草花探訪

季節の草花苗づくり

薫風の季節なのに

2019年05月29日 | 花の写真

新天皇が即位され令和時代が幕あけして早くも一か月が過ぎようとしています。

 

毎年この時期にはペナントレースから落ちこぼれていることが多い「ダメトラ?」も

今年は珍しく3位で勝ち数がプラス3。いい気分です。

薫風の五月と言いたいのですが京都市では、真夏日が6日も続く季節外れの暑さが。

北野天満宮を参拝する修学旅行生納入会員数服装も衣替えを済ませ、すっかり

夏姿です。

 

相撲夏場所のこの時期は、閑な午後はTVで相撲観戦がメインです。

女房が元貴乃花部屋フアンですから、十五日間、夕食時の話題は御贔屓の

力士の取り口が中心で、会話が途切れません。ありがたい期間です。

(千秋楽の日のトランプ大統領の姿をテレビ画面からぱちりと)

 

 

気象庁が「真夏並みの危険な暑さ」と警戒を呼びかけていたさなかに、82歳の私は

早朝散歩をしたあとも引き続き、午前中にカメラをぶら下げて再度出かけて季節の

花を求めて歩いたりしていました。

でも、やっぱり老化には歯向かえず、体は「暑熱純化」ができていませんでした。

過信は禁物、ちょっとした油断で不覚にも夏風邪をひいてしまいました。

 

そのようなわけで早朝散歩もカメラ散歩もやすんでいますが、一昨日(26日)

の月曜日、地方紙(京都新聞朝刊)に植物園の薔薇が見頃との記事に誘われて

出かけた時に写した写真を紹介して今回は終わります。

薄いピンク色の薔薇の花はクイーンエリザベス

赤色の花がプリンセスミチコ

でも私の目を特に引き付けた薔薇はアンネフランクの薔薇でした。

蕾期は赤く開花し始めると黄色に、成長とともにピンクから赤色へと。

 

薔薇は房咲きが多いため独立した一輪を写すのがむつかしいでした。

それに花の多さと美しさにに圧倒されて。

 

 

 

 


一日遅れの定期便

2019年05月23日 | 花の写真

(毎週水曜日の定期便と称して続けてきましたが私用が重なって一日遅れました)

 

さて、立夏のこの時期は毎年のことですが懐かしい先輩や旧友と再会できる会合が

二つありました。

一つは昭和26年度京都市立衣笠中学校卒業3年2組のクラス会です。

定年(60歳)退職後、毎年一回クラス会を欠かさず開催してきて、今年も16人が

集まりました。

みんな82歳の老人です。

まだ現職でバリバリ高収入を得ている人も2~3人いますが、ほとんどは歩行時は

杖が頼りという人、百メートルほど歩行すれば一息つくほどの体力が落ちてる人

といったように、昔の元気さはなく正真正銘よぼよぼの老人がほとんどです。

中学校時代は戦後の混乱著しい昭和24年~26年の3年間、新制中学校制度発足

間もない時でした。

食事すら三食満足に食べられなかった物資欠乏時代です。

当時、唯一楽しい思い出は学校で過ごした時間帯での出来事、だったから余計に

懐かしいのですし話に花が咲くのだと思います。

中学校教師を職業にしていた私にとっては教えられたり反省させられたりする

機会でもあるわけで、ほとんど聞き役に回っていました。

 

もう一つの会合は「京都市立中学校退職校長会総会兼懇親会」です。

毎年、門川市長・有田教育長がおいでになり短時間ですが歓談できることが

楽しみなのです。(市長は年々和服がお似合いになっていきます)

懇親会では先輩校長諸氏と、そして同輩や後輩の方々と歓談する事も楽しみでした。

今回は60人の参加でした。

ちなみにこれまで保健体育教師をしていたもので夫妻ともに校長職を務めたのが

三組あります。(私たち・細野夫妻・長者夫妻では三組とも出席)

 

懇親会ではお互いの苦労話はしあいますが、思い出したくないような、マイナスな

内容は避けるように心がけていますので、和気あいあい昼日中からの懇親会です。

今年は体育の教師仲間の後輩である森田先生(元体健室長)が今春叙勲されました。

それに前年に叙勲された体育の後輩米田先生(元校長会長)と私と併せて3人で

苦労話に花を咲かせました。懐かしいひと時を過ごせました。

私も8年前に瑞宝双光章を受賞しましたので写真は叙勲経験者トリオです。

 

皇居に入れたこと、天皇陛下(当時)に直接お目にかかれたことをいまでも

女房は喜んでくれているようです。

(皇居では写真は取れませんでした、というより携帯不可でした。下の写真は

伝達式会場前での記念写真)

 

最後になりましたが今週の花です。

今週は外出の用事が多く、ゆっくりと花を探すことができませんでした。

近場の平野神社の桜苑ではこの時期「ジャーマンアイリス」が咲きます。

日本原産の「花しょうぶ」に似て花弁が大きくカラフル、乾燥に強いので

庭植えに適しています。その紹介です。


青葉に誘われて

2019年05月15日 | 花の写真

「新樹風」という言葉があります。

若葉が芽吹いたばかりの木々の中を吹き抜ける風をそのようにいうそうです。

早朝ウオーキングに出かける5時、初夏の今頃はちょうど日の出の時刻です。

家を一歩出ると目にはやわらかい日差しを受けた若葉の青色が目に飛び込み、

体を包む風はまさに新樹風です。コースの北野天満宮は新緑に包まれています。

(写真は午後撮影したもの)

今日も元気で早起きしてよかったと思いながら平野神社へ向かいます。

といっても、いつもすっきっと目覚めて、気持ちよく早朝ウオーキングに

出かけているというわけではありません。のではありません。

 

老いがますます進みます。70歳代は二日歩いて一日休みのペースで一回7千~

八千歩いていました。それが80歳になってからは隔日実施、一回5千歩です。

歩く日の前夜は心が重いし、雨でも降ればよいのにと思ったりしています。

(いやならやめればよいですが)

少し大げさですが「サザエさん症候群」とよく似ています。(人気アニメ

「サザエさん」の主題歌を聞くと明日から学校・仕事と思って気分がふさぐ

という心理作用)

気が進まないがなんとか老化に歯止めをかけたいから歩いています。

それが今の私です。愚痴っぽくなりますのでこれで辞めます。

 

今週の花の話題に移ります。今週は「青もみじ」です。

この数日、NHKや民放の夕方の情報番組でよく紹介されていました

北野天満宮の「お土居・紙屋川ほとりの青もみじ」です。

青もみじ見るだけで入場料500円です。もったいないと思いながら入って

きました。

入り口横には千玄室氏の墨筆による石碑、入ればすぐお土居に出られそこから

本殿を眺める。

お土居を下ると紙屋川へ。鶯橋あたりがカメラスポット。

紙屋川沿いの風景。

青もみじの葉のいろいろ


私のGW報告

2019年05月08日 | 花の写真

通学路に子供たちの歓声が戻ってきました。

年中休日の私(82歳の老人)には「十日間の超大型連休」も平日並みのできごと

ですが、登校する子たちのはしゃいだ甲高い声を聞くとなぜか心が高ぶります。

 

さて、平々凡々のGWでしたが特記することをあえて探せば、母の祥月命日

(5月6日)に兄妹が集まって簡素な法事を営み母を偲んだことです。

私の母は戦中戦後の物資のない、日々の食べ物にすら事欠く時代に、私達7人

兄妹を育ててきました。

その苦労は筆舌しがたく、どん底の貧しい生活苦をなめてきました。

母は一番末の妹が高校を卒業したとき、ちょうど生活苦から解放されてほっと

一息つけるようになった時、胃がんで他界しました。享年67歳でした。

本人もまだまだ若く、私の子(母には孫)の守をしながら、自分の趣味を楽し

もうと思っていた矢先のできごとでした。

33回忌の法要も一昨年に済ませていますが、それとは関係なく毎年母の命日

には兄妹集まりささやかな法事を行っている私達です。

仏前には必ず神戸亀井堂の「瓦せんべい」と「ヨモギ餅」をお供えることに

しています。

母親は神戸の裕福な家庭育ちでしたので私たちによく神戸の話をしていました。

亀井堂の瓦せんべい、高砂屋のきんつば、モロゾフのケーキ等々懐かしがって

いました。

だから法事の粗供養には「瓦せんべい」を欠かさないことにしています。

ヨモギ餅は母の自慢の手作りのおやつでした。

世間では母の日は5月第2日曜日ですが、私達に5月の連休が母の日なのです。

 

さて、今回のブログの後半は今週出会った季節の花、アヤメとカキツバタです。

 

「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があるように区別がむつかしい花。

写真の上がアヤメ、下がカキツバタです。

花の形も色合いもよく似ていますが、よく見ると花びらの基のところがアヤメは

「網目状」の模様があり、カキツバタは「白」の目方があります。それが区別の

目印です。

鑑賞できる場所としては、アヤメは私の家の近くからでは「竜安寺」の池のほとり。

池のほとり、水中に根付いて咲いているように見えますが「排水の良い

陸上の乾燥地」を好みます。

ついでですが竜安寺は今、青もみじが見頃です。おすすめです。(500円必要)

竜安寺の手前、きぬかけの小路とその手前の立命館大構内や衣笠山も緑いっぱい。

 

次は「カキツバタ」、上賀茂の「太田神社」のカキツバタがこれから見頃です。

ここは5月中旬~下旬が見頃です。300円必要です。


[令和」初日

2019年05月01日 | 花の写真

今日5月1日は「令和」の初日、新聞の一面に「新天皇即位令和幕開け」の文字が

大きく踊ります。

昨日は終日どのTVのチャンネルも前天皇の退位にちなんだ内容ばかりでした。

私もBSチャンネルの阪神戦の中継をにらみつつ「退位関連番組」を見入って

いましたが。

 

国民と対話し弱者に寄り添う姿勢を貫かれた平成の天皇陛下、最後の言葉に

「世界の人々の安寧と幸せを祈る」とありました。

「平和と安寧を維持しつつ夢と希望に満ちあふれた”令和”という新しい時代が

築かれ行くことを心から願っています」という著名人の言葉、同感です。

 

さて、先日(4月27日)に京都市中学校春季総合体育大会の開会式が西京極

総合運動公園陸上競技場で開かれましたがその報告からです。

会を重ね今年は61回目、88校約7千人が参加され盛大にしかもどの学校も

立派な入場行進を披露しました。

この大会と私は深い因縁、つながりがあります。

私が京都市立朱雀中学校に体育教師として赴任したのが昭和35年4月、

第2回目の年でした。

入場行進は昔と同じ行政区順番で、第二回大会は中京区の学校が先頭を切って

入場することになっていました。

しかも中京区のトップが朱雀中学校でしたから、赴任早々の新米体育教師二人

(私と女房)は責任重大でした。

生徒の名も顔も性格も何もかもわからない状態です。

それに生徒指導上の問題を抱える生徒が多い集団でしたから大変でした。

でも行進練習の指導に頑張った甲斐があって「すばらしい行進だった」と

評価され、生徒たちからも親しみを持たれ、一目置かれる存在になれました。

私はその後、教育委員会の保健体育課に9年間勤務したこともあって

行事の運営に直接携わりました。

その後学校現場に復帰してからは勤務校の管理職として他校に負にけない

堂々とした行進ができるように頑張った、教職在職中切っても切れない

行事なのです。

それに今回は孫の末っ子の中学2年、衣笠中学校の行進に野球の

ユニホームで参加したこともあって。

 

次に今週の花(藤の花)の紹介です。

児童公園や寺社の庭園、それに学校のフェンスとどこにでも見かける身近な

つる性の花です。

たおやかに揺れる花姿が振袖の女性に迎えられる印象から花言葉「歓迎」。

     

日本原産のつる性花木、名前の由来は「吹き散る」に由来するとか。

この花は優美な花姿から古典にも頻繁に登場、平安時代に藤原氏の姓や家紋

にも使われるなど、日本文化に大きな影響をあたえた樹木である。

京都では宇治平等院の三尺藤がとくに有名ですが、無料で楽しめるところ

としては「鳥羽水環境保全センター」(鳥羽の藤)が有名。

次の写真は4月26日の午後に訪れた時に写したものである。

私の印象では一昨年に訪れた時よりも花着き悪く、藤棚前のサクラソウも

貧弱なように見えた。

広大な施設敷地の中、この辺りから公園エリア(975ヘクタール)に

3品種37本が植えられている。

     

訪問者の中に近くの養護施設の方たりが車いすでおいでになっていました。