草花探訪

季節の草花苗づくり

まだ五月なのに

2016年05月25日 | 花の写真

この一週間、京都市は高気圧に覆われて晴天が広がり四日連続の真夏日で、23日は

7月下旬並みの33.1度でした。

この季節外れ?の暑さにもめげず、私の健康法 (一 1杯の酒  十 10人との会話

百 100文字を書く  千 1000文字を読む  万 1万歩あるく )を実践しています。

特に、5時からの早朝ウオーキング(スロージョギングも含む)、80分ほど歩いた後、

週末にはご褒美にと白梅町にある早朝から営業している喫茶店でモーニングを

いただきながらスポーツ新聞を読むことを楽しみに実施。ただし前夜阪神が勝った時

だけ。ダメトラとは言いませんが、金本監督率いる阪神タイガースは、どうしたことか

金・土と連勝することはめったになくて、早朝の楽しみ半減です。

昨年までは一軍にいなかった北条・岩貞・原口・高山・板山などの若虎の連日の活躍

ぶりには心躍るのですが、負けの記事は読む気がしないのです。6月はどうか毎週末

モーニングにありつけますように。

 

さて、今週はいろんな出来事があって、趣味の季節の花の写真撮影に出かけること

ができませんでした。唯一出かけたのが散歩コースの竜安寺のスイレンの花の撮影です。

日本全国の池や沼どこにでも広く分布している花ですが、日本の自生種は白い花の

ヒツジクサ一種類だそうです。今年は気温が高かったせいか開花が早いようです。

モネが好んで描いた「睡蓮」のように水面のすぐ上はなをつけるのが温帯産、熱帯産は

水面から高くつきでた茎の先端花をつけます。

 

 

次に自宅近辺で見つけた初夏の花や風景も添えておきます。

まずはツバメの幼鳥、気が付けば巣立ち間近を感じさせるほどに成長していました。

自宅のガクアジサイ・ヤマボウシも咲いています。

道端にはヒルガオ・ドクダミが。

最後にやっと見つけた卯の花の生垣から一輪を。

 

 

 


まばゆいばかりの新緑

2016年05月18日 | 花の写真

5時にスタートするウオーキング、丁度夜が明け始め、あたり一面を青みどりに染める

木々の、まばゆいばかりの若葉に包まれ歩いていると、それだけで幸せを感じます。

「うの花の匂う垣根に  ほととぎす早やもき鳴きて」と、昔懐かしい唱歌の一節を

つい口づさみたくなります。

ウオーキングコースの衣笠山の麓一帯は、昔からの閑静な住宅街が残っていますが、

空木の花の垣根は見当たりません。その代りにバイカウツギとシロバナヤエウツギを

見つけましたのでぱちりと。

確か、子どもの頃は衣笠山のふもとでもホトトギスの鳴き声を聞いたような記憶が。

今は初夏を感じさせる鳥といえばツバメです。カラスに襲われないようにと街の

民家の軒先に巣をつくり子育て真っ最中です。

次は北野天満宮と植物園で見つけた初夏を感じさせる子どもの写真です。

私の趣味の花苗づくり、3月上旬に種まきして育ててきたマリーゴールドと

ナスタチュームがやっとこの時期に開花をはじめました。

狭い3階のベランダで育てている約200ポット、校区の幼稚園・小学校と女房が

かかわってる保育園にもらっていただけるのが楽しみで退職後ずっと続けています。

この二種類の草花は私にとって初夏の風物詩の一つです。(差し上げる時には知人の

花苗屋さんにお願いしてペチュニア・日日草・インパチェンスを届けています)

 

先日、初夏の花を求めて府立植物園に行ってきました。シャクナゲ(西洋石楠花)は見頃

が過ぎていましたがシャクヤク(芍薬)・バラ(薔薇)は丁度見頃でした。

シャクナゲはツツジ科の仲間、春の花を追いかけているときにつつじを投稿しなかった

のでその埋め合わせの写真です。

次は芍薬です。すごい?カメラを携えて熱心に写されてる方々に圧倒されながら。

     

最後はバラです。ピントを合わせて写すだけで精いっぱいの駆け出し素人カメラです。

一面の花たちに圧倒されていました。蝶々・ミツバチでもいてくれたらよいのにと探して

みましたがいませんでした。

カーネーションが母の日の花ならバラは父の日の花だそうです。

最後は京都市立中学校退職校長会総会の報告です。会員数400人余りの中、

70名余りが出席でした。市長・教育長をお迎えしての懇親会、80歳手前の私

よりずっとご高齢の10数名の先輩方に刺激を受けたり元気をもらったり。

年老いてなお生き生きとしておられる先輩たちに接して、「幸せの三要素は、自分自身に

価値を見出し、よい人間関係を持ち、人や社会に貢献することである」との言葉を

思い出していました。

 

 

 

 


幸せ感じた一週間

2016年05月11日 | 花の写真

この一週間は幸せを味わいかみしめた日々の連続でした。

亡母の祥月命日には、例年のことですが妹3人とその連れ合いたち身内だけの法要で

集まって大過なく過ごせていることを喜び合い、母の日には息子二人と嫁からプレゼント

をもらった女房の笑顔を見てほっとしたり。

 

とりわけ幸せを感じたのは、30年余り前、向島東中が新設開校したときの仲間(および

その後4~5年間務めた仲間)25人に出会った時です。

彼ら彼女らは私をはるかに追い越し、素晴らしい教師になっていました。

そのかっての同僚たちに囲まれて、昔話に興じながらも言葉の端々からお礼を言われ

感謝の気持ちを伝えられると、幸せ感に一杯になっていました。

写真の25人中18人が当時新規採用教員あるいは常勤講師です。

教師の世界では”荒れてる学校”(生徒指導上問題多発)の勤務を避ける風潮があり

ました。約30年前、京都市立中学校70数校中際立って校内暴力や授業妨害が

多発していた当時の向島東は、教師歴を重ねている教員が定着せず、「新採・講師」

中心の教員構成でした。(下の写真の前列3人と後列2人が5本柱、後列3人は新採)

下の写真の皆さんは、今でこそ年輪を重ねた貫禄ある風貌ばかりですが

新採で着任してきた当時はぴちぴちした教師ばかり。

女性方は歳をとるのを忘れられたのか、それとも化粧が上手なのか、みなさん

生き生きされています。(一人だけ30歳代ですが、他は教師歴30年前後)

同じ釜の飯を食った仲間とか、苦労を共にした同志とか、そんな表現がぴったりです。

機会あるごとに「心・技・絆」、特に「絆」を訴え育ててきた教師たちです。昼夜の別なく

問題解決に走り回り、体を張って荒れを受け止めた先生方です。本当に素晴らしい

仲間と出会いました。

 

長々と書いてきました。これからが本題の花です。

4月末ごろから咲き始める「アヤメ科・アヤメ属」を取り上げます。

「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があるように区別が難しい花たちです。

この仲間では一番早く4月下旬ごろから咲き始めるのがアヤメです。

見分けるポイントは咲いてる場所が排水の良い乾いた土地、花弁の基のところが

網目状の模様があります。私の散歩道では竜安寺の池のふちに。

次はカキツバタ、アヤメより少し遅れて5月上旬から開花。

生育場所は湿原や水分の多い場所、花の見分け方は花弁の基が白色の目型。

少し足を延ばして上賀茂の大田神社の大田の沢では約2万5千株が群生し、国の

天然記念物に指定されています。今が見ごろです。

日本のアヤメ属の代表が花菖蒲ですが5月末から6月にかけて開花します。

それまでに楽しめるのが「ジャーマンアイリス」です。

虹の花(レインボーフラワー)とも呼ばれるように、色とりどりの花を咲かせ、花は大きく

フリルのついた花弁が見事です。生育場所も乾燥した土地を好み水やりの心配は

なく、手軽に栽培できます。私の散歩道平野神社ではいろんな色の花が見られます。


青葉若葉の薫る頃

2016年05月04日 | 花の写真

ゴールデンウイーク真っ只中です。年中無働の年寄夫婦には、わざわざ人ごみを求める

旅行でもあるまいと、今年も特に何もない日々です。

ただ、今年第58回を迎える4月29日の中学校春季体育大会開会式は、私たち夫婦に

とって結婚記念日に次ぐ特別な日で、今年も夫婦で観覧してきました。

この開会式が始まった昭和34年、その翌年体育教員として新規採用された二人は朱雀中

に赴任、全市の学校の先頭を歩く学校として300名の行進指導を行ったのが私たちの

出会いでした。以後同じ体育教員として、管理職になってからもずっとかかわってきた

という思い出深い行事です。

            

昔話や行進の評価を語りあったのち、神戸育ちだった亡母の祥月命日が5月6日

ということでその粗供養を求めに神戸へ。

メリケンパークオリエンタルのステーキハウスでランチを食べて、孫へのお土産に

南京町「老祥記」の豚まんを求めます。

これが私たち夫婦の連休中唯一の同一行動です。毎年同じような場所で写真を撮り、

「老けたなあ、太ったなあ」と。

さて、連休中も日課のウオーキングを続けていますが、恵まれているというのか、

「北野天満宮の青もみじ」「竜安寺の青もみじ」それに春の京都禅寺一斉拝観

ということで「真如寺」と、三か所のモミジと出会ってきましたのでその写真を。

      

竜安寺の池の周辺を中心に。

続いて真如寺、ここはこじんまりとした境内と庭園で、うまく写せませんでした。

      

最後に青もみじの葉っぱに焦点を当てて写したものを。

石碑に映った影もみじです。

      

最後の最後、昭和の日にちなんで。

先日、TV「笑点」を見ていたら出演者の一人が「雑草という名の草はない」は

昭和天皇が言われた言葉ですと。私はずっと牧野博士の言葉と思っていましたが。

ということでしんがりの花はどこでもいつでも見かける雑草扱いされる花を。