草花探訪

季節の草花苗づくり

凌霄花の花

2013年08月22日 | 花の写真

先週木曜日(22日)から今日(28日)まで、この一週間の陽気の激変には驚きます。

猛暑日の連続が一変して、今朝は空に秋の雲「イワシ雲」が現れ、さらっとからっととした

空気の感触です。

あれだけ騒がしく鳴いてクマゼミの大合唱も26日を境にぴたっと止まり、早朝散歩は

コオロギの声で送られスタートです。 大事を取って、今は約一時間(約7000歩)、

西陣の街中から花街(上七軒)を通り、北野・平野神社に手を合わせ、立命大の東門

まで歩いて帰ります。

その道中、出会う花たちの数は少なくなる中で、頑張って咲いている花木に凌霄花

(ノウゼンカズラ)があります。

花の形がトランペットに似ていることからトランペットフラワーとも言われ、明るい色の

10㎝ほどの大きさの花を咲かせています。

真夏に咲く花、たとえばムクゲ・芙蓉のように幹から枝をたくさん出して咲く花木とは

違ってこの花木はつる性です。

                 

一つ一つの花は短命ですが、次から次へと絶え間なく新しい花を咲かせます。

非常に生育旺盛で丈夫なので、庭木や公園・寺社などに植えられていますが、

つる性であるため縦横お構いなく伸びていくため、ほかの木とのバランスを取る

ように気遣い手入れがいるようです。

花色は黄色・橙色・赤オレンジ色と非常に目立つ色彩で、私は勇気づけられています。

ちなみに花言葉は「栄光」「名声」「名誉」「華のある人生」など、素敵なものばかりです。


芙蓉の花

2013年08月21日 | 花の写真

十日ぶりに早朝ウオーキングを再開しました。昨日(20日)まで連続14日間の猛暑日、

歩いて感じることは西陣の家並に並ぶ草花の数が少なくなっていることです。

それに、蝉しぐれの開始が6時を過ぎて始まることや、クマゼミの大合唱に交じって

ツクツクボウシの声が聞こえること。でも、例年なら今頃コオロギの鳴き声が聞けるの

に今年はまだ聞こえてきません。

さて、散歩中に出会う花木、今回は「芙蓉」の花です。この花も原産地は中国と日本です。

8月の声を聞くころから開花し始め中秋まで咲き続ける花木、ちょうど夏に咲く草花が

終わりを告げるころから咲き始めることもあって貴重な花です。

淡紅・白色の約15cmの大きな花をつけ、花は1日でしおれ短命です、下の写真のように

その横から次から次へとつぼみを開花させていきます。

暑さや病虫害に強く、荒れ地でも育つ強さを持つため、民家の庭先、公園、寺社の

境内でよく見かける花木です。

日本では古くから愛され、美しい人の例えに用いられることでもよく知られています。

美しくしとやかな顔立ちを「芙蓉の顔」というように。

一般に芙蓉の花は開花したときはは本来の淡紅色、夕方になるにしたがってその色は

濃くなりしぼんでしまう。

芙蓉の仲間で「酔芙蓉」があります。この種類は朝のうちは純白、午後に淡い紅色、夕方

から夜にかけて紅色になります。

時間を追って写真は撮れてませんが、同じ樹で同時刻に写した下の2枚でもその変化

の様子がわかると思います。

最後に、芙蓉の仲間「アメリカフヨウ」の写真を添えておきます。開花時期が6月ごろ、

花の直径が約30センチ、日本の芙蓉に先駆けて咲きます。植物園と平野神社で写した

写真です。

蛇足に「花ことば」を。「しとやかな恋人」「繊細美」など。

 

 


炎天下に咲く花

2013年08月14日 | 花の写真

昨日までで35度以上の猛暑日が連続7日、「老化は人間の宿命」とわかっていますが、さすがに

この暑さには77歳の年寄もギブアップです。

ずっと続けていた「早朝ウオーキングと1日一万歩」を今週の月曜日から一時中止しました。

関節の骨は痛くないのですが朝起きたとき膝の屈伸がしにくく、筋肉痛のような軽いこむら返り

のような状態が。歩き始めるといつも通り約1時間は苦も無く歩けるのですが。

さて、散歩中の私の目を楽しませ疲れをいやしてくれた花木、その写真をデジカメで写してブログ

にアップしてきました。今回は「夾竹桃」と「百日紅」です。

どちらも盛夏に咲き始め以後秋の半ばごろまで3か月ほど咲き続け、いつも変わらない咲き姿に

歩く道中励まされてきました。

 

夾竹桃は葉が竹に似ていること、花が桃に似ていることからこの名がついたそうです。

乾燥・高温・大気汚染・害虫に強くかつ花もきれいなので、公園・街路樹など広く利用され

なじみ深い花木です。

原爆犠牲者への異例の意味も込めて1948年広島市の花に制定。

1945・8・6に広島に原爆が投下されたとき、当時草木が生えるまで数十年約70年)

かかるといわれていました。そのような焦土の中で夾竹桃は一早く蘇って、広島市民に

復興への勇気と元気を与えたと知ってから心を引き付けられるはなになりました。

もう一つの百日紅の花も夾竹桃と同様、家の花木だけでなく寺社や公園・街路樹等

ウオーキング道中によく見かけます。

花色は赤のほかに桃・紫・白と多彩ですが、赤い花を約100日咲き続けるところから

名の由来になってる「百日紅」、炎天下で青空に映えるのはなんといっても赤色です。

3枚目の花のアップのように、実際は一度咲いた枝先から再度目が出てきてつぼみを

つけるため咲き続けているように見えるのです。

樹皮がところどころはがれて表面がつるつるした感じになり、その姿から「サルも滑り落ちる」

との名前の由来となっているのはよく知られています。

 


炎天下に咲く花

2013年08月14日 | 花の写真

昨日までで35度以上の猛暑日が連続7日、「老化は人間の宿命」とわかっていますが、さすがに

この暑さには77歳の年寄もギブアップです。

ずっと続けていた「早朝ウオーキングと1日一万歩」を今週の月曜日から一時中止しました。

関節の骨は痛くないのですが朝起きたとき膝の屈伸がしにくく、筋肉痛のような軽いこむら返り

のような状態が。歩き始めるといつも通り約1時間は苦も無く歩けるのですが。

さて、散歩中の私の目を楽しませ疲れをいやしてくれた花木、その写真をデジカメで写してブログ

にアップしてきました。今回は「夾竹桃」と「百日紅」です。

どちらも盛夏に咲き始め以後秋の半ばごろまで3か月ほど咲き続け、いつも変わらない咲き姿に

歩く道中励まされてきました。

 

夾竹桃は葉が竹に似ていること、花が桃に似ていることからこの名がついたそうです。

乾燥・高温・大気汚染・害虫に強くかつ花もきれいなので、公園・街路樹など広く利用され

なじみ深い花木です。

原爆犠牲者への異例の意味も込めて1948年広島市の花に制定。

1945・8・6に広島に原爆が投下されたとき、当時草木が生えるまで数十年約70年)

かかるといわれていました。そのような焦土の中で夾竹桃は一早く蘇って、広島市民に

復興への勇気と元気を与えたと知ってから心を引き付けられるはなになりました。

もう一つの百日紅の花も夾竹桃と同様、家の花木だけでなく寺社や公園・街路樹等

ウオーキング道中によく見かけます。

花色は赤のほかに桃・紫・白と多彩ですが、赤い花を約100日咲き続けるところから

名の由来になってる「百日紅」、炎天下で青空に映えるのはなんといっても赤色です。

3枚目の花のアップのように、実際は一度咲いた枝先から再度目が出てきてつぼみを

つけるため咲き続けているように見えるのです。

樹皮がところどころはがれて表面がつるつるした感じになり、その姿から「サルも滑り落ちる」

との名前の由来となっているのはよく知られています。

 


脇役になった朝顔

2013年08月07日 | 花の写真

日課の早朝ウオーキングで、西陣地域の昔からの町屋が並ぶ路地を歩いていて気づくことは

朝顔が少なくなってることです。昭和の頃、家々の玄関先には朝顔の鉢植えやつるを延ばした

朝顔が見受けられたという思い出があるのですが。

それが今は朝顔にとって代わりゴーヤのグリーンカーテンがよく目につきます。

下の写真のようにゴーヤに主役を譲り、遠慮がちに咲いているのが近頃の朝顔です。

多分、一昨年の夏からのエコーサマー、節電対策の一環で、多くのお宅でゴーヤカーテンが

作られたことが大きな要因だと思います。

しかし、朝顔の栽培で昔と変わらないことがあります。、

それは小学1年生が「行燈仕立て」の朝顔を栽培して、観察日記を書いていることでしょう。

下の写真は私の向かいの家の1年生が育てている朝顔で水やりをきちんとしているため

上手に生育しています。

ついでに私の2年生の孫が我が家の庭で種まいた朝顔もついでに紹介します。

身近なところから姿を消しつつある朝顔、写真を撮るため府立植物園で開催されていた「朝顔展」に

行ってきましたので合わせて紹介しておきます。

展示されている朝顔はどれも「大輪朝顔」で、花径20センチ以上のもの、色・形・模様など

素晴らしい鉢植えばかりでした。その大きさが写真では示せないのが残念です。

 

 

 

 

以上私のお気に入りを紹介しました。

最後に朝顔の豆知識をいくつか紹介しておきます。

日本への渡来は奈良時代末期に遣唐使が種子を持ち帰ったのが初めてとされています。

花の鑑賞のためではなく薬用(下剤)としてだそうです。

なお、万葉集には朝顔を呼んだ歌が多く残されていますが、桔梗やムクゲの花を呼んでいる

のだそうです。

名前の由来は、朝に咲く(顔を出す)からとか、浅青色ががなまってとか、朝薫るが転じてとか

色々です。最後に花言葉は「はかない恋」「短い恋」「固い約束」「愛情の絆」などです。