草花探訪

季節の草花苗づくり

北野・衣笠界隈の桜状況

2013年03月27日 | 花の写真

今年の桜前線は平年より速いペース北上を続けています。東京では16日に開花し22日には

満開とTV等で報じられています。

京都での通過は19日でした。それから1週間経過した昨日(26日)、予定なら満開に近いはず

ですが、気温の上昇がなかったために満開とは程遠い開花状況です。

私の日課のウオーキングコースをたどって桜情報を紹介します。北野天満宮のすぐそばの自宅

を出発、最初に訪れるお寺(宥清寺)のソメイヨシノは七分咲きです。

続いて約10分間足を北へ進めて大報恩寺(千本釈迦堂)へ。こちらのソメイヨシノはちらほら咲きで

したが、枝垂れ桜(おかめ桜)が満開でした。

次に、ここから西の方向に足を進めると北野天満宮までの途中に地域の小学校があります。

入学式・始業式を祝って児童の元気な姿を迎えるのに桜は欠かせません。昨年はちょうど満開

のでしたが今年はどうでしょうか。昨年より開花が進みご覧のようにもう五分咲きです。

梅の名所の北野天満宮に参拝して、西へ約300m進むと平野神社に到着します。

地方紙の桜開花情報では五分咲きと出ていますが、ソメイヨシノに限るとはまだ2~3分咲き

の開花状況ですがしだれ桜や山桜、陽光桜など華やかな種類ががほぼ満開に近い状態です。

ここまでで約40分歩いたので小休止をとり、西の方向に約10分進めると立命館大学

の構内に到着です。

構内に多く植わっているソメイヨシノはご覧のようにほんのわずか開花し始めたばかりでした。

大学の北側、衣笠山のふもとから竜安寺・仁和寺へ通ずる「きねかけの路」を歩いて竜安寺へ。

ここの駐車場の北側には見事なしだれ桜が数本あり今が見ごろです。

ただ、庭園の鏡容池のほとりに植わっているソメイヨシノはつぼみが膨らんでいる状況で

今週末頃に開花するのではないでしょうか。

ここまでで歩き始めて約1時間です。更に10分ほど西へ歩くと御室仁和寺があるのですが

私は竜安寺の池を巡って帰路につきます。約1時間30分のコースで歩数にすると約1万歩。

週2日はこのコースを、ほかの週5日は立命大のあたりで引き返す約8千歩のコースを歩いて

います。

 


平野神社の「魁桜」

2013年03月20日 | 花の写真

京都では隠れた桜の標本木としても有名な、平野神社のその名も「魁桜」が昨日(19日)

開花しました。

 

楼門前にあるこの桜は白色の一重咲き枝垂れ桜の古木で、名前の通りほかの桜に

先駆けて開花します。今年も多分、4~5日後には染井吉野桜が開花するでしょう。

ちなみにここの染井吉野は下のようなつぼみ状況です。

少し平野神社の桜について付け加えておきます。江戸時代中期には「平野の夜桜」

として有名な京都の桜の名所で、あまり広くない敷地ですが約50品種400本の木が

植わっています。勿論夜桜の名所です。

特に魁桜をはじめ平野十珍種と称する桜木は有名で、3月中旬から4月下旬まで開花

時期が異なるため長期間楽しめます。

今年は春の訪れが遅れたこともあって、すぐ近くの北野天満宮の梅の花は今が「満開」、

北野から平野へと300mほどの距離ですから散策して梅と桜両方楽しめますのでお勧め

です。私にとってはいつものウオーキングコースですので、桜の情報を得るため少し余計に

歩いて御所まで行ってきました。

旧近衛邸跡の「いと桜」(枝垂れ桜)はすでに開花していました。昼前というのに見物客も

カメラマンも少ないでしたから、まだ開花しているのをご存じないのでは?

 

 

 


鶯鳴き梅は見ごろ

2013年03月13日 | 花の写真

先日の天声人語の書き出しに「歳月は気まぐれなランナーに似ている。のんびり流している

かと思えば、一転、歩を速めて移ろいもする。」とありましたが、実感です。

昨日(12日)の京都市内の最低気温ー1.1度、最高気温17.7度でした。この一週間の

気温の乱高下でおずおずと様子をうかがいながら咲き初めていた北野天満宮の梅の花

も、日ごとに開花のスピードをあげて、今、「七分咲き」で見ごろです。

午前中に来られたら鶯の鳴き声も聞けるかもしれません。ちなみに、北野の梅園での鶯の

初音は10日でした。その時はまだ自信なさそうな鳴き声でしたが、今朝は上手に鳴いて

いましたので、しばらく立ち止まって待ってみたはとおもいます。

さて、梅の花ですが平年より約半月遅れの「見ごろ」を迎えています。開花状況を写真に収

めましたので紹介します。下の写真はは楼門を入った所の様子です。

楼門をくぐるとすぐ右前に「臥牛の石像」と石像の背後に紅白の梅が出迎えてくれます。

本殿に入るところに三光門があり、その左横に白・桃・赤の三色の梅の花が咲いて

いて、カメラを構える人たちであふれています。

上の写真は本殿の西側から写したものです。本殿を囲むように梅の古木が並んでいます。

本殿左前の梅は遅咲で、この木が咲き始めると天満宮の梅は満開になります。

参拝が済めば次は有料の梅苑・史跡御土居の梅を観梅。(入園料600円)

観梅に来られたら、ぜひともお勧めしたいのが、北野界隈の散策です。

「京都五花街」の一つ上七軒通りの電線地中化と道路を石畳風に舗装する工事が

終了しました。下の写真はその風景です。

3月9日に、京都市長さんをはじめ舞妓・芸妓さん、地元の方々約200人が参加

して完成式・テープカットがおこなわれその後、舞妓らを先頭に歩き初めが行われました。

 


どこかで春が生まれてる

2013年03月06日 | 花の写真

童謡に「どこかで春が生まれてる  どこかで水が流れ出す」というフレーズがあります。

つい先日までの厳しい寒さ、体全体を締め付けるような厳寒は和らぎ、日差しも明るさ

を増してきました。ようやく春がやってきました。

昨日(3月5日)は二十四節季の一つ「啓蟄」でした。冬ごもりをしていた虫たちが動き

出すとされていますので、近所の北野天満宮に春を探してみました。

ミツバチが梅の花の蜜を集めに飛び回っているのを、何とかしてカメラに収めようと

粘った結果の一枚です。我ながらうまく撮れたと喜んでいたのですが、昨夕の京都新聞

夕刊に「菜の花に飛来したミツバチ」との写真が掲載されていて、プロのカメラマンとの

差を思い知らされました。でも、素人の小型デジカメだから仕方がないか。

気を取り直し、私のお気に入りの春を告げる写真を次に2枚掲載します。

天神さんと愛称で呼ぶ北野天満宮入口の松林に今年もフキノトウが顔を出していました。

もう一枚は我が家の椿の木に刺しておいたミカンをついばむメジロです。窓ガラス越しに

写したのでぼやけてますが。今年の早春は寒かったためか、北野の梅林に飛び交うメジロ

の数は少ないようで、思ったような写真は現在のところ撮れていません。

最後に、梅の花のアップの写真、深紅色・桃色・薄桃色・白色の4枚を掲載しておきます。

いずれも北野の梅です。