草花探訪

季節の草花苗づくり

半夏生のころ

2019年06月26日 | 花の写真

早いもので6月も残すところ数日、1年もほぼ半分が過ぎることになります。

寝込まず、食欲もあって、人の介護を必要とせずに、夫婦時々衝突しながらも、

平穏に暮らせています。

 

季節としては「梅雨」のはずですが、今日26日現在降雨なく30度を超える真夏日

の連続で元気さは今一つありません。

こまめに水分補給を心がけていますがまだ、年寄りのけち臭さ、エアコンはまだ

使っていません。お互いの趣味を楽しむ生活を第一に、気ままに過ごしています。

 

私は「超高齢者は一日5千歩を隔日実施で十分」という記事をよりどこらに、

早朝ウオーキングを実施して半年が過ぎました。

幸いにも女房も私も寝込まずに、自分たちのことは自分でまかなえる元気さで

今年も前半が過ぎようとしています。

 

スポーツの世界では愛するタイガースは「ダメトラ」で期待通り?の戦績でしたが、

父親を外国人に持つアスリートの活躍が際立ち、話題になりました。

陸上競技のサニーブラウンに続きバスケットボールの八村 塁のビッグニュースです。

 

さて、この時期の風物詩といえば「茅の輪」くぐり、北野天満宮では今年も縁日の

6月25日に、他の寺社に先駆け直径4メートルの「大茅の輪」が楼門前にかかげられ、

地方紙に取り上げられました。

本殿前には小型の輪があり参拝者は説明文を読みつつ参拝していました。

半年間の身の穢れを祓い無病息災を願う「水無月祓い」は陰暦の6月の晦日に

行われるのが一般的ですがここでは縁日の25日に実施されています。

 

前号にも紹介しましたがこの時期の花は白色の花が目につきます。

雑草扱いにされる白い十字架の花弁4枚のドクダミ、強烈なにおいを差し引いても

一輪挿しにしたいほどのかわいい草花です。

それに半夏生という名の草もこの時期だけの季節の花です。。

散歩コースの平野神社の桜庭にユリの花が咲いていました。

花木では夾竹桃です。あの原爆投下で焼け野原になった広島で、いち早く

よみがえり青い葉を茂らせ白い花を咲かせた花木、広島県の花です。

 

最後に今週の花として取り上げたいのはスイレン(睡蓮)です。

蓮の華やかさに隠れていますが「抽水植物」の代表です。開花時期も

蓮より少し早く開花期間も長いのが特徴です。

水の底の土や泥に根を張り水面・水上に葉を広げ花を咲かせるます。

平安神宮に出かけて写真を写してきましたので紹介します。

 


白い花の咲くころ

2019年06月19日 | 花の写真

梅雨入り前の晴れ間が続きますが我が愛するタイガースの戦績は梅雨模様です。

 

今や「人生90年時代」、政治の世界ではこの数日間、人生90年代の老後の資産形成

「2千万円問題」でにぎやかです。はるかかなたのことと思っていた90歳代です。

それが、今、私は間もなく83歳の誕生日を迎えます。90歳に接近中です。

20年余り前の定年退職するころの私は、90歳以後の老後まで見据えて生活設計

していただろうか?と、今振り返るといささか疑問です。

大病後、どうにかして、何としても70歳以上は生きていたいということにのみ

意識が集中し、生活費用のことは女房にまかせっきり、生活の土台に目が向いて

いなかったことを今頃になって反省しています。

これ以上書くと心がますますブルーになるので打ち切ります。

 

それでは今週の花、梅雨のこの時期に似合う花は白色の花、その代表の一つは

くちなしの花です。

朝のウオーキングコース途中でお目にかかります。

八重咲は私立学校の生垣に、一重咲は白梅町付近低木街路樹で、今見頃です。

ご存知のように梔子は春の沈丁花・秋の金木犀に負けないほどの強い芳香を放ち、

遠くからでも甘い匂いを漂わせます。

くちなしの花は天国に咲く花、邪悪なものを追い払うともいわれ、秋に

なると赤黄色の実をつけます。(乾燥させて黄色の着色料として使われます。)

 

もう一つの花は「夏椿」です。

地方紙に「東林院で”沙羅双樹”見頃」との見出しで大きく扱われていましたので

昨日(18日)訪れましたのでその紹介です。

この花は平家物語の冒頭に登場する「沙羅双樹」として知られるナツツバキ。

花の大きさは5センチ程度で花弁は5枚、夏の時期に「椿」に似ている花を

咲かせることからこの名が。

朝に開花し、夕方には落花する一日花であること、仏教で聖木とされる

沙羅双樹に似ているところから「シャラノキ」と呼ばれる。

蕾をいっぱいつけているが木全体、一気に花が咲くのではなくて、毎日少しずつ

次から次へと咲き続けるのが特徴です。

拝観料1600円を支払って本堂に上がるとまずは抹茶と和菓子の接待を受けます。

その後,縁側に座って、苔むした庭の上に白い花が点々と零れ落ちて涼しげな風情を

漂わせているさまを拝観。ご住職の軽妙滑沢な解説を交えた法話を伺う。

平日の午前11時に訪れたが訪問者で本堂は満員?状態。

苔の上に落ちた白い花の風景は一幅の絵画。

どこをカメラで写しても絵になるような風景でした。おすすめです。

 

 


梅雨入り目前

2019年06月12日 | 花の写真

暦の上では昨日の11日が入梅でした。

どんよりとひくく空を覆う雲、肌にまとわりつくような湿った風に入梅間近を

感じながら、隔日日課の5時スタートの早朝ウオーキングをこなしています。

勿論雨の日はウオーキング中止ですが、なかなか雨は降りません。

夜明けの時刻が京都市では4時40分ごろですから家を出るころは下の写真のような

風景です。

平野神社到着は5時30分ごろ、このころになると夜がすっかり明けています。

70歳代のころまではここで小休止した後、衣笠山のふもと「きぬかけの小路」を

めがけて歩きましたが今はその体力も気力もなく、白梅町経由で帰ります。

所要時間約1時間、歩く量約5000歩のウオーキングです。

毎週土曜日にはご褒美に白梅町近くの終日営業の喫茶店でモーニングをいただく

のがささやかな楽しみです。

目に映る風景は70代のころと変わりませんが、年々いや月々、体力が低下

していくのを実感し、情けなくなり気弱になっていきます。

帰宅後は自分の朝食とついでににょうぼの分を用意して、一人ゆっくり朝刊に

目を通しながら済ませます。こんなところが私の近況報告です。

 

最近、子供が犠牲になる痛ましい事故や事件のニュースが後を絶たず重い気分に

なっていたら、続いて追い打ちかけるように「95歳まで生きるには夫婦で二千万円

の蓄えが必要だとする金融庁金融審議会の試案の発表です。

そのような中、救われる明るいニュースが二つありました。

一つは病(大腸がん)を克服して現役復帰し、直後に大活躍の我がタイガースの

原口選手のこと。

もう一つは白血病治療中の池江選手が病室でトレーニングマシンを使って軽い

トレーニングをはじめたというニュース。

抗がん剤治療で抜け落ちたであろう頭髪を隠すように女性らしいバンダナ姿、

でも屈託ない笑顔をTV画面を通してみて、よく似た治療生活(無菌室での生活)

を経験した私は、ただただすごいなあ、強いなああと。

 

さて、今週の後半は今週の花、季節の花は「紫陽花」、花の写真の紹介です。

アジサイの花には「ホンアジサイ」と「ガクアジサイ」の2つのタイプが

あることはよく知られていますが、「ガクアジサイ」が日本固有のアジサイ

ということはあまり知られていないように思います。

「ガクアジサイ」が日本から中国にわたり、シルクロードを伝わって

ヨーロッパ・イギリスへ。

特にイギリスで人気が上がり品種改良され「ハイドランジア」となって

大正時代に日本へ逆輸入された経緯を持ちます。

 

京都府立植物園に出かけ写真に写してきましたので紹介します。

まず「ガクアジサイ」から。

 

つぎは「ホンアジサイ」。花が手毬のように集まった形の花。

今ではこちらのほうが普通のアジサイとなっています。

白色の少し変わった二つ。

 

 

 

 


老人会バスツアーに参加して

2019年06月05日 | 花の写真

この数年間、私は老人会の会長や副会長を務めての「日帰りバスツアー」主催者

としての参加でした。

しかし今年は役職を離れての一参加者、気楽に「日帰りのバスツアー」に参加

してきましたのでその報告から始めます。

 

コースは亀岡の「湯の花温泉日帰り入浴と食事」」と「トロッコ列車から眺める

保津峡」。

誰もが一度は訪れたことのあるようなポピュラーな企画でしたが、参加費も

飲み物込で5千円というお手頃料金。

そのせいか募集案内と同時に定員超の申し込みがありました。

私たちの老人会では、昨年まで、秋の行楽シーズンに大型観光バス(ガイド付き)

による近畿内での日帰りが可能な行楽地を訪れるプランで実施してきました。

ところが参加費も1万円近い高額になることや、道路状況が不確実で帰着時刻が

読みにくいこと、観光地は行楽客で混雑などにより計画がしづらくなっていました。

そこで思い切って格安・お手頃・近場のコースに切り替えたというわけです。

学区指定場所まで温泉旅館のバスが迎えに来てくれ、昼食懐石・飲み物・入浴料金

込みで5千円というお手頃格安料金でした。

時間もゆったり、老人会から飲み物のサービスも相まって、カラオケ大会など

大いに盛り上がりました。

トロッコ列車の狭いホームは、アジア系外国人の団体や家族ずれ、それに遠足

・修学旅行生で大混雑。

ついつい現職のころの自分に返って引率者気分で集団行動の指導?に奮闘して

しまいましたが。

我が老人クラブ会員たちも遠足気分で大はしゃぎしていました。

有名観光地や有名温泉地でなく、近場で格安料金でゆったりと時を過ごせる

計画のほうがお気に入りだと気づかされる機会でもありました。

 

さて、次は、毎回紹介している今週の季節の花に移ります。

今週は「植物園の花菖蒲」です。

ハナショウブは日本人に好まれてきた花、江戸時代は大名の中には競って

品種改良して菖蒲園を作って鑑賞し、いまも名園として引き継がれている

名所があります。

ここ京都府立植物園ではこれからが見頃です。おすすめです。