草花探訪

季節の草花苗づくり

今年も半分過ぎました

2017年06月28日 | 花の写真

今日は6月28日、あっという間に一年も半分が過ぎました。一時快進撃していた阪神も

今朝の雨のように湿りっぱなしの5連敗とか、がん闘病の小林麻央さんの訃報とかいろいろ

ありましたが。

 

気持ちを持ち直して、まずは季節の便り「北野天満宮の大茅の輪くぐり」から。

カヤにご利益があるとする風習で、厳しい暑さを迎える前に無病息災を願って、楼門に

掲げられた直径5メートルの茅の輪、開門5時と同時に参詣者が訪れ、次つぎとカヤを

抜いて持ち帰ります。午前10時、NHKテレビが取材に来たときは茸の骨組みだけが。

 

次は、毎年開催の6月第3金曜日の会(市教委生徒指導課のOB・現職の会)に出席、

苦労を共にした仲間と出会ってきました。

藤田前副市長もかって勤務された仲間の一人、今回もご出席で楽しく歓談。

40年ほど前、新採で向島東中に赴任してきた丸岡・峠先生もすでに校長を退職されて

いて苦労話を懐かしそうに話され、お会いする多くの方が私に世話になったと昔話を

してくださるのですから楽しくって楽しくって。(こんな時に耳の痛い話は誰もしない)

 

最後はこの時期の花、私は毎年出かけブログにも紹介してきた花、妙心寺の塔頭

東林院の「夏椿」です。

夏椿はツバキ科落葉高木、別名シャラノキ。仏教の聖樹沙羅双樹に擬せられて

よく混同されるが別種。

「朝に開花し 夕方には落花する 一日花」

梅雨の頃、小枝の薄い緑の葉のわきに、白い五弁花を咲かせて夕方には落花。

花のすぐ横には多くの蕾があって、欠かさず翌朝次の花を咲かせます。

日本では「朝に咲いて夕に落花する」ことから、諸行無常を象徴する花として大切に

され、寺院に多く植えられています。

一方、よく似た樹(一日花・途切れることなく次々と花を咲かせる)に「ムクゲ」があります。

韓国の国花です。どのような荒れ地にでも育ち、木全体に一気に咲くのでなく少しずつ、

つぎからつぎへと閉ざすことなく咲着続けるところに国の繁栄を重ねているのだと思います。

これからの写真は26日(月)午前中に写したものです。

    

    

落花の数が今年は多いように感じました。

きちんと正座をしながらお話を聞いたり、縁側で足をぶらぶらさせながら鑑賞したり。

御抹茶と和菓子のお接待、住職さんの饒舌な法話つきで1600円。

これから雨の中、全市老人会主催の「歩こう会」に参加です。ですから朝7時投稿。


二週間ぶりの慈雨

2017年06月21日 | 花の写真

この数年、季節を問わず、”照れば干ばつ降れば洪水”と、極端な気象に見舞われる列島

ですが今年も例外でなく、梅雨入り宣言があってからは2週間晴天続きの空梅雨でした。

澄み渡る青空の元に咲く花の風景もよいですが、今旬の花紫陽花には雨が似合います。

雨に濡れた花の写真を撮りたくて、梅雨入り宣言後2週間、雨を待ち続けていました。

昨夜半からの本降り、ようやく今朝早く自宅のガクアジサイを写したのが下の写真です。

また、子どもたちも雨で生き返ったかのように、水たまりに雨靴を踏み入れてしぶきをたてたり、

傘を回しながら、はしゃいだ声を通学路に響かせていました。

子どもたちの元気な姿に励まされて雨脚強い中、挨拶を交わして帰ってきたところです。

 

私たち夫婦のことは先日のブログにも書きましたが、「亭主(奥方)元気で留守が良い」を

じで行く似た者同士で、80歳を超えても健康寿命を伸ばしていられることを小さな自慢

にしています。

奥様?は俳句と太極拳を趣味として、ともにそこそこの力量らしいらしい。それに比べ亭主

(ぬれ落ち葉?的存在)の私は花苗づくりと家庭菜園、そして下手な花写真撮影が趣味。

人と比べるのでなく{下手な横好き}、楽しければよいと達観しようとしていますが。

よく言われる「老後の夫婦は共通した趣味をたにしむ」ことが大切と。私たちはその逆を行く、

趣味で出かける時はお互いばらばらに行動するのが基本としています。

そんな風変わりな夫婦ですが先日、「俳句の題がアジサイなので三室戸寺に行きたい」と

言い出して、本当に珍しく19日(月)に二人で出かけました。(だから雨が降った?)

贅肉目立ちおじいそのままの表情ですのでここにのせるのは躊躇したのですが。

    

まずは三室戸寺の風景から。

西国観音霊場十番の札所、アジサイだけでなく春先のつつじと石楠花、夏は蓮の花の

名所としても有名。女房の行きたがった一つの理由は「朱印帳」にあったようです。

建物では本堂・阿弥陀堂・三重塔・鐘楼などがありますが代表して本堂の写真を。

本堂前の境内に植わる蓮は7月が見ごろです。

山門をくぐるその前後の杉林と斜面いっぱいに植わる紫陽花は写真のスポット。

真っ青な紫陽花を入れて。

斜面沿いに紫陽花園を縫うように切り開かれている山道には鑑賞客で数珠つなぎ。

紫陽花園の中にある唯一の茶店。境内一帯は飲食禁止です。

杉木立を入れた写真をと。

ホンアジサイとガクアジサイ、多くの種類が今が盛りと咲き誇っていましたが、鞠型の

ホンアジサイは水不足で元気がありませんでした。

次にガクアジサイの写真をいくつか。

 

 


80歳の体力づくり

2017年06月14日 | 花の写真

梅雨入りしたとは思えない空模様が続きます。老人にはありがたい天候です。

確か1週間前の水曜日は本降りでした。それから今日(14日)までの一週間は透き通る

ような青空のもと、暑くもなくさわやかさを感じる気温の日が続きます。

 

私は夜明けとほぼ同時にウオーキングを開始し、約80分間(約8千歩)歩きます。

その間に、百mほどスロージョギングをてし百mほどを歩くという動作を5~6回入れて。

これを毎日続けるのはきついので、2日歩けば1日休むというパターンで実施していますす。

80歳を超えるとこれが限界です。

歩くだけなら2時間ぐらいは休まずに歩けますが、小走り程度のジョギングでも百mで息が

上がり苦しくなります。苦しい、つらい、しんどいことは長続きしません。

「無理をしない」が(後期)高齢者の体力づくりのモットーです。

80歳になっても背筋をピンと伸ばして歩き、自分のことは自分でできる体を維持したいと

思って頑張っている私です。

 

私は校区の老人会の会長を引き受けているので、昔取った杵柄よろしく、体育教師の

経験を生かし、「ウオーキングの仲間づくり」をと翔鸞学区老人会主催の歩こう会を計画し、

2か月に1回のぺーすで、参加を呼び掛けています。

「筋肉は何歳になっても増やせます。あきらめないで」「一度落ちた筋肉も、何歳になっても

現状以上には増やすことができる」と呼びかけ、いつまでも自分のことは自分でできる、

”寝たきりリスク”に先手を打つ仲間づくりに励む心づもりです。

そのために、これとは別に、健脚者を誘って、月1回、市老連主催の歩こう会(約6キロ)にも

参加しています。

 

さて、先日も南禅寺~動物園~平安神宮方面に出かけましたのでその報告です。

88歳が最高齢、23名の参加でした。高齢者が多いのでぶらぶら歩き、距離も3キロ弱。

テレビのサスペンスドラマのロケでよく使われてるところで私も1枚。

 

動ける体作りについt長々と書きました。以前にも書いたことと重複したことを。

このあたりで今週の花の写真紹介に映ります。

「花菖蒲」です。アヤメ科の仲間ですが野性のノハナショウブをもとに、江戸時代に多彩な

品種改良がされて発展、浮世絵や日本画の画材としてもポピュラーな花です。

アヤメ・カキツバタに似ていますが、最も簡単に違いを見分けるのは花弁の付け根が

黄色であるところ。

また、花弁の色が多彩であること、それにアヤメ・カキツバキの花弁は3枚ですが、

花菖蒲は3枚のほかに花弁が六枚の「六英咲き」や八重咲などがあって

華やかで豪華なところも。

    

「キショウブ」です。

以上は自宅近くの法金剛院で写してきました。ここは「花の寺」ともいわれ

この時期はアジサイもきれいに咲いていますし、7月に入れば「ハス」が

きれいです。

植物園の花菖蒲も今が見ごろです。

 

 

 


梅の実が熟する頃

2017年06月07日 | 花の写真

昨日までの数日、空の青さが際立つ快晴続きでしたが、今朝は一転、シトシトと雨降り日

です。

近畿地方の平均入梅日が7日だそうですから、ひょっとすると入梅宣言があるかも?

さて、早春に枝いっぱい花を咲かせていた梅花も梅雨のこの時期に実が熟し始めます。

散歩コースの北野天満宮の梅の木も実をつけ、ウオーキング途中のこの年寄の心を

和ませてくれます。

私は「花が咲けば実がなる」事はごく自然なことと、ずっと疑問も抱かずに眺めてきました。

でも、詩人吉野 弘さんの「生命は」という詩を、東日本大震災で大きな被害を受けた

とある「報道番組」で聞いてから、そして新聞の活字に接してからは一転しました。

その詩というのは

「生命は自分自身だけでは完結できないように作られているらしい。

花もめしべとおしべが揃っているだけでは不充分で

虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする………」と。

そして吉野さんの詩は

「私も或る時 誰かのための虻(あぶ)だったろう、

あなたも或る時私のための風だったかもしれない」と終わっています。

 

存在もありがたさも見過ごしがちな小さな空気の流れや小さな昆虫、でも風も虫も

いなければ花は結実しないと。

後期高齢者になってそんなことに気づいたのかと笑われるかもしれません。でもこれからの

生き方を教えられたように思ったのです。

「私は人に支えられて今日があるのだということを忘れず、そしてだからこそ残り

少ない人生を、少しでも人を支えられることを行っていこうと心がけて生活しよう」と。

梅の実を見ると再確認する私です。

 

さて、入梅のこの時期の季節の花を紹介します。

睡蓮です。睡蓮は照りつける日差しの元、水面を覆う緑色の葉の間から白色や淡い

赤紫色の花をのぞかせ、涼やかに咲く、今が旬の花です。竜安寺の池(容鏡池)には

葉が水面を覆っていて、修学旅行生などが足を止めて見入り、カメラに収めていました。

    

 

これだけでは物足りないので、時期を少し逸した感がありますが植物園のバラの

写真を少し。

バラの花の種類は多く、どの花もきれいで優劣つけがたいので目移りがして困りました。

人の名前がつけられている花から。

アンネフランクとモナリザ、そしてプリンセスミチコ

地名のつけられた花でひき付けられた花衣笠・金閣・大原女