草花探訪

季節の草花苗づくり

涙もろくなりました

2017年01月25日 | 花の写真

大相撲初場所の千秋楽、悲願だった初優勝が決まり、NHKアナウンサーのインタビュー

を受けた大関稀勢の里の姿は実に感動的でした。

大関は感無量で言葉が出ず、紅潮した顔が数秒間アップされたとき、右の頬を伝わって

落ちる一粒の涙を見て、私も目頭をあつくしていました。

このような劇的なことだけでなく、私は最近ちょっとしたことにも目を潤ませたり目頭が

熱くなる自分に気づきます。

「歳を重ねると体のことはすべて衰えるが、心は豊かで寛容になる」と何かで読んだ

記憶がりますが、ひょっとするとこの私もそのようになりつつあるのかも?

 

最近の出来事では、例えば、15日(日)広島市で行われた都道府県対抗男子駅伝、

2区の中学生の力走で3区の走者にタスキを渡すときトップでした。(写真はTV画面)

1位でタスキがわたるのを興奮しながら見ていましたが、この中学生を育てた指導者

のことが頭に浮かぶと胸がいっぱいになり、心が熱くなるのを感じていました。

 

また、年賀状をくれた教え子に、今年は今、寒中見舞いを書いているのですが、

「毎年来る先生の賀状が来ないので心配になった」と電話をくれた教え子達。

新採で最初に担任した生徒も、今は古希を過ぎています。仲間同士で相談して

電話くれたとのこと。60年近い年月が過ぎているのに忘れずにいてくれて。

もうそのことがありがたくて、うれしくて。

 

もっと些細なことでは、近くに住む中1の孫が「おじいちゃん元気?」と毎週のように

部活の帰りに寄ってくれること。野球部に入って日が暮れるまで部活で忙しいのに。

昨年暮れの旅行で私が風邪をひいたので、それ以後気にしてくれているようです。

孫が心配してくれるほど老いぼれていないよと、時には言いたい気持ちもあるのですが

気にしてくれていることが素直にうれしいのです。

 

さて、メイーンテーマの「草花探訪」、今週は「蝋梅」です。真冬の花の少ない時に

梅よりも早く薄黄色の花を咲かせ、しかも芳香を漂わせる貴重な花です。

名前に梅とありますが梅の仲間ではありません。梅もそうでしたが日本が原産地では

無くて、梅も蝋梅も中国が原産地です。

上の写真のように花の芯が暗紫色の蝋梅が「和ロウバイ」。

下の写真のように花の色が少し薄い黄色く花の芯まで黄色いのが「素心ロウバイ」。

花弁に蝋細工のような質感があるところが名前の由来です。

 

先週は雪をかぶった花の写真をアップしましたが今週は雨に濡れた花です。

梅も蝋梅も花が小さくピント合わせに苦労します。それに背景が殺風景になりやすく

その点でも被写体選びが難しいです。

白梅にピントを合わせ、背後に紅梅をぼかして入れた写真を狙っているのですが

うまく写せません。狙った被写体に出会いません。苦労して見つけたのが下の1枚。


今冬最強の寒波

2017年01月18日 | 花の写真

先週末から今週にかけて数年に一度あるかどうかの寒波で震え上がっています。

 

私のルーティングともいえる早朝5時からのウオーキングとスロージョギング、その途中

寺・神にお参りし「私たちの健康」と「孫たちの健やかな成長」」を祈っています。

いつもであれば雨雪の日は休むのですが、今週は大雪の中も休まず参拝だけは続け

ました。困ったときの神頼みと言うやつです。神様仏様もあきれておられることでしょう。

女房が昨年12月の検査で肝機能の数値が上限を超える高い数値が出たため色々と

検査を受け、昨日MRIの検査でした。何とか大事に至らないようにと、この雪の中を

手を合わせお参りしていました。詳しい結果は後日になるようですが、入院等の必要

はなさそうでほっとしたところです。

さっそく今朝はお礼のお参りをしてきました。雪は路肩に残る程度、靴底から伝わる

乾いたアスハルトの感触も、挨拶交わす言葉と一緒に吐き出す白い息もすがすがしく

感じたところです。

 

この雪の中、京都市内どこを狙っても写真を写すのには絶好のチャンスですが、

やっぱりトシです。かっての元気さはどこへ行ってしまったのかと、我ながら驚く

ほどの衰え方、やっとのことで近隣の北野天満宮・平野神社の雪化粧を写しました

ので紹介します。

まずは天神さんの風景3枚、何れも午前7時過ぎに写したものです。

続いて平野さんです。雪は降り続きカメラを雪からかばうのに大変でした。

雪をかぶった花の写真を写してみました。白梅はきれいに写せませんでした。

十月桜は花弁もよわやわしく薄ピンク色であるためパッとしませんでした。

 

15日は吹雪の中の都道府県対抗女子駅伝を観戦。1区中継点のすぐ近くで

選手の力走ぶりを狙ってみました。

まずは1区走者のラスト300m地点でのデッドヒートの模様。

 

復路第9区のランナーが通過する頃は、白梅町あたりも雪が舞っていました。

京都・千葉のトップ争いです。

中学生も力走、テレビ画面から写したものです。

私は「駅伝」にはことのほか思い出が強く残っています。F京都中学校に勤務していた時、

京都市内の中学校ではいち早く「駅伝部」を編成し、当時府下の中学校が上位独占する

中、一角を崩して入賞したことは強烈な思い出です。オール付属として選抜された生徒諸君

は陸上素人の私の指導に真正面から取り組んでくれました。そのことがのちの私の教師生活

にどれほど大きな力になったかわかりません。

「ひたむきに走る姿を襷でつなぐ」そこにひかれ、今も駅伝のフアンです。

最後に、弱ったと嘆く私ですが見守り隊は頑張っています。子供たちから元気をもらっています。

 


「ありがとう」と言う事に

2017年01月11日 | 花の写真

(毎週水曜日に投稿していたブログ、年末・年始の2回休んで今日再開です)

 

ペン不精の私ですから2週間も休むと書くことが億劫になります。そのうえブログの題名が

「草花探訪」、冬のこの時期は花も乏しく、花の写真も昨年と同じような写真になってしまいます。

でも、コンデジから機種は古いですが一眼レフに持ち替えたましたので、せめて花の写真の

腕前は進歩したと思えるものを写そうと頑張って再スタート!

 

さて、この年末年始は不覚にも風邪を引いてしまい体調が思わしくありませんでした。

よりによって28・29日の孫たちとの温泉旅行と明石「魚の棚」での正月用品買い出しの時

にです。息子夫婦や孫、女房に心配をかけてしまいました。

「元気印のおじいちゃん」の自負心がもろくも壊れ、年老いた弱々しい爺さんであることを知り、

寂しい心細さを感じた年の暮れでした。

一年前いや半年前、三か月前の自分と比べて、めっきり弱っている事を認めることから

今年は始まりました。

自分の衰えを痛感して、改めて私たち夫婦がこれまで自力で人の助けを借りずに生活

できている事の幸せを痛感しています。特に女房が元気でいてくれることが。

何かで読んだのですが「人からアリガトウと多く言われる人ほど長生きする」と。

この年齢になって今更「今年の抱負」なんてありませんが、女房には元気でいてほしいので

今年はちょっとしたことでも「アリガトウ」と言う努力をしようと思うのが、私の年頭の抱負です。

このあたりでメイーンの正月に出会った花の写真です。

まずは北野天満宮の早咲きの梅の花。

一輪にピントを合わせ背景をぼかしてみました。下はF値を大きくして背景を

ぼんやりと入れてみました。

平野神社では十月桜が満開です。

そしてこの時期の花の代表水仙も。