草花探訪

季節の草花苗づくり

大寒の名の通り

2018年01月31日 | 花の写真

今が旧暦二十四節気でいう「大寒」、一年で最も寒さが厳しいころです。

大寒の名が示す通りこの数日の厳しい寒さにはうんざりです。

最低気温0度以下最高気温が5度以下の日が続きました。そのうえインフルエンザの

蔓延です。老人は特に気をつけねばなりません。

よく「年齢をかさねると月日の流れがどんどん早くなる」といわれますが

この数日は一日の長かったことか、週間天気予報にいつ暖かい日が訪れるか、

テレビの画面見つめ心待ちにしていた一週間でした。

 

寒い上におり悪く初天神縁日の日は一時前が見えななくなるほどの降雪。

受験シーズンということで、雪の中にもかかわらず合格祈願で訪れた参拝者も多く、

積もった雪で転ぶ(スベる)ことがないようにと、関係者は参道の雪かきと

凍結防止剤散布に余念がない姿に心を厚くしたり感謝したり。

蕾がほころび始めた早咲きの梅の花もまた固く閉じてしまう感じの寒さでした。

 

年明けてからの一か月、平均寿命の80歳を越しても自分で歩ける体を維持しようと、

肌を刺すような寒さの中での早朝ウオーキング(5時15分出発、約1時間6千歩、

2日歩いて1日休みというインターバル)続けてきました。

狙いはよくても体を壊しては元の木阿弥ではないか、午前でも午後でも歩こうと

思えばいくらでも時間はあるのに、と迷いつつ続けた一か月でした。そんな中

先日ふらっと立ち寄った書店に「ボケずに元気に80歳!」という本があり、

自分の今の思いを言い表した表題が気に入って即購入。

その本にボケないための7カ条とあってその第一が「とにかく歩くこと」と

ありました。(①とにかく歩くこと ②指先を使うこと ③アウトプットを

④ボランティアを ⑤自分ですることを見つける ⑥社交的でいること

⑦ボケ始めてもできることを)

本には”体は心を作り、心は体を作ります。歩かなくなると呆けが進行します。

散歩で外からの刺激を受けることによって身体も脳も活性化します” と。

「いつ歩くかより、まずは歩き続けること」と改めて思い知り、少し逃げの

気持ちが消えて元気が出ました。

久しぶりの太陽に誘われて植物園へ出かけ、写した椿の花で今回は終わります。

 


梅一輪ほどの温かさ

2018年01月24日 | 花の写真

1月下旬に入って梅の名所で有名なここ北野天満宮の梅もようやくほころび始めました。

先々週の極寒の寒さから一転、先週は桜咲く3月の中旬の温かさに固い蕾も膨らみ始め、

中には一輪一輪と花開き始めています。

私がデジカメで花を写しパソコンに取り入れてから9年が経過しますが、それを見ると昨年

までの連続3年間だけが年末に開花、その以前6年間の開花は1月に入ってからでした。

ということは今年の開花は例年並みということで決して遅いというわけではなさそうです。。

本殿を囲むように植えられている百本余りの梅の木の中で毎年真っ先に咲く木があります。

白梅は本殿裏側と宝物殿前の木、紅梅は絵馬掛所の前の木ですので訪れた方はぜひ

探してみてください。

直径2㎝はどの花径、細い枝が交差する奥にある花弁に、ピント合わせだけでも大変なので

花を引き立てる背景色まで選べませでした。

梅は桜の花のようにつぼみからパッと花が全開するのではありません。下の写真のように

少し色づいて膨らみ始めたつぼみから半開きのような状態になるのに数日経過し、全開する

にはさらに数日を要します。

今、数本の木につぼみが膨らみだしていますが、天満宮の多くの梅の木に花咲き始めるのは

2月に入ってからでしょうから、観梅目的なら「梅苑有料公開」が始まってからがお勧め。

梅の花が寒さの中に咲くさまは、寒さに耐える人々に勇気を与え、小さな花なのに幸せを

感じさせる芳香を漂わせるところから、古く万葉の時代から愛され万葉種には118首も

読まれています。(ちなみに桜は42首)

 

梅より一足早く咲く花に「蝋梅」があります。天満宮本殿の西側に2本の木があり見頃です。

香りに敏感な方は花姿より先に香りで見つけられることでしょう。

花弁に蝋細工のような質感があり、名前の由来となっています。冬季は花の少ない時期、

花自体は小さいですが黄色い花を咲かせますのでひときわ目につきます。

それに梅と同じで芳香を放ち人を楽しませる花木です。

 

この時期、入試合格祈願や書初め展などで来られる方も多く、その様子をスケッチ風に

カメラでとらえてみましたのでその紹介で今回は終わります。

まずは家族ずれの姿。

車椅子の祖母を案内してこられてる孫の青年には心打たれました。

先生の引率で訪れた園児たちのほほえましい姿にも。

     

 


「寒の入りは雪と極寒」

2018年01月16日 | 花の写真

この一週間の寒さは半端なものではありませんでした。最低気温が零度以下の日が5日も

続き、-2.9度という日もありました。

日課の早朝ウオーキング中、風に痛さを感じました。寒さで痛さを感じたことは本当に久しぶり。

年老いた私が頑張ってウオーキングに励むのは「夫婦そろって健康寿命を延ばす」ためであって

決して頑丈な体躯や強力な運動能力や筋力を狙ったものではありません。

今後、たとえいろんな病気を抱えたとしても、日常的な介護を必要としないで、自立した生活が

できる体であるようにと願って歩いているのです。

今回の寒さで、その早朝ウオーキングをすることに強く不安を感じるようになりました。

朝の5時過ぎに、起き抜けの空腹の常態で、肌を刺す寒さの中に飛び出して歩き始める

ことで心臓や脳の血管は大丈夫なのかと、心配になりました。

老人は風呂に入るとき、脱衣場・風呂場の気温に注意するようにと聞着ますが、であれば

早朝ウオーキングの時が余計に心配に。

午前でも午後でも運動に一番適した時間に行おうと思えばできる年寄の実です。

、なんでわざわざ寒中の早朝ウオーキングにこだわるのかと、そんなことを考えさせられた

一週間でした。

 

さて、今週の風景写真に写ります。一月の第2日曜日は「全国都道府県対抗女子駅伝」

があったり、「大学センター試験」や「市立中学校入試」があったりして私の住む北野界隈

はにぎわいを増します。

それに去年もそうでしたが今年も降雪に見舞われて。

まずは雪化粧した天満宮と平野神社の風景そして、受験の前に合格祈願する親子。

 

まだ梅は咲きません。前回も紹介した花たちの十月桜・水仙・山茶花・ナンテンの雪化粧。

最後は女子駅伝の熱戦から。女子駅伝の魅力の一つは年下の選手から年上の選手へ

(その逆も)タスキを渡すときの表情。(残念ながら中継点には近寄れずTVの画面から)

1区中継点の400m手前(白梅町交差点)でラストスパート掛ける選手と応援者。

私としては応援者の表情がうまくキャッチできたと思われる写真です。

9区アンカーのデッドヒートの様子4キロメートル地点。(一流選手をめがけてシャッターを)

2位集団3人、長崎・京都・大阪の選手の力走。

3人のピッチも足の運びも左足前も一緒。

 

 


私の年末年始報告

2018年01月10日 | 花の写真

2018年がスタートしてから10日が過ぎました。

私は昔式(数え)でいえば83歳の正月、今更今年の抱負とか改まっての決意はありません。

女房との二人だけの生活です。お互いにまずは健康第一をモットーに、そしてなるべく

女房の気持ちを気遣って生活していこうと思っています。

 

さて、今年の第1号のブログは「草花探訪」の名にちなみ、この時期に咲いている花の写真

の紹介から。

早朝ウオーキングで訪れる北野神社の「梅」の花と平野神社の「十月桜」・「日本水仙」です。

まず天満宮の梅の花ですが、この数年は暖冬だった影響で年末には咲き始めていたのに、

今冬は年末年始の冷え込みの影響で「つぼみ固し」です。

やっと一本の木に白梅2輪咲いているのを見つけました。紅梅はまだ開花していません。

桜の名所平野神社には十月桜の木が数本植えられています。名前の通り十月ごろから咲き

始め、真冬の間も休まず4月早々まで咲き続けます。花の色は白色か薄桃いろ、花径約2㎝

で一重咲きあるいは八重咲。

花の少ないこの時期に可憐な花姿と快い香りで楽しませてくれる花、それは日本水仙です。

日本では正月を飾る花として親しまれてきました。

この花について私の心に残る思い出があります。

阪神大震災の時、災害地を訪問された皇后陛下が、皇居に咲く水仙の花17本を摘み、

花束にして持参して手向けられた風景です。

 

次に正月風景から。

平野神社はご近所の方が氏神様へお参りする昔懐かしい風景がありました。

神殿のすぐ横には十月桜が色添えて。

北野天満宮は大変な人出で三光門の外から参拝者が並び拝殿に近づくのに大変苦労し、

多くの人は本殿から数メートル離れた遠くから御賽銭の硬貨を投げ神殿のわきに回って、

そっと「二礼二拍手そして一礼」と。(私は元旦の早朝散ウオーキングで5時に参拝)

書初めをする人、合格祈願をする人など正月ならではの風景が。

 

最後に蛇足じみますが私の年末年始の報告です。

毎年恒例になっている長男一家との近場(今年は淡路温泉)の一泊旅行、帰りは明石の

魚の棚市場で正月用品の買い出し。(私の役割は並んで「魚秀」の焼き鯛購入)

30日は孫2人を手伝いにして「餅つき機」で3軒分の「鏡餅」と「小餅」づくり。昔はどこのお家でも

餅をつき、お鏡餅を作ったものです。私の父がしていたことを見よう見まねで覚え、それを今、

孫たちに教えています。

元旦の昼は長男一家との会食、二日目の午前は二男一家と。そして午後3時ごろからは、

私が子供の頃に住んでいた小さな三軒長屋に、私の兄妹4人とそれぞれの家族が集合して

の食事会。(今年は9家族24人)孫たちにとってはお年玉集めの格好の場。