きます。

でも観梅客でにぎわう梅の木にはよほどの偶然でなければ姿を見背てくれません。

その代わり梅の花も満開に近くなるとメジロ・シジュウガラなど蜂蜜を好む小鳥が飛び

交い、写真撮影の意欲を高めてくれます。

といっても、これらの小鳥もスズメよりもよく動くのでカメラに収めにくいです。まして

散歩(ウオーキング)途中に小型デジカメでシャッターチャンスを求めるのですから

よほどラッキーでなければカメラに収められません。

前置き・言い訳が長くなりましたがメジロ・シジュウガラと、この小鳥よりは少し大きい

雑食性のムクドリ・ヒヨドリの4枚を紹介します。


北野の梅ただいま見頃です

2012年03月14日 | 花の写真

奈良のお水取りの頃、不思議なほど京都は寒気に見舞われます。

今年も例外でなく、今週は湿気を含んだ綿雪が舞い薄氷が張って

この年寄りの早朝ウオーキングへの志気を削ぎます。

でも、途中立ち寄る北野天満宮の梅を楽しみに歩いていますが。

さて、北野の梅は遅ればせながら今が早咲き「七分咲き」、ただ

今見頃です。例年より2週間ほどの遅れだそうですが。

宮司さんの説明では、梅の花は早咲き・遅咲きとがあって、今は

早咲き種がほぼ満開状態ですが、遅咲き種はやっと蕾が開きはじめ

たところで満開とは言わないそうです。桜のように「染井吉野桜」が

一斉にぱっと咲いて”満開”というようなことは梅にはないそうです。

紙屋川沿いの御土居の枝垂れ梅もちょうど咲きそろい今がお勧め。

写真は上から「楼門から梅苑を」「楼門から参道を」「三光門」「本殿東側」

「紙屋川沿い御土居の梅」です。

 

 

 


北野天神さんに「蕗の薹」が

2012年03月07日 | 花の写真

いち早く春を告げる花に「蕗の薹」があることをすっかり忘れていました。

3月5日付京都新聞(夕刊)にふきのとうの写真と記事(ただし北野のことではないが)

を見て、北野神社の敷地の中には梅や蝋梅のほかに「蕗」が自生しているのを思い出し、

雨の中急いで見に行って確かめてきました。

場所は大鳥居の左側、松並木の根元付近です。約100個の萌黄色の球形の蕾が、

観梅客でにぎわう梅林の梅たちからは少し離れた20本余りの松林の中、ひっそりと

控えめに存在を示していました。

「蕗の薹」のといえば”雪解けの土手に顔をのぞかせる山国の春の使者”のイメージ、

春一番早く出てくる山菜として、独特の香りとほろ苦さが、私たちに春の息吹を感じさ

せてくれる、特に年寄りにとってはことのほか郷愁を感じさせてくれる植物です。

「蕗」はキク科の植物、そのふきの根茎から出る若い花茎が「蕗の薹」、花開くと確か

に菊のような小さな花が集まって咲きますと。ちなみに花言葉は「待望」です。

北野天満宮にこられたら最初に目につくのが下の大鳥居と松林、そのすぐ左側に自生し

ています。なお、この黒松は天歴9年(955年)に植えられ、京都では最も古い参道並木

だそうです。(「京都街路樹ガイド」より)