冬の木と書いて「柊」ヒイラギと読みますが、ヒイラギの木が冬に花をつけることを私は最近
知りました。棘のある葉の付け根に白い小花が数個ずつ固まって咲きます。
花形は銀木犀に似ているのですが、調べてみるとモクセイ科モクセイ属常緑小高木
とありましたので納得です。
柊の小枝とイワシの頭と言えば節分に魔除けとして使われますが、ヒイラギの葉の棘
が鬼の目をさすので門口から鬼が入れず、またイワシのにおいで鬼が近寄らないと。
この風習は中国から伝わり平安時代から現在まで親しまれていますし、節分と言えば
豆まきと恵方に向いての巻きずし丸かじりとして定着しています。
冬の風物詩と言えば私たちの住む京都では「初天神」も忘れてはなりません。
今年は好天に恵まれて例年以上の人出でした。いつもなら早咲きの梅が参拝者を楽し
ませるのですが、境内にある数百本のうちわずか3~4本の木にポツリと咲いている
だけです。
写真上から、参道入り口の大鳥居、参道を入ってすぐ左側の東向観音寺、楼門にかかる
三輪画伯の大絵馬、本殿前の前の参拝客、東門入り口横の長五郎餅の出店です。