草花探訪

季節の草花苗づくり

あっという間に今年も2か月

2018年10月31日 | 花の写真

気がつけばあっという間に今年もあと二か月です。

振り返ってみると今年の夏は例年より早く訪れ、しかも経験したことのないような猛暑の日が

長く居座りました。そして秋は強烈な台風に二度も直撃されるおまけまで。

辟易しながらも体調管理にだけは心を砕き、どうにか体調を崩さず秋らしい気候になったと

ほっとしていたらもう11月です。

 

日本は春夏秋冬の四季がはっきりしていて、しかも紅葉(こうよう)する樹木の種類の多さと

美しい色合いは世界で一番と自慢するこの時期です。

好天に恵まれたこの週末、女房は東京での太極拳の講習に出かけていました。

本来なら「女房元気で留守が良い」と、願ってもない独り身の自由な時間だったのに、

紅葉名所を訪ね回る元気さも気力もありませんでした。

そんな自分にがっかりしながらコンデジぶらさげ、一人で近場のウオーキングコースや

植物園周辺の散策の報告です。

 

まず最初は北野天満宮の雑木林と本殿北側のイチョウ・モミジです。

過日の台風の影響で枝葉が折れてボリュームが乏しいです色づきもイマイチ。

イチョウの黄色を求めて立命館大学のキャンパスへ。

     

 

次は鴨川の堰堤と植物園の西側、植物園南門に通ずる道、ケヤキ並木です。

植物園では池の辺の紅葉は、色づき始めていました。

親子連れの姿をを入れてシャッターをパチリ。

芝生の大広場には小さな子たちが遊んでいて、ついつい目がそちらに。

菊花展が開催されていましたが鉢の数も訪れる人も少ないでした。

 


秋の風景を求めて 2

2018年10月24日 | 花の写真

朝夕と昼間の寒暖の差が大きく、一雨ごとに秋の深まりを感じます。

澄み渡った青空、さわやかな空気感、まさに天高く馬肥える秋です。

この好天の機会を狙って21日(日)は亀岡の「コスモス園」のコスモス、翌22日は時代祭の

行列を写しに行きましたので今回はその報告です。

 

漢字で「秋桜」と書き表すように花弁が桜に似ている花、日本の秋の風景にぴったりマッチ

している花ですから日本の在来種と思もわれがちです。

ところ古来万葉集にも歌われている短歌の「秋の七草」にコスモスは入っていません。

というのもコスモスの原産地はメキシコで、しかも1870年代に日本にやってきたという

歴史も浅い外来種の草花だからです。

その歴史も浅い花が日本の秋の花の代表かのように思われるようになったわけを調べて

見たのですが、「明治42年、時の文部省が全国の小学校に栽培方法を付して種を配布

した」という説が最も有力と私は思います。

 

日当たりと水はけがよければ痩せた土地でもよく生育する特性から、夏のひまわりと並び

秋の景観植物として観光資源として活用されています。ここ亀岡コスモス園もその一つです。

日曜日ということもあって観光客であふれていました。ここのコスモス園は毎年花の

種類の多さでも有名ですが、今年は珍しい品種は見つけることができませんでした。

花弁のアップ写真をあきらめて人を入れた風景にピントを合わせてみました。

愛犬と飼い主のほほえましいショットをと。

赤ちゃんずれのお母さんの記念撮影

仲睦まじいカップルも

子どもさんはそこに立っているだけで絵になる

 

次は京都三大祭りの一つ「時代祭」です。

「都が東京へ移されたさい、衰退してゆく京都の復興への願いを込めて始められたもので、

明治28年から今日まで、平安遷都の日である10月22日に開催されています。

クライマックスは色彩豊かな衣装をまとった人々が練り歩く「時代風俗行列」、京都の

五花街の芸舞妓さんが奉仕、総勢約2000人、約4.5㎞からなる華麗な行列は、

歴史絵巻さながらです」(京都新聞より)

行列はミス京都・ミス着物たちが先導で続いて知事・市長さんたちの馬車が。

そのあと維新の鼓笛隊、江戸時代婦人列・中世婦人列・平安時代婦人列と続きます。

商工会議所の方等がふん装、中でもぴったりと思ったのが西郷どん。

五花街の芸舞妓さんも奉仕で花を添えて

今年は翔鸞学区も行列の一部を分担

 

 

 

 

 


秋の風景を求めて1

2018年10月17日 | 花の写真

旧「体育の日」の今頃は天候が一番安定するはずなのに、今秋は長雨や一足飛びの涼しさ

に見舞われて、早朝散歩では急いで長袖のスポーツシャツをを引っ張り出しています。

 

前回に引き続き秋の風景写真です。

秋と言えばまず思い浮かべるのが体育祭(大会)です。若い頃体育教師として団体演技

(組体操・マスゲーム等)の指導に声をからして頑張っていた頃のことがつい先日のように

思い出されます。

後年、生徒指導上困難校と言われる学校の管理職になってからは、地域の人たちに生徒・

教職員が一丸になって頑張っている様子を見てもらおうと、心血を注いで取り組んだことも。

 

さて今回の写真は中学生になった孫の学校の体育祭の様子から。

まず感心したのは集団行動の指導が行き届き、集団から離れた生徒、服装が乱れた生徒

がいないことです。

小学校と違ってスタートの合図は「ピストル」、発煙の様子とその音の大きさに驚く生徒の姿に

ついパチリと。

全員出場の徒競走は本格的なセパレートコース、棄権生徒もほとんどなく、全員が力走。

中学生になると疾走を嫌い棄権する女子生徒が多いのが一般的だがこの学校では3年女子

もこのように歯抜けになるコースはありません。感心しました。

男子の徒競走は迫力があります。その様子をとらえようと試みてパチリ。

体育祭もかっては①個人競技(徒競走・障害物競走)・②団体競技(綱引き・騎馬戦等)・

③団体演技(組体操・マスゲーム等)のバランスを考慮してプログラムを考えたものです。

それが今では京都市の中学校では③団体演技の姿がすっかり影を潜めています。

昔それに心血を注ぎ頑張ったオールド体育教師の私たち夫婦は落胆し寂しがっています。

 

次にこの時期の風物と言えばやはり「秋の七草」、七草を求めて植物園へ出かけましたので

その報告を。

「秋の野に  咲きたる花を  および折り(指折り)  かき数えれば  七種(くさ)の花」

万葉集山上憶良の短歌による「秋の七草」です。          

残念なことに「ナデシコ」「キキョウ」はすでに開花時期が終わっていました。

「ススキ」「藤袴」女郎花」「萩」は前回にも紹介していましたので七草から離れて秋を感じた

花や風景にカメラを向けて撮られた写真をいくつか紹介して終わります。

人物や虫を一緒に写したもの。

 

 

次は花のみの写真、ブルーキャッツアイ、酔芙蓉、アザミ、ホトトギスです。


衣笠山の麓一帯は

2018年10月10日 | 花の写真

NHK大河ドラマ「西郷どん」を楽しく見ています。薩長連合軍が幕府軍を撃破した鳥羽伏見

の戦いも終わり、ドラマは江戸城無血開城に差しかかっています。

このドラマでは触れられていませんが、衣笠山麓一帯は薩長連合軍が緊迫した京都へ多数

の藩士を送り込み、軍事施設を設営した場所、特に火薬庫を設営した場所であることはあまり

知られていません。

当時、火薬庫を幕府軍の攻撃から守るために、この地域の農家が土倉に弾薬を隠し、戦い

時には弾薬を運ぶ協力をしたのだそうです。

この衣笠の地元民が明治維新に薩長連合に協力し新しい国造り取り組んだお礼にと、後年、

西郷隆盛が衣笠校に「敬天愛人」の墨書を寄贈しています。

 

さて、このあたりは私の早朝ウオークのコースで、つい先日の台風で本殿が倒壊した平野

神社、等持院、立命館大学キャンパス、きぬかけの路を通ります。

(平野神社の倒壊した拝殿あとから本殿を眺めて)

足を西へ、等持院前(現在工事中)を通過。

北へ歩進め大学構内へ。ここから望むから望む衣笠山の風景はきれいです。

山すそ沿いの道が「きぬかけの路」です。

 

さて、この時期に咲く花二つを紹介して今回はシメとします。

我が家の小さな庭にも植えてありますキンモクセイです。

     

まだ夜が明けない5時過ぎから歩き始めている私に、芳香を漂わせてそっと咲いているのを

知らせてくれます。

甘く強い香りは三香木(金木犀・クチナシ・ジンチョウゲ)の一つとして有名で、私のような

年配者には「トイレの芳香剤」としての記憶が思い出される強い香りです。

 

もう一つの花「十月桜」です。10月はじめごろから咲きだし、翌年3月終わりごろまで、

ソメイヨシノサクラが咲き始めるころまで咲き続けます。花径1.5㎝薄いピンク色の花

を咲かせ、平野神社では数本咲き始めています。

 


一気に季節が飛び越えたよう

2018年10月03日 | 花の写真

10月に入りました。猛暑干天の夏がヤットすぎたと思ったら9月は長雨の連続でした。

その上、超大型台風に二回も直撃されて、我が家を守るために老体に鞭打って頑張った

ところです。幸い被害はなくほっとしています。

 

私たち夫婦は元中学校の体育教師でした。ですから9月から10月にかけてのこの時期は

体育大会の指導の思い出がいっぱいあります。

行進、組み立て体操、ダンス、マスゲーム等、毎年教師仲間で競ったものです。

事前指導で一番大事な時期な時期にこの雨模様の連続です。食事をしながら夫婦の

会話はついつい昔を振り返り、体育大会の団体演技の指導に花を咲かせます。そして

現場の先生方は困っているだろうと会話するこの頃です。

 

さて、10月1日、久しぶりに学区の老人会主催「歩こう会」を開催しました。

晴天でしたが前夜が台風直撃ということもあって参加者は14人と寂しい集まりになりました。

御所の乾門から歩を東へ、迎賓館横を通って梨木神社までの約2㎞のコース。

復路は自由にということで少ない人でも往復4キロメートルの散策でした。

     

ハギの花は秋の七草のひとつ、花自体は小さく控えめで奥ゆかしさが感じられて、草冠に秋

と書くように秋を代表する花です。丁度見頃でした。

「ハギの花はさわやかな透き通ったような秋風に揺れる姿が美しい」と、花の紹介の文にあり

ましたが、それをカメラにとらえるのは難しく小生の腕では出来ませんでした。

 

もう一つ、10月1日の花「センニチコウ」があります。(下の写真は植物園で撮影)

この花は京都の秋祭りの先陣を切って北野天満宮で営まれる「ずいき祭り」では神輿の

装飾の一つとして欠かせないはなだと、京都新聞に紹介されていました。

私は毎年のように神輿の写真を撮ってきたのですが、花の存在に気付かずにいました。

神輿のわき、前後二本ずつの飾りの紫のところがセンニチコウの花。

     

(瑞饋神輿は西大路下売り通りを西方向、春日通の御旅所にあります)

写真の最後は天満宮を出発した祭列の様子2枚。

次回は天候さえよければ4日還幸祭の様と孫の中学校の体育大会の様子の写真を

紹介する予定です。