草花探訪

季節の草花苗づくり

早春の花

2015年02月25日 | 花の写真

俳句では「三寒四温」は冬の季語ですが、春先の今こそあてはまると思わせる昨今です。

この一週間を振り返ってみても最高気温が15度を超える日があるかと思うと最低気温

がマイナスの日があるといったように、季節の移り変わりの歩みは速めたり緩めたり。

先週末、久しぶりに春の日が注ぐ朝、ウオーキングコースの横道にコブシの花芽が銀色

に光っているのを発見しました。寒い時はついついうつむき加減で歩くことに専念し、

梅の花以外の周りの様子を観察する心のゆとりがなかったようです。

昨年もこの時期に春の訪れを知らせる野草に出会ったことを思い出してゆっくり

と探しながら歩を進めました。でもフキノトウに出会いましたが昨年確か出あった

スミレ・タンポポは見つかりませんでした。梅の開花が遅れているように野草も

時期を待ってるのでしょうか。

やっと平野神社の桃桜のつぼみが少しふくらみ薄い桃色をのぞかせているのを

みて、春との距離が近づいてるのを知りました。

その後、陽気に誘われ植物園で「早春の草花展」が開催されているのを思い出し

足を延ばしました。まだ使い慣れていないカメラの練習を兼ねてですが。

野草展は期待ははずれ、ほとんどが花屋の店頭に並んでいるもの、しかも狭い

場所に数多い鉢植えが並び、被写体選びにひと苦労でした。

やっと見つけたブルーの花(ルリカラクサ)、手前の葉にピントがあって肝心の花は

ピンボケ。ピンクの花(アクロクロニュウム)は花にピントはあってますが背景ボケ

できずベタとした写真です。

ゆっくりと狙ったフリージィアはまずまずの出来か。

カメラを構える人が多いので遠慮して狙い定めずついついパッとシャッター

を押す悪い癖が影響したと反省。

小休止の後、お目当ての「ネコヤナギ」「菜の花」はマイペースで写し、自分と

してはまずまずの出来ばえと納得。

次に今週の花、代わり映えしない「梅」ですが、梅のマークのような一重咲きの

一輪にピントをあわせてみました。花弁がはえる背景色をと考えてるのですが

見つけることできませんでした。

最後に、私の近況報告です。小・中・高ずっと続いている友達6人衆、今回は

嵐山の松籟庵での食事会。78歳の老人ですが今もつい「・・チャン」と呼び合う

友達です。

 


春の便りを求めて

2015年02月18日 | 花の写真

今年も寒さに向かって開く紅白の梅の花に励まされてスタートし約50日が過ぎました。

その間、寒々としたウオーキングコースの風景の遠くから早春の足音を聞きなが日課

の見守り隊と散歩を続けています。

例年より早く開花し始めた北野天満宮の梅の花も、寒波に影響されて梅便りは進まず

まだ「咲き始め」です。有料の「梅苑」もオープンしましたが観梅客もまばらです。

毎年最初に開花する紅梅の木を含め、早咲きの木が集まる本殿西南の境内、

今年から有料区域になって白・紫の幕で囲まれ参詣者をがっかりさせています。

北野天満宮は約50種1500本の梅の木があり、京都でも有名な梅どころ。

楼門をくぐって本殿までの参道、特に東側(向かって右)は見頃です。

すぐ前には伏臥の牛の石像が迎えてくれますがその背後の梅もきれいに。

次に本殿の東側および北側はちらほら咲です。

上(北側)の写真の奥に赤い鳥居が写ってますがそこが移転した「絵馬掛け所」。

受験シーズンが大詰を迎え学問の神様として知られる菅原道真をまつる

天神さんには祈願する参拝客と絵馬であふれてます。

この時期修学旅行の生徒さんも多く、撫で牛の頭ををさすって祈願する姿は

ほほえましく感じます。

さて「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」(嵐雪)の句にもあるように梅の花は

満開も見事ですが咲き始めの時こそ梅の梅らしさだろうと思い写しました。

まずは背景をぼかした花姿です。

久しぶりの青空を背景に。

最後に、15日の京都マラソンの様子を平野神社西側で写したものを添付

します。立命大の応援団・チアガール・ブラバンの熱烈な応援がありました。

 

 

 

 

 


天神さんの梅公開

2015年02月11日 | 花の写真

北野天満宮の梅苑公開を知らせるポスターに「天神さんの梅公開」とありました。

「梅苑」・境内には約50種1500本の梅の木があり、その中の早咲き種がちらほら咲き

始めました。ちなみに有料の観梅客もチラホラとまばらでした。

境内に咲く梅を見つけてカメラを近づけ顔を寄せている姿に、春との距離を測り、あるいは

春の足音を聞いてるかのように思いましたのでパチリ。かすかな香りも伝わってきました。

10日現在の開花状況は「咲き始め」です。年末年始にかけて例年より早い開花と

報じられていた梅も、その後の厳しい寒さのためかポツリポツリと開花の歩みは

ゆっくりです。下の2枚は中門をくぐって本殿へ通ずる石畳の道からの眺め。

さて、今週の花の紹介は梅ではなくてツバキです。

漢字で「椿」、木偏に春と書くように春を代表する花ですが、11月ごろから咲き

続ける「サザンカ」のように、花の乏しい冬に咲く貴重な花木です。

それに日本に自生する花木であること、花だけでなく幹は建材、種子は食用・

香料にと生活と切り離せない貴重な植物です。

種類も多いのですが真冬に咲く椿は「サザンカ」「ヤブツバキ」「ユキツバキ」の3種。

唱歌「たきび」に歌われているようになじみ深い花、私の散歩道でも上の写真の

ような生垣がところどころにありつかれた老体を励ましてくれます。

花色も赤・白・桃と、そしt一重咲きだけでなく八重咲と目を楽しませてくれます。

最も身近にある椿は「ヤブツバキ」、北野・平野両神社でもよく見受けられますが、

大木に育っていて花姿をきれいに写せません。椿の特徴である花全体が落下

(サザンカは花弁一枚ずつ)する様子を近くの寺院で。

下の写真は北野天満宮で。ヒヨドリが花の蜜を求めて止まっているところを。

さて、この時期の風物詩として欠かせることができないものとして京都市小学校

「大文字駅伝」大会があります。

小学生ランナーが白バイに先導され、大都市の公道を走る全国唯一の駅伝大会、

スタート地点のすぐ近く、平野神社前で写したスタート直後の2枚です。

最後に、毎回私が感じる幼児・老人のほほえましい写真を紹介してきましたが、

今回は老人2枚です。

顔見知りの方がお孫さんを応援されていたのでその声援の様子をパチリと。

最後は私です。立って挨拶している小さく映ってるのが私です。老人会の会長

として懇親会で挨拶している所です。30数名参加の中で78歳の私は年齢順

ではまだ中ほど。

 

 

 

 


「寒」?極まる寒さ

2015年02月04日 | 花の写真

ついこの間年を越したと思ったらもう2月、今日4日は立春です。どうして歳をとると月日の

過ぎるのが早いのかと、感じる時間の長さは年齢に反比例するという「ジャネーの法則」

を実感しています。

振り返ってみると月末月初めをまたぐ今週、旧暦の暦の上では4日の立春からは春が

始まる日とされていますが、最高気温は平年を2~3度下回る極寒でした。

極め付きは月初めの1日の降雪です。10cmほどの積雪をみて、年甲斐もなく夜明けを

待って飛出し雪景色を写してきました。

上は午前7時前、雪が降る参道の風景です。中門をくぐってすぐ左側の絵馬堂

では数人の老人が体操をされているのに出くわしました。

北門をくぐり歩みを平野神社へ。人影もなく閑散とした風景でした。

この雪も10時過ぎに冠雪した梅の花を写しに再度訪れた時にはほとんど溶け

ていました。

さて、日課のウオーキングで出会う風景の紹介ですが、今週は平野神社・

北野神社の節分行事の写真です。

平野神社は午前10時から、「神楽」と「通し矢」の奉納と豆まきがありました。

参拝者約100名とこじんまりした節分行事で、私も福豆を1袋ゲット(授与)、

袋には”福は内 笑いのもるる 家の外”との句が。

午後1時からの北野天満宮の節分豆まきは華やかでにぎやか。狂言奉納・

上七軒のきれいどころの舞、そして豆まきです。ざっと千人ほどの人出、とても

近寄れず福豆も手に入りませんでした。

終わりに今週の花、「ニホンスイセン」です。雪の中でも咲くという意味で

「雪中花」という別名をもち、春の訪れをいち早く告げる花です。

名に「ニホン」が付き、淡路島など自生群落があるところから日本原産と

思われがちですがヨーロッパ原産です。平安末期~室町時代に中国経由

で渡来したそうです。

清楚な花姿と甘い香りが魅力ですが、いざ写真に写すとなると気に入った

写真が写せませんでした。まずは雪かぶる水仙です。

背景をぼかして花を引き立てようと試みたのですがうまく写せません。

次の2枚が自分としては及第点の写真です。